道なき道を進んでいるのだから、「心が折れる瞬間」があるのは当たりまえ。

先週の土曜日、京都で「灯台もと暮らしの3社合同企業特集イベント 共感と購買をどうつなぐ?〜想いが伝わる店づくり〜」というイベントが開催されました。

前回開催した東京イベントの様子はこちら:時代は“共感3.0”!?「共感と購買をどうつなぐ?」【企業特集イベントレポ】 | 灯台もと暮らし

会場には関西を中心に日本全国からたくさんの方々が集まってくれました。本当にどうもありがとうございます。(北海道から来てくださった方も!)

今日はこのイベントの中で、印象に残ったお話を少しだけを書いてみようかなと。

「心が折れる瞬間がある。」

今回のイベントで集まっていただいた群言堂さん、イケウチオーガニックさん、坂ノ途中さんは、どの会社も「持続可能な社会を目指す」という文脈においてとても有名な企業です。

でもそれゆえに、どうしてもまわりからは何事もうまくいっているのだと思われがち…。

実際には、日々様々な困難に直面していて、「正直、心が折れる瞬間がある。」と代表のみなさんが口を揃えて仰っていたことがとても印象的でした。

「心が折れる瞬間」があるのは当たりまえ。

でも、もしかしたらそれも当たりまえのことなのかもしれないなあと思ったんです。

だって、この三社がチャレンジしているようなことは、いまの世の中の不条理にド真剣に向き合おうとすることだから。

資本主義という既存の社会システムの中で、「それは、アホのやることや。」って言われてしまう。でも、この三社は本来あるべき姿に向かって全力で取り組んでいるんです。

そんな道なき道を進んでいく中で、心が折れることはある種、必然なのかもしれません。

だからこそ、まずはそれを認めることが大事だよなあと。

小さな現実を生み出せた喜びと達成感を、しっかりと味わうこと。

では、そのうえでどうすれば良いのか?

完全に心が折れてしまって、絶望から立ち直れなくなってしまったら元も子もありません。

それはきっと、あまり大きな目標のほうにフォーカスしすぎないほうが良いということなんだと思います。

もちろん、理念として「どんな社会を実現したいのか」を掲げることは大事です。

でも、その目標にフォーカスしすぎてしまうと、やっぱり心が折れる瞬間が増えてしまう…。

まずは、いま目の前にあることに全力でフォーカスすることが大切なのでしょう。

いつもこのブログで書いている「小さな現実を作り出せた!」という達成感と喜びを、その都度その都度しっかりと着実に噛み締めていくこと。

参照:一世を風靡した地方のセレクトショップが軒並みダサくなって、小さな現実を作り出そうとしている個人のお店がカッコいい。 | 隠居系男子

そんなことを淡々と繰り返しているうちに、気付いたら大きな山を登っていたということが起き得るのかもしれません。

最後に

そして、そこで大きな心の支えになるのが、同じ志をもった同士の存在なんだろうなあとも思いました。

同じ山頂を目指している仲間が他にもこんなにたくさんいて「みんなも同様に頑張っているんだ!」と知れることが、どれだけ心の励みになることか。

まさに今回のイベントを通してそんなことを感じたので、今年は「持続可能な社会」の実現を目指す人々の励みになるようなコンテンツもしっかりと作っていきたいなあと思います。

いつもこのブログを読んでくださっている方々にとって少しでも参考になれば幸いです。

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