マスメディアで紹介されても閑古鳥が鳴く店もあれば、たった数人のブロガーに紹介されて予約殺到する店もある。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

今、ブロガーさんたちの間で話題のお店、みなさんご存知ですか。

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「店名は伏せる」という暗黙のルールができているので、僕も店名は書きませんが、一緒にChatCastチャンネルをやっているタムカイさんに連れて行ってもらったことがあり、本当に良いお店でした。(日本酒の「どピンク」を初めて飲ませてもらったのも、このお店。)

ブロガーさんたちの記事による影響で最近は予約殺到中らしいです。(お店のFacebookページには「予約システムの変更のお知らせ」が流れてくるほど…。)

今の時代、たとえマスメディア(「王様のブランチ」とか)で紹介されたとしても、閑古鳥が鳴くお店もあれば、たった数人のブロガーさんが同時多発的に記事を書くだけで、名前を伏せているにも関わらず、予約が殺到してしまうお店がある。

とっても面白い時代ですよね。今日はそんな個人の影響力によるムーブメントのお話について少しだけ書いてみようと思います。

個人が横で繋がり、ブームを起こせるようになってきた。

以前、下記の有料記事内でも書いたことがあるのですが、個人同士が横で連携しつつ、その発信力を結集することによって、ブームを起こせるようになってきました。

参照:次世代を生きる若者が、好きなモノに囲まれた人生を送るための唯一の方法。|鳥井弘文|note

今までだって確かにブログ発信でこのような現象はあったかもしれません。

しかし、今回の場合、発信者同士が顔見知りで、そこに暗黙のルールが出来上がり、それにもとづいて情報発信されている。ある意味でこれは、意図的な仕掛けであるとも言えるわけです。(※ステマとかではないですよ、念のため。)

同時多発テロのような影響力を、ブロガーが持ち始めている。

もしマスメディアが大国の軍隊だとしたら、ブロガーさんたちのこういった記事というのは同時多発テロのようなもの。

社会に与える影響がどちらの方が大きくなってきているかといえば、今はテロの方ですよね。

それと同じように、情報発信という面でも、社会に与える影響力の比重がドンドン個人の方へと移ってきているような気がしています。

自分はどんな立ち回りで、そのムーブメントに参加したいのか?

何かの事象やプロジェクトごとに個人がゆるく繋がって、このようなムーブメントを起こしていくという時代はまだまだ始まったばかりです。

これからは、このような流れがもっともっと加速していくはず。

以前書いた、「これからの時代は“雑誌的な働き方”が主流になる。」という記事の話にも近いかもしれません。

そんな中、僕らがいま真剣に考えなければいけないのは、その時に自分はどんな立ち回りで、そのムーブメントに参加したいのか?

作り手として?それとも、伝える側として?はたまた、大勢の観客として参加する側で?もしくは、全く参加しない?

どの選択肢を選んでも正解だとは思いますが、「なにをもって覚えられたいのか」という話と似ていて、自分がその時にどうありたいのか?ということは改めていま考えてみる必要はありそうです。

参照:ブログやSNSでネガティブなことも書いたっていい。大切なのは「自分は何をもって覚えられたいのか」ということ。 | 隠居系男子

最後に

こうやって個人の影響力の変化を考えてみると、ジモコロさん主催で行われる下記の熊本震災支援イベントも、どうやって拡散していくのか今からとても楽しみです。(もちろん僕らも参加します)

【熊本震災支援イベント】黒川温泉に100人集めて「お金を落として」「情報発信しよう」 – イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」

灯台もと暮らし」やWaseiとしても、こんなきっかけは少しずつでも作っていきたい。

それはブロガー同士でもそうですし、ウェブメディア同士でもそう。横のつながりをもっともっと積極的に作り出していきたいと思っています。

ウェブメディアの場合、マスメディアという強国に対しての「連合国」のようなもの。「スチーブ」だって、その試みのひとつだと思っています。

スチーブ | そうか、僕らはくらしのプラットフォームを作りたかったんだ。

確かに、一つ一つの媒体が届けられる母数というのは、マスメディアのソレに比べれば、全く比較にならないほど小さいかもしれないですが、一人ひとりに対してはとても強く刺さっている。

強く刺さっているからこそ、実際に行動してみようという人が増えて、今回の事例のように自分たちでお店の名前を探しだし、予約しようとしている人が増えているわけですからね。

インターネットというのはおもしろくて、こういった新しい変化というのは、最初は数人の間でジワジワと起き始めるんです。そしてそこから、加速度的に一気に増えていく。

これからも、この流れはしっかりと意識していきたいところです。

それでは今日はこの辺で。

ではではー!

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