【対談】ファーレンハイト×鳥井弘文 2015ブロガーズフェスティバル大反省会! 聞き手:くいしん

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日、ブロガーズフェスティバルでご一緒したファーレンハイトさんと、くいしんさんと3人で集まりました。

集まった理由は、「ブロフェスの反省会を聞きたい!それを書き起こして記事にしたい!」というくいしんさんからの大変ありがたい要望から。

僕らとしても、ブロフェスのその後の反省や補足については各自ブログで書いただけで、ちゃんと反省会をやっていなかったので「ぜひやりましょう!」ということになり、色々とあーだこーだと喋ってきたので、その反省会の様子を、このブログで3人の対談形式にしながらお送りしたいと思います。

では、どーぞ!

11月某日、渋谷道玄坂付近のとある居酒屋にて…。

鳥井 これ絶対ファーさん、もう少し酒まわったらツイキャス始めますよ(笑)。

ファ バレてる(笑)。

鳥井 俺、昼間に、ちょっとつぶやこうかと思いましたもん。「今日、絶対この3人でツイキャスやることになるから夜空けといてください」って!

ファ 土曜だからみんな飲みに行っちゃってるもんね(笑)。鳥井さんは、酔っ払ってウェーイ!ってなって、楽しくなってきたらツイキャスしたい気分とかってないですか?

鳥井 アカウント持ってないんで(笑)。

ファ 愚問だった(笑)。

(※実際にこのあと3人+大平さんでツイキャスを配信しました)

明子さんをゲストに呼んだ理由

くい では、ブロフェスの話に入ります(笑)。なんでブロフェスの話を聞きたいかって、本当に僕のワガママで、自分が行けなかったからお聞きしたいって話なんですけど。まず、なんで紫原明子さんだったんですか。

ファ 主催に枠を任せてもらった時点で、鳥井さんとやろうっていうのはすぐに決めて。その上で誰がいいかな?って打ち合わせをふたりでしたんですよ。俺は直感的に明子さんが出てくれたら面白くなりそうかな、っていう。鳥井さん的にはどんな感じだったの?

鳥井 僕はその前に、チェコさんから、明子さん情報を聞いていたんですよ。山梨でヒラクさんが主催してくれたブロガーの合宿のときに、ちょうどチェコさんがSOLOで連載始めるっていうタイミングだったんですけど。チェコさんが明子さんと会って話をして、すごくオープンマインドな人で、明るくて……っていう話をしていて、ああそうなんだと思って。そのあとちょうどSmartNewsのイベントで僕もちょろっとだけお会いして、ほんとにそういう人だあと思ったんです。で、考えてみたら今回やりたかったテーマに、ドンズバでハマる人だなあと思ったっていうのが一番大きかったですね。

くい じゃあ明子さんに声をかける前に「ライターとコラムニストの違い」とか、そういったテーマはあったんですか?

ファ ある程度、アウトラインとしてありました。ただ、どの形に落としこむかは3人目によって変わると思ってた。

鳥井 でも、基本、もうひとりは女性でしたね(笑)。

ファ たしかに(笑)まあ、俺がこれ以上野郎増やしたくないみたいな(笑)。

鳥井 あとは、ブロフェスっぽくない人を選びたいっていうのはありました。

ファ そう、それすごく大事なところだった。なんかもう、俺の意識的には面白い人たちを集めてブロフェスの場を使ったトークショーをやりたかったんです。「ブロフェスに来ないような人が、これだけのために観に来る」というのを目指して。実際、ある程度そうなったところはあると思う。悪く言うと職権乱用しました(笑)。

くい 明子さんって、はてなでブログを書いている方ではあるけど「ブロガー」かというと、そんなことないですもんね。

鳥井 ブロフェスに来るブロガーさんって、括りがまた少し違うんですよ。WordPressを使って自分のドメインを取って、好きなジャンルの情報出しまくって、SEO対策しまくって、自然検索でPV稼いで、夢のアフィリエイト生活!みたいな。

くい その括りの人たちが来る?

鳥井 そういう人が比較的多いとは思います。だからたとえば、はてなを選んで、自省的に文章を書くっていうところに、あんまり興味はないと思う。

くい つまり、明子さん、はせさん、チェコさんみたいな、コラムニスト、エッセイストなラインってことですよね。

ファ はい。最終的に明子さんにした理由っていうのは、置きにいってる感が出る人にはしたくないというのがあって、さっき鳥井さんが言ったブロフェス的なラインに乗る人を除外したんです。で、この日までに決めなきゃいけないっていう前日に、俺が明子さんとたまたまお茶をするって決まってたから。2時間ぐらい普通にお喋りさせていただいて、「ちなみに、物は相談なんですが……」って。

鳥井 はははは(笑)。

ファ そしたら、「ぜひ!」って言ってくださって、決まりました。初対面なのでどう思われるかヒヤヒヤだった(笑)

ファーレンハイトと鳥井弘文がひとりの女性を囲む「ドリカム体制」

くい 僕の中で思ったのは、やっぱり「3人目は女性じゃないと!」ということなんです。チェコさんもそうなんですけど。

鳥井 やりやすいですよね。女性だからって意味もあるけど、うまく立てられるっていうか、レディファーストしやすいというか。

ファ そうだね。魅力的な女性に楽しく喋ってもらって、男ふたりで、なんていうか「俺らが背中守ります」的な構図ですかね?

