メディア化した個人と専門家コラボの可能性。何かを「一緒に考える」ためには、何かを「一緒に学ぶ」必要がある。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

今朝は、期間限定有料ウェブマガジン「U-29世代のメディア論」の企画で、朝7時半〜9時頃まで西村創一朗さんと一緒にライブ配信をしながら対談してきました。

参照:西村創一朗さんと一緒に、期間限定ラウンジ「U-29世代のメディア論」をはじめます。 | 隠居系男子

その様子はぜひマガジン内でご覧頂きたいのですが、今日は読者さんからいただいた以下の質問について。

「コラボが流行っていますが、今後どんなコラボが出てきたら面白いでしょう?」

この質問に関して、個人的な見解をもう少し掘り下げてみようと思います。

メディア or メディア化した個人 × 専門家のコラボ。

僕がこれから大きな可能性があるだろうなぁと思っているコラボの形は、メディアもしくはメディア化した個人と、専門家さんのコラボです。

毎度のこと例をあげてしまって申し訳ないのですが、例えばいつもこのブログに登場している発酵デザイナーの小倉ヒラクさん。

ヒラクさんは以前、専門家の知見から、日本酒の選び方についての記事を書かれていました。

参照:よい子の超・日本酒入門。美味しいお酒を探す旅に出よう | hirakuogura.com

これをもう少し掘り下げるような形で、「教えてヒラクさん!センスのいい日本酒の選び方とそのコツ。」みたいな企画を、僕とヒラクさんの期間限定コラボ企画としてやってみる、というようなイメージです。

学びたいことはコンテンツ化してしまうのが一番。

社会人になってから、何かしら新しいジャンルについて勉強するとなると、やはりある程度の時間と労力が必要になります。

だったら下記のツイートにも書いたように、それをコンテンツ化してしまえばいいというのが、最近の僕の見解です。

読者の皆さんにも、僕らが運営しているメディアを見てもらう感覚で、期間限定オンラインサロンや有料マガジンに費やしてもらう。

ご自身の身銭も切っているわけですから、「学ばないともったいない」という感情も自然と湧いてきて、学ぶ意欲もきっと増してくるはずです。

お手本は「眞鍋かをりと松本大のいちばんやさしい株のはなし」

僕がこのコラボ企画を思いついた背景は、自身の高校生時代の原体験にあります。

実は僕は、高校生の時に少しだけ株に興味を持ち勉強していた時期がありました。僕の出身校は私立の内部進学校だったので、高校生でも卒論のようなものがあり、その卒論もウォーレン・バフェットについて調べて、確か1万文字ぐらいの論文を書いたと思います。

高校生だったので、株のことについては全く右も左もわからない状態でした。まずは基礎の基礎を学びたいと思い、本屋さんに行って最初に手にとった本が以下の本です。

初代ブログ女王の眞鍋かをりさんが、現マネックスグループ株式会社代表取締役社長・松本大さんから株について学ぶという内容です。

当時、テレビやブログで彼女の人となりを知っていたので、とても親近感を持ちながら読み終えることができた記憶があります。眞鍋かをりさんは、感覚に寄り過ぎず、ロジカルに物事を判断することもできる女性だったので、その部分でも肌にあっていたのだと思います。

もう12年前の書籍ですが、まさにこれのオンライン版ができないかと思うわけです。

あとは、このブログでも何度か紹介したことのある邱永漢さんと糸井重里さんの下記の書籍みたいな形もありかなと。

最近の書籍であれば、まだ読んだことはないですが、AKB48の内山奈月さんと憲法学者の南野森さんの本なんかもイメージが近いかもしれません。

もちろん書籍に限らず、音声でもいいでしょうね。例えば、僕が大学生の頃によく聴いていた「西川里美の日経1年生! 」や「日経ヴェリタス 大江麻理子のモヤモヤとーく」などもまさに同じような形式の番組でした。

思考が近くて、まだあまり知識のないメディア化した個人と一緒に学ぶ場を。

僕が、眞鍋かをりさんと一緒に学んでいくスタイルの本が読みやすかったように、感覚が近いメディア化した個人と一緒に学んでいくスタイルはとても親近感が湧きやすいと思います。

その人の価値観や感性にいつも共感できるからこそ、その人の読者となっているわけですからね。

つまり、メディア化した個人が起点となり“場”が形成され、“情報の交差点”が出来上がり、そこに興味関心事が近い人々が集まっているからこそ、こんなやり方が可能になるのです。

次世代を生きる若者が、好きなモノに囲まれた人生を送るための唯一の方法。 | 隠居系男子

何かを「一緒に考える」ためには、何かを「一緒に学ぶ」必要がある。

「何かを一方的に“教える”という時代は終わった。」ということはこれまでもこのブログで何度か書いてきました。

これからは「一緒に考える」「一緒に研究する」という方向性にシフトしていくはずだと。

参照:メディアを運営する上で「共に考える」を大切にしたい。 | 隠居系男子

しかし、何かを「一緒に考える」ためには、頭の中に考えるための「素材」が必要であり、その素材を得るためには、何かを「学ぶ」必要があります。

その学びの段階で、皆で一緒に学ぶというイメージです。メディアという“場”に、専門家の人を直接呼んできて講演会やワークショップをやってもらうようなイメージに近いかと思います。

何もオンラインにとどまらず、本当にリアルイベントを開催してしまって、トークディスカッションやワークショップ形式もオンラインと複合的にやってみてもいいかもしれません。

また、そのリアルイベントの対談内容なども含めて改めて編集し直し、電子書籍に落とし込んでKindleで出版してみるのもおもしろそうです。

最後に

今後は、上記で書いてきたようなことをnoteの有料マガジンや、Synapseさんの期間限定サロンでやってみたいなと思っています。

参照:noteの月額有料マガジンで「月刊 隠居系男子」を始めようと思います。 | 隠居系男子

メディアを運営していて、拠点も東京で、専門家の方々と会う機会が多い仕事だからこそ、その出会いや繋がりを大切にしていかないのはもったいないなと。

みなさんと一緒に学ぶ場を、これからも色々と提案していければいいなと思っていますので、ゆるーく期待していてもらえると嬉しいです。

それでは今日はこの辺で!

ではではー!

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