20代前半のころ「中国や東南アジアでバックパッカーをしながら旅をしていました」と言うと、高い確率で驚かれるようになってきました。
当時の僕が意識していたことは、いわゆるスナフキン系の人、具体的に何しているかわからないけれど、なぜか海外で悠々自適に暮らしている起業家の方に会いに行ってみることでした。
なぜなら、僕自身がそんな生活に憧れていたから。
今日はそんな経験から、今の若い方に伝えたいことを少しだけ。
「何かが違う…」って直感的に感じていた。
実際にお会いしてみると、日々の業務内容やざっくりとした売上、普段の生活の様子などを丁寧に教えてくれました。
若さゆえに終始「すげー!」って感動しっぱなしだったのですが、なぜか当時の自分にはそれが幸せそうには思えなかったんです。
当時はうまく言語化できなかったんですが、「何かが違う…」って直感的に感じ取っていたんでしょうね。
暮らしやローカルに興味を持ち始めたきっかけ。
そんな経験をして日本に戻ってきて、今度は日本のローカルに足を運んでみることにしました。
すると、地域コミュニティを活性化させるために活動しているひとや、過去の系譜を継ぎながら新しい暮らしを体現しようとしているひとたちは、なんだかとても生き生きして、幸せそうに見えたんです。(日々の仕事や売上の数字はめちゃくちゃ地味なんですが…笑)
参照:真のグローバル化とは、徹底的に日本の原風景を理解すること。 | 隠居系男子
それはきっと下記の記事内でも紹介したように「良いコミュニティ」に属している方が多かったからなのでしょう。
「メディア」というフィルターだけを通して判断しないこと。
ここで誤解して欲しくないのは、海外で悠々自適に暮らしている人たちを批判したいわけではありません。
僕が今ここで伝えたいことは、気になるひとがいるならば、実際に会いに行ってみることが大事だということです。
メディアを運営している人間がこんなことを言うのもおかしな話ですが、間違っても「メディア」というフィルターだけを通して判断しないこと。
もちろん個人が直接発信しているSNSというメディアも含めて、です。
実際にそのひとたちのもとに訪れて、自分の目で見て、耳で聞いてくれば意外と腹落ちすることも多い。
少なくとも、自分にとっての向き・不向きはハッキリとわかるはずです。
「そもそも世の中にはどんなひとが存在するのか?」それを知るためのきっかけづくりとして、メディアを上手に活用して欲しいなと。
最後に
もし今の時代に、自分が20代前半の若者だったら「どの生き方が本当に正しいのか…?」そんな答えのないことに対して悶々と悩んでしまい、身動きがとれずにいたと思います。
そんな過去の自分に向けて手紙を書くようなつもりで、今日のブログにも書いてみました。
いつもこのブログを読んでくださっている若い読者の方々にとっても、何かしらの参考になれば幸いです。