地域のおもしろい人たちを訪ねてまわる「もとくらツアー(仮)」を企画したい。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

突然なんですが、「もとくらツアー(仮)」をやりたいなと。

個人/メディア問わず、発信力のある面白い人たちを10〜20人ぐらい集めて、2泊3日ぐらいでロケバスを貸し切り、地域のおもしろい人々を訪ねてまわる「灯台もと暮らし」主催のツアー企画です。

もちろん、着想を得たきっかけは先日僕も参加してきた日本財団さん主催の鳥取県フィールドトリップです。

参照:鳥取県のフィールドトリップを終えました。 | 隠居系男子

同じようなことに興味関心がある人たち、その中でも情報発信力のある人たちを集めて地域のおもしろい人達を訪ねて回るという取り組みには、様々なメリットがあると思うんですよね。

今日はそんな妄想話です。

いま、地域でおもしろいのは観光地ではなく、人。

先日の鳥取県フィールドトリップで、イケダハヤトさんが鳥取県のお偉いさんたちに向かって言い放っていた言葉がとても印象的でした。

「若者はもう鳥取砂丘なんて興味ないですよ。若者が今おもしろいと思うのはタルマーリーの方です。」

このセリフを鳥取県のお偉いさんたちに向かって言い放つのは、純粋に度胸あるなあと感心してしまったのですが、でも本当にそうで。

いま地域でおもしろいのは、間違いなく、新しいムーブメントが生まれている場所であり、それを担っている「人」なんです。

それこそ、タルマーリーさんのような。

参照:【鳥取智頭町】 哲学系パン屋「タルマーリー」訪問!渡邉格さん&麻里子さんの話を聞いたよ。 : まだ東京で消耗してるの?

地域のおもしろい人たちは、とっても忙しい。

でも、実際にその地域に行ってみたいなと思ったときに、一番困るのがフラッと訪れることができないことなんですよね…。

観光地であれば、その場所から動くことはないですが(京都のお寺さんとか)人の場合は、訪問者対応できる避時間も限られています。そもそも出張などで、現地にいない可能性さえあります。

僕らのようなメディアですら、取材対象者の方々のスケジュール調整にはいつも一苦労…。

一般の方々が突然アポをとってみても、いま注目を浴びている人ほど時間を確保してもらうのは難しいでしょう。

そう考えると、ツアーを組んで、一緒にその人のもとに伺うというのが一番都合がいい。

以前、小倉ヒラクさんたちが地方の豪族を訪ねてまわるというツアーをやっていましたが、まさにそんなイメージです。

参照:「ちいさな工夫」が積み上がって生まれるミラクル | hirakuogura.com

地元の人達を交えながら、アイディアがドンドン溢れ出てくる。

あとは、似たようなことに興味関心が人たちで一緒に地域を視察してまわっていると、地元の人達も交えて、何気ない会話の中から色々なアイディアが浮かんでくるんですよ。

僕がもとくら編集者の小松崎と一緒に話していた時もそうですが、イケダハヤトさんやことりっぷ平山さん、日本財団の方々、鳥取県の行政の方々と一緒にお酒を酌み交わしたり、民泊に泊まったりするということで、本当に色々な気付きがありました。

目の前にある地域の資源や課題を眺めながら、「こうするとどうだろう?」「こんな事案が他の地域にありましたよ。だからこれはこう使えるんじゃないですか?」などなど、アイディアがドンドンと溢れてくる。

東京にある高層ビルの会議室でうんうん唸っているよりも、一緒に旅をして現場の状況を眺めながら議論してみるほうがよっぽど有益なんです。

これは、以前書いた合宿効果にも近いかもしれません。

参照:これからは「飲みにいこう」じゃなくて「合宿にいこう」って誘いたくなる体験でした。 | 隠居系男子

そこで、現地の人たちと、情報発信力のある人達が交わることによって、化学反応が起きて、新しい取り組みが自然と生まれてくる。

いつだって地域に新しい風を吹かせるのは、「よそ者・わか者・ばか者」なんです。

これからのメディアは“田舎のおせっかいおばさん”でいい。

これはそもそもの話なんですが、これからのメディアというのは「発信力のある尖った人」と「行動力のある尖った人」をただ単純に繋げていくだけでいいのではないかなと。

「あの人と、あの人を繋げたらおもしろんじゃないか。」ぐらいのテンションで十分なんです。

個々人が一人でも十分完結できるぐらいのポテンシャルを持ち合わせている時代なんですから。

従来のメディアみたいに、大上段に構える必要なんて全くないんです。「新しいムーブメントを起こしてやるんだ!」とか「何も知らない読者に対して俺達が啓蒙してやるんだ!」という、一昔前の闘志に燃える必要は全くない。

もっともっとゆるーく、田舎のおせっかいおばさんのように「あとは若い人同士で、良しなに。ウフフフ〜」ぐらいのテンションで良いと思うのです。

そのほうが、主導者側やメディア側が想像もしなかった優れたアイディアがドンドン生まれてくるはずですから。

地域が「外貨」を獲得できる。

もちろん大前提として、人々がツアーでその地に訪れることによって、地域にお金を落とすことにも繋がります。人が動けばそれだけ、地域に「外貨」が落ちますからね。

参照:【島根県海士町】「好きな島といえば海士町!」という未来を目指して | 灯台もと暮らし

そういう意味では、今週末に行われるジモコロさんの熊本震災支援イベントなんかも、まさにその好例だと思います。

参照:【熊本震災支援イベント】黒川温泉に100人集めて「お金を落として」「情報発信しよう」 – イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」

最後に

つまり、地域のPR効果、新企画の着想、地域のおもしろい人たちの時間の節約、地域の外貨獲得に貢献、などなど色々なメリットが見込めるのが「もとくらツアー(仮)」。

地域の方々・メディアの方々・灯台もと暮らし、三方良しの関係性を作っていくことができる気がしています。

これまで、サイトをオープンしてから一貫して地域特集をつくってきた「灯台もと暮らし」だからこそ実現できる企画なのではないのかなと。

まだまだ漠然としていますが、積極的に「もとくらツアー(仮)」を企画していってみたいと思います。

ご興味のある地域の方々や、メディアの方々はぜひご連絡ください。一緒におもしろいことを仕掛けていきましょう!

お問い合わせ | 灯台もと暮らし

それでは今日はこの辺で。

ではではー!

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