雑誌「広報会議」にインタビューが掲載されました!「企業の広報は熱量を作り出すのではなく、既にある熱量を変換するべきだ」というお話。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

2日連続で告知記事になってしまうのですが、昨日発売された「広報会議2016年3月号」にインタビューを掲載していただきました。

今日はその告知と、その時に答えた「企業の広報担当者に伝えたいこと」について少しだけ書いてみようかなと思います。

連載「ウェブメディアで話題!キーパーソンに会いに行く」

僕が今回インタビューしていただいたのは、「ウェブメディアで話題!キーパーソンに会いに行く」という連載で、砂流恵介さんが担当されている枠です。

ちなみに前回は、「ジモコロ」の徳谷柿次郎さん。

参照:「ジモコロ」編集長の徳谷柿次郎さんに突撃!「はてブがたくさんつく秘訣ってなんですか?」 | AdverTimes(アドタイ)

このインタビューでまず何よりも驚いたことが、皆さんの事前リサーチがすごいこと。このブログの記事をかなり読み込んできてくださったのです。

インタビュアーの砂流さんを含め、3名の方が弊社のオフィスに来てくださったのですが、僕が半分ぐらいまで喋った段階で「あー、その話知ってます!」という顔で聞いてくださるのです。なんだかそれがとても嬉しくて、僕もかなり前のめりで話してしまいました。

その感動から、その日のインタビュー終わりにつぶやいてしまったのが以下のツイート。

「企業のウェブ広報担当の方に伝えたいことはありますか?」

さて、このインタビューで個人的に非常に印象に残っている質問は「企業のウェブ広報担当の方に伝えたいことは何ですか?」という質問です。

これまであまり考えてこなかったテーマではあるのですが、その時に自分から出た答えは「ブロガーさんたちの興味という熱量をもっと上手く変換しないと、非常にもったいない!」ということでした。

確かに企業の場合、コンプライアンスなんかの問題で外部のフリーランスのブロガーさんを使うのは、なかなかハードルが高いことなのかもしれません。

しかし、フリーランスのブロガーさんは、それこそ“信頼”で食べているわけですから、ある意味そのへんの会社員よりも、リテラシーが非常に高いわけです。

適当なことをやらかしてしまって信頼がなくなったら、一瞬にして自分の食い扶持がなくなってしまうわけですから、その危機管理能力は人一倍に強い。

だからこそ、「ブロガーさんをもっと信じて、彼ら/彼女らの情報発信力を使わない手はないですよ!」と僕なんかは思うわけです。

新しい熱量を作り出すのではなく、既に存在する熱量を変換した方が効率も良いし、持続する。

そもそも、新しい熱量を社内でつくりだそうとしても、そこには限界があります。ましてやブロガーさんたちの“興味という熱量”に敵うわけがありません。

だからこそ、必要に駆られて何か新しい熱量を自分たちでつくり出そうとするのではなく、既に存在する熱量をどう変換するかの方に重きを置いたほうが良いと思うのです。

企業広報の方は、どうやってそれを自社の広報に活かせるのかっていうことを考えて、そのために全力で動いた方が間違いなく効果をあげられるはずです。

力の流れの向きや、見せ方を少し変えるだけで良いので、そのほうがよっぽど効率がよく、持続可能性もあります。

そして、もう気付いている上手な企業さんは、そんなことを既に始めているんですよね。

参照
商品に自信のあるメーカーさんはブロガー向けイベントをもっとたくさん実施するべきだ!というお話。 | 隠居系男子

各国主要メッセンジャーアプリが使い放題!一時帰国する日本人や、訪日外国人観光客にオススメのSIMカード「FREETEL Prepaid Data SIM for Japan」 | 隠居系男子

その時に大切なってくるのは、従来の企業と消費者の関係のように、上下関係をつくってしまうのではなく、一緒にブランドや価値観を創り上げていく感覚を持たせることでしょうか。

社内(事業部)だけで完結させようとせず、外部のブロガーさん達を始め、インフルエンサーの方々とどうやって互恵関係を築けるようにするのか、それが今後非常に大切になってくる気がしています。(もちろん金銭的な面だけでなく、互いの満足感という意味も含めて)

参照:「ユーザーと友達になること」の重要性。『シャオミ 爆買いを生む戦略』を読んで。 | 隠居系男子

最後に

今回のインタビューでは、この他にも色々とお話させていただきました。

アドタイさんの方でもインタビュー内容が公開されるようなので、その時にはまたTwitterなどで告知させてもらうと思います。

気になる方はぜひお手にとって御覧ください。

それでは今日はこの辺で。

ではではー!

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