先日、タイムラインでこんなツイートを見かけまして。
何かを成し遂げるために、ひとつのことを長い間やり続けていると、当然のように「俺はこんなことしていていいのか?」という疑問が頭をもたげる。投げ出すか?そんなときに必要なのは、忍耐でも根性でもない。ちょっとした喜びを見つける能力だ。やり続けることでほんの少し動いたものを発見する力だ。
— 柳澤安慶(二丁目ではヤナティ) (@ankeiy) 2015年12月12日
これがとても良い内容だなと思ったので、このブログでもご紹介しておきたいと思います。
理想と現実のギャップばかりに目を向けない。
どうしても僕らは「掲げた目標にどれだけ近づいたのか」とか、「いかに前年度に比べてドラスティックに変化したのか」とか、そんな理想と現実のギャップばかりに目を向けてしまいがちです。
そして、その理想とギャップの隔たりが大きければ大きほど、落胆してしまいます。
でも、少しだけ足元に目を向けてみると、これまでの自分たちの歩みによって変化していることっていうのは、山ほどある。
もし自分たちが行動を起こさなかったら、変わっていなかったヒト・モノ・コトって本当に山ほどあるはずなんです。
この変化にちゃんと目を向けることができれば、どれだけ理想と現実のギャップに萎えてしまって投げ出したくなったとしても、ちゃんと踏みとどまることができるはずなんです。
小さな発見の連鎖。
そんなことを考えていたら、ハコミドリの周防さんも同じようなことをつぶやいていました。
VOIDビフォーアフター。確定申告ほんと大変だったけど、私がいろんな人に『お店やりたいんです^^』って勢いよく話しかけなかったら、このお金は生まれなかったのか〜このコンビニ跡地はずっと閉鎖されたままだったのか〜と考えると、凄く感慨深い。
今日も沢山のご来店誠に有難うございました。 pic.twitter.com/52V8yGtDx1— ハ コ ミ ドリ / 周防 (@suosono) 2017年4月2日
これこそまさに「喜びをみつける能力」ですし、「動いたものを発見する力」ですよね。
voidは、創業時のクラウドファンディングで「灯台もと暮らし」も少しだけ立ち上げ時に関わらせてもらいました。
小さな経済を生む、私たちの拠点を創る −滋賀県琵琶湖畔「VOID A PART」プロジェクト− | 灯台もと暮らし
僕らがメディアとして協力させてもらった空間が、ドンドンと地域の人々に愛される空間になっていっている。まさに「発見の連鎖」だなと。
なんだか、ハッとさせられた瞬間でした。
自分たちなりの貢献感を持ち続けること。
自分たちの行動に対して誰かが無責任に下す客観的な判断なんか、正直どうだっていいと思います。
それよりも、自分たちの中で、しっかりとそんな小さな喜びや気づきを確かめながら、社会に対しての貢献感を持ち続けること。
それを絶えず感じ続けることができれば、人は必ず続けることができるんだと思います。
新年度を迎えるにあたって、理想と現実のギャップに色々とモヤモヤしていた部分もあったのですが、この気付きのおかげで、また新たな気持で1年を始めることができそうです。
参照:「暮らし」というテーマに人生を賭けることの意味。 | 隠居系男子