ウェブ上では取材対象者も、有名人より一般人の方が拡散力ある時代。

灯台もと暮らし青山さんインタビュー

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

ウェブ上に公開するインタビュー記事は、有名人よりも素人の方が圧倒的に拡散力があると僕は思っています。

しかもそれはネット有名人ということではなく、本当に普通の市井の人々。

これからの暮らしを考えるウェブメディア「灯台もと暮らし」を5ヶ月弱続けてみて、それを痛感しているので、今日はそんな話を書いてみようと思います。

SNS上で拡散される一般人のインタビュー記事

例えば、以下の2記事は、Facebook経由でとても多くの方に読まれました。

【徳島県神山町】メディアの神山町が全てじゃない―移住者と地元民の間の私―

【島根県海士町】移住希望の若者よ「プレイヤーを目指せ。もうプランは十分だ」

どちらの記事も地方に住む一般の方々をインタビューした記事です。お二人が普段から考えていたことや思っていたことを、そのまま話してもらい、僕たちはそれをウェブ上で公開するお手伝いをしただけです。

それでも、海士町の青山さんの方は3,500いいね!神山町の広岡さんの方は4,000いいね!を超えています。

特定のクラスタに拡散されていく。

もちろん、ソーシャル上でのバズも拡散力があると言えますが、今日の記事の中で使っている「拡散力」という言葉は、それだけにはとどまりません。

不特定多数の人たちに届くことはなくとも、特定のクラスタにはものすごくしっかりと届いていくということも、この拡散力という言葉には含まれると思っています。

この点で、わかりやすい例をあげると、先日公開したLIGブログ編集長・朽木誠一郎さんの以下の記事。

這い上がれ、報酬2,000円ウェブライター! ‐ LIGブログ 朽木誠一郎 ‐

上述したインタビュー記事よりもSNSで拡散されている数は少ないですが、SNS上のコメントを実際に読んでみると、ライターや編集者の肩書を掲げている方々が「勇気づけられた」「自分も頑張りたい」というコメントが多数寄せており、このクラスタの人たちには、ものすごく刺さったということがわかります。

参照:商品に自信のあるメーカーさんはブロガー向けイベントをもっとたくさん実施するべきだ!というお話。 | 隠居系男子

熱狂的なファンがいる芸能人でも、ウェブ上で拡散されるとは限らない。

一方で、紙の女性誌の巻頭を何度も飾ってきた梨花さんの以下のインタビュー記事。

【インタビュー】梨花 モデル人生22年の素顔と節目| Fashionsnap.com

梨花さんには、熱狂的な女性ファンが多くいるということは皆さんもご存知の通り。そんな彼女に対してウェブ上で絶大な発信力のあるファッションスナップドットコムがインタビューを行ったとなれば、読まれないわけがありません。

しかし、実際に蓋を開けてみれば、125ツイート、19いいね!はてブは2という結果です。

これは決して梨花さんやファッションスナップドットコムが悪いというわけではないです。もちろん僕も両者をディスってるつもりは全くありません。

ここで僕が言いたいのは、「ウェブというのは、そういうものだ!」ということです。

何度もこのブログで書いてきているように、ウェブ上ではスーパースターよりも身近なロールモデルが求められていて、プロよりも上手い素人の方が圧倒的にウケるわけです。

「上手い素人」と「ヘタなプロ」の違い。 | 隠居系男子

ウェブで求められているのは、リアルで生々しいもの。 | 隠居系男子

最後に

ウェブ上では有名人よりも素人の方が圧倒的に拡散力持っている。それをこの5ヶ月弱「灯台もと暮らし」をやってきて改めて痛感しました。

僕たちはこれからもこの可能性を信じて、コンテンツ作り続けていきたいなと思っています。それが僕たちの持つ唯一の強みですから。

参考:お金も人脈もないからこそ、良いコンテンツを作ることができる。 | 隠居系男子

マスでは取り上げられない声をしっかりと拾い上げ、それをウェブ上で読まれるカタチにして発信していく。それがいつかウェブに残り続ける良きアーカイブになることを祈りながら…そんなことを考える今日このごろです。

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

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