テレビ的からネット的へ。強固なファンベースをつくりあげるプロデュース業務の可能性。

今って、ネット上で活躍するインフルエンサーを「テレビ的」にするエージェント業務を請け負う企業が増えてきていますよね。

でも、その逆の視点もあり得る気がしていて。

具体的には、テレビで活躍する既存のタレントさんたちを「ネット的」にすると言いますか。

キングコング西野さんの言葉を借りると、認知→人気にするプロデュース業務、です。

今日はその可能性について少しだけ考えてみたいと思います。

1,000万人からの認知よりも、1,000人の強固なファンベースを。

確かに、ネット的な存在をテレビ的にするほうが「拡大させる」という意味では正しいと思います。

でもその分、成功できるひとたちも一握りになってしまう。

それよりも、パイは小さいかも知れないけれど、既存のタレントさんたちがネット的になったほうが、生き残るひとは圧倒的に増えるはずなんです。

具体的には、1,000万人からの認知は得られなくても、1,000人の強固なファンベースを作り上げたほうが、長く密に生きていける。

そうすれば、タレントさんにとってもファンにとっても、両者にとってWin-Winの関係性をつくることができる気がします。

もちろんネット上の活動だけではなく、リアルイベントなども積極的に開催できます。

最近の流れで言えば、音楽アーティストとファンの関係性にも近いかもしれません。

参照:質の高い100人の読者を集めることができれば、次のステップに進むことができる。 | 隠居系男子

テレビ→ネット(ファンベース)だって、進化の方向。

きっと、そうやってファンと直接交流したいと思っているタレントさんも増えてきているはずで。

ただし、現状は自己プロデュースに長けているひと、もしくは身近にネット的でも成功しているひとたちがいて、彼らから助言してもらえているひとがいるひとたちだけが、その領域に到達できている状態です。

それはちょうど、キングコング梶原さんが西野さんの助言によりYouTubeで成功し始めているように。

ネット的→テレビ的だけが進化の方向性ではない。

テレビ的→ネット的(ファンベース)だって、進化の方向だと思います。

最後に

そしてたぶん、僕らがテレビ的になっていくよりも、そんな小さなファンコミュニティの生態系をたくさん増やして、ビオトープのような大きな広場をつくったほうが楽しくなりそうな気がしています。

参照:小さな経済圏とコミュニティの関係性。 | 隠居系男子

また、これも「昭和と平成と令和の架け橋」になるための役割だなあと。

参照:「Wasei Salon」のこれから。 | 隠居系男子

平成コンテンツに熱狂して育った僕らができる唯一の恩返し。

若いころの僕らを楽しませてくれたタレントさんたちを、また勝たせたい。

そんなことを考えている今日このごろです。

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