ブログの更新が最近ドンドン気軽になって来ました、どうも鳥井です。
さて今日は、ブログを書く上で個人的に意識していることを少しつらつらと書いてみたいと思います。
想定読者は誰?
突然ですが、ブログを書いている人は普段、読者にどのような人を想定してブログを書いていますか。
いわゆるマーケティングのノウハウ的に、「◯代男性・流行りものを好む・テレビは見ない・1日のネットの時間は2時間程度・・・・」というように、ある一定の層を想定して書いている人もいると思います。
もしくは、「◯◯のコミュニティ」というように、ある程度特定の個人の顔が見えるような集団へ向けて書いている人もいるかもしれません。
この点、僕は1人か2人の特定の個人へ向けてブログを書いています。いや、極端な話本当にたった1人の「あの人」へ向けて書いています。
たぶん、かなり変な書き方だと思われるでしょう。笑
自分でもおかしいと思います。これはどう考えてもやり過ぎだと。
そして多分、今これを読んでくれているあなたも、僕が想定したそのたった1人の相手ではありません。
でも、Twitterかリアルで、あなたと僕が面識があれば、あなたの可能性は非常に高いです。
読者を増やそうと考えているなら、きっとこんな書き方はするべきじゃないと思います。
本当にその特定の相手に伝えたいなら、尚更こんな書き方をするべきではないでしょう。
僕が実際に向けて書いた相手に読まれる可能性は、めちゃくちゃ低いわけですからね。笑
だったらその人にダイレクトメッセージなり、メールなりで送ったほうがイイ。
そのほうがよっぽど読まれる可能性は高くなります。
一人へ向けて書いたものを公開することで、より多くの人へ伝わる。
でも僕はこれでいいと思っています、むしろこっちのほうが良いと思っています。
たとえその相手に読まれなくても、自分が特定の一人に書いたはずの文章が、全く見知らぬ相手に届き、それがその人の役に立てばこれ以上ない喜びになるでしょう。
こうやって考えると、書籍(特に洋書)に多い、一ページ目の「◯◯へ捧ぐ。」的なメッセージを書いてしまう著者の気持ちも、なんとなくわかる気がします。
話が少しそれてしまいますが、今回のジブリ最新作『風立ちぬ』も「堀越二郎と堀 辰雄に敬意を込めて。」という一文から始まります。
宮崎駿監督も、「この映画がご子息の方に満足してもらえたこと、それが一番嬉しかったこと。」と語っているように、製作中、脳裏の中に彼らのご子息の方へ向けて作っているという側面があったのではないでしょうか。
また『千と千尋の神隠し』も『崖の上のポニョ』も宮崎駿監督の具体的に面識のある関係者の方の「一人の娘さん」の為に作った作品であると言われています。あ、各作品とも全く別々の女の子ですよ。
でも、こういった逸話を聞くと、表現とはそんなものなのかもしれないと思わされてしまいます。
何かを表現しようと思う際、大衆へ向けて作れば作るほど、中身の無いぼんやりとしたものになりかねない。
だから、特定の相手を想定して、その人だけに向けて書いてみる。
その過程で多くの人へ影響を与えるものとなっていく。
きっと表現とはそんなもの。
伝えたい内容と、書き方(文法)は峻別すべき
まとまりのない文章ですが、僕が思うのはこんなところです。
もちろん伝えたい内容と、書き方(文法)は峻別すべきであって、書き方では万人に伝わるようなものを目指さないといけないと思っています。
そのへんはこちらの記事でも書いた通りなので、誤解のなさらぬように!
伝わる文章の書き方は『20歳の自分に受けさせたい文章講義』に学べ。 | 隠居系男子
それでは、今日はこのへんで!
ではではー。
鳥井弘文