昨日、最所さんがこんなツイートをしていまして。
たぶん今人が一番欲しているものは「愛」で、愛情を可視化したり流通させやすくすること、そしてまず自分が価値を提供する相手に心から愛情をもっているサービスやプロダクトが伸びるというのが綺麗事ではなく事実になりつつあるんだろうなぁと思う。
愛情表現のための非効率性をどうデザインするか。— 最所 あさみ(asami saisho) (@qzqrnl) 2018年11月27日
これは本当に共感しました。
そして色々と考えを巡らせてみた結果、「#服屋三浦」がまさにこの手法で成功している事例だなあと思ったんです。
今日はそんなお話を少しだけ。
「#服屋三浦」とは?
「#服屋三浦」とは、三浦希さんがネット上で見つけてきた洋服を、彼の知人や友人を中心にその人のキャラクターに合わせて、Twitter上で提案するという企画です。
そして、これが驚くほどのコンバージョン率を誇っているんですよね。(詳しくはハッシュタグ「#服屋三浦」で検索)
最初は「なんだかおもしろいことを始めたなあ…」ぐらいに眺めていただけだったんですが、今はこのコンバージョン率の高さに、とっても注目しています。
洋服は、愛を伝えるための媒介物。
この「#服屋三浦」を見ていると、多くのひとたちが、常に自分のことに関心を持って欲しいと思っていて、そのキャラクターに合わせた洋服を提案して欲しいと思っていることが伝わってきます。
そして、そこで求めているものはきっと洋服ではなく、「愛」という最大限の関心なんですよね。
洋服はあくまでもそれを伝える手段としての媒介物でしかない。
発信を全身全霊で肯定してくれるひと。
その理由はたぶん、みんな不安なんですよ。
発信なんかしなければ、不安なんてものは存在しなかった。
マスメディアの一方的な発信に笑い、怒り、涙するだけで良かったはずなんです。
でも、良くも悪くも、今はみんながSNSを中心に発信する世の中になってしまった。
そうやって、発信するようになると「それがどのように受け止められているのか?」不安になってしまう、それはもう人間の性です。
三浦さんの活動は、彼の性格も相まってか、その発信を全身全霊で肯定してくれているんですよね。
だからこそ、多くのひとに受け入れられているのだと思います。
最後に
現代のように、国民総クリエイター化すればするほど、「愛」という最大級の他者への関心が、より一層価値のあるものになっていくということなのでしょう。
そんな時代に必要なこととは、以下のブログにも書いたようなことだと思います。
感動よりも「嫉妬」が先立つ時代だからこそ、素直に感心できるひとが求められていく。 | 隠居系男子
その人がその人らしく成長発展していける場をつくりたい。 | 隠居系男子
辿り着く結論はいつもと変わらないのですが、自分の中でさらに確信が深まったので、今日のブログにも書き残しておきました。
いつもこのブログを読んでくださっている方々にも何かしらの参考になったら幸いです。