どうも鳥井(@hirofumi21)です。
最近、つくづく女性の時代だなぁと思います。2014年で明らかに時代が変わった感がある。
これに関してはりんご飴 [ringo-a.me] を運営する藤代雄一朗さんが、とても腑に落ちる形で言語化してくれていたので、そのつぶやきを引用しておきます。
いま新文化を切り開こうとする女性のまわりでクリエイティブ戦を繰り広げるクリエイター達のその全体像は、なんとなくまるで竹取物語のかぐや姫と五人の公達のよう。いつか一人で得体の知れない遣いと月へ行ってしまうかもしれないけれども、あの手この手でクリエイティブ力を見せつけ合う儚い美しさ。
— Yuichiro Fujishiro (@yuichirofuji) 2014, 10月 24
ちょっと前までは「俺たちが君らを輝かしてあげるぜ」的なアイドル構築時代が続いていたけど、そんな男目線の制約だらけな世界じゃなくって、もっと自由で突き抜けてるたった一人の女性が表現の世界の中心で世のクリエイティブ力を集結させてく時代が来ている感ある。
— Yuichiro Fujishiro (@yuichirofuji) 2014, 10月 24
さて、今日はそんな中1冊の雑誌をご紹介したいと思います。女性のファッションに興味がない男性こそ、ぜひ一度めくってみて欲しい雑誌です。
ベーシックを追求する、ファッション&ライフスタイルマガジン「ONKUL」
それが「ONKUL “ベーシック” を追求する、ファッション&ライフスタイルマガジン」です。
男性でも知っている方が多いであろう「FUDGE」の別冊として出されている雑誌です。
表紙だけみると「まぁなんとなくボーイッシュな女の子向けの雑誌でしょ?」と思わせれるのですが、中をめくってみると「あれ?男ってなんだっけ?」って思わされるぐらい衝撃的です。
ただ、一方で男性の願望も明確に描かれています。本誌にどれぐらい男性の編集者さんが関わっているかはわからないですが、いま男性が女性に対して無意識に抱いている幻想というか、妄想もしっかりと表現されていると思います。
雑誌は違いますが「&Premium」なんかもそれは顕著。
以前、WWDの「編集長インタビュー」でも語られていたように、「&Premium」の編集者の方々は男性が多いらしく、自分たちの理想的な女性像について編集会議でひたすら議論しながら、本誌を作っているようです。
参照:理想は「いつも機嫌がよい女性」 | 向千鶴 | EDITOR’S VIEW | WWD JAPAN.COM
つまりこの2誌に表現されている女性像というのは、男性も女性も同時に求める「今の時代の理想的な女性像」という形で描かれているのだろうなぁと。
“紙の雑誌”で読んでみて欲しい!
ということで、ぜひ女性ファッションに興味がないという男性にこそ、この時代の変化を感じ取るために「ONKUL」をめくってみて欲しいです。
正直、ウェブでも似たり寄ったりの画像は探せばいっぱい出てきます。それこそ、NAVERまとめやMERYなんかで探せば、同じテイストの画像をまとめた“まとめ記事”も見つかるはず。
でも、これはぜひ“紙の雑誌”で読んでみて欲しいです。
アニメやアイドルもネットで探せば色々な画像や動画が出てきますが、実際のイベントに行ってみるとその印象が全く異なるように、この感覚は「紙の雑誌」という閉ざされた空間の中で読んでみることで、また印象が全然違います。
それを「世界観」ということができればカッコイイのかもしれないですが、もっと原始的な“閉鎖的な空間”と言った方が良いと思います。ただ、これこそが「紙の雑誌」の持つ力だよなぁと僕なんかは思っています。
最後に
この雑誌を読んだ時、「アナと雪の女王」をみせつけられた時と同じような衝撃を受けました。あーもう「女性の時代」なんだと…。
この辺りのさらに深い考察は、以下のブログに詳しく書かれています。ぜひ合わせて読んでみてください。
それでは今日はこのへんで。
ではではー!