くい ドリカムですね。ドリカム、ELT的な。ファーさんと鳥井さんのバンドで、美しい歌声の女性ヴォーカルを惹き立たせるみたいな。

鳥井 ですね。ある意味でエスコートしたいっていう。

ファ これは鳥井さんとチェコさんのときから言ってたんだけど、安心した瞬間に、バーッて喋ることが楽しくなってる女性を見ると、気持ちいい。

鳥井 確かに、気持ちいいです(笑)。

ファ はははは(笑)。

くい ファーさんは女好きっていう言い方でいいのかわかんないんですけど、ストレートに、女性をエスコートすることがしっくりくるキャラクターですよね。鳥井さんは、また違いますよね。そのおふたりのバランスが、凄くいいバランスだなあって思って見てます。

ファ あー、でもね、凄く思うのは、はっきり言っちゃうけど、俺も鳥井さんも、ルックスそこそこ恵まれてるじゃないですか俺ら。

鳥井 いやいやいや……

くい はははは(笑)。

ファ 恵まれてるかはともかく(笑)、顔つきもキャラクターも違う。そんな俺と鳥井さんが、女の人を挟んで両サイドにいるときに、面白い画になるっていうのは、客観的にプロデューサー目線で思う。そこがたとえば、俺と女好きの友だちだと、ちょっとニュアンスが違っちゃうんだよね。ふたりがギラギラ前に出ちゃって、女の人がうしろでキョトーンっていう。

くい なんていうんですかね、マイルドというか。ライフスタイルの人・暮らしの人と……。

ファ ナイトライフ?(笑)

くい ナイトライフの人(笑)。

鳥井 僕もそういう意味でいうと「ファーさんだから」っていうのはありますね。凄くやりやすいんですよ。それはバランスがいいからなんだと思います。

ファ いつも心配になるのは、鳥井さんにね、付き合わせちゃってるのかなと(笑)。

鳥井 いやいや!でもそれ、ファーさん毎回言うんですよ。

くい 悪い方向に転がるパターンもあると思うんですよ。カップルと、そのカップルの男と仲いい親友がいて、男ふたりと女の子ひとりのグループってあるじゃないですか。でも、ファーさんと鳥井さんは全然そうなってないですよ。

ファ 2+1になっちゃうってことだよね。ブロフェスのときで言うと、3人の役割分担が良い感じで出来ている、っていうのは評価されてたみたいですね。

鳥井 ああー。

ファ 俺らは基本、明子さんに前線でしゃべってもらおうって気持ちでいたんです。鳥井さんには、トークを掘り起こしてもらいながら、自分が進行はちゃんと守るみたいな形で行こう、と。話すべきことは守りながら、広げたり深めたり。あの日はもう、俺時間だけを気にしてた。45分じゃ足りないのは目に見えてたから。

くい その後のエントリでも書いてましたもんね。「100点満点とは思ってない」って。

参考:コラムニストが胸のうちで「膨らませている」もの #ブロフェス2015 あとがきにかえて – My Favorite, Addict and Rhetoric Lovers Only

ファ 正直、凄くミニミニなパッケージにしたんです。終わってから話したのが、ちょっと下世話なネタでバズらせるとかって、本質的に喋りたいわけではないんだけども、ブロフェスではそこにみんな頷いて、興味を示してくれるという。そういう意味では、最初に描いた理想の画は、もっと面白くなるっていうのはあったんだけど。時間的にも、場としても、制約があった。

鳥井 そうですね。例えば3人が集まって作るアルバムがあったら、それって凄く面白そうなのに、シングルカットされている曲でヒットメドレーやっちゃったみたいな。

ファ うん。わかりやすい。ジャズアレンジのセッションアルバムを作りたかったんだよね、本当は。

鳥井 結果、シングルカットのヒットメドレーを歌番組で歌ってきたみたいな感覚です。

くい でも、視聴者であるブロフェスのお客さんは、それが楽しいわけですよね。

鳥井 そうだと嬉しいです。観客のみなさんにはきっと満足してもらえたかもしれないけど、自分たちとしては消化不良がある、というのはちょっとだけあったかもしれないですね。

ファ ただ俺はやっぱり、3人でなんかやれたのが、凄く楽しかったですよ。明子さんと近づけた気がします!(笑)。

鳥井 ははははは(笑)。

くい 次、またありますか・・・?

★★★

いかがでしたでしょうか。この続きは、近々また別の機会に公開したいと思います。

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

(企画・編集 くいしん

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