どうも鳥井(@hirofumi21)です。
手前みそで申し訳ないのですが、この記事は老若男女問わず、ファッションが好きな人たちにぜひ読んでみて欲しい記事です。
【島根県石見銀山・群言堂】見て楽、着て楽、心が元気。ブランド「登美」は暮らしに気付かせてくれる服 | 灯台もと暮らし
「草根木皮小薬なり、鍼灸中薬なり。飲食衣服は大薬なり」
島根県石見銀山に本社を構える、株式会社石見銀山生活文化研究所 代表取締役所長の松場登美さんの記事です。「群言堂」というブランドの商品の企画・製造販売を手がけている方です。
そんな松場登美さんの衣服に対する考え方が、とても素晴らしかったので少し引用してみます。
登美 そうそう、その融通性が日本のひとつの文化だと思うので、衣類に身体を合わせるのではなく、変化する身体にも寄り添う服をつくりたいと思っていましたね。締めつけることって、なんとなく身体によくないんじゃないかと思っていて。服をつくり始めてからしばらく経って、ある気功家の先生が群言堂の服は理想の服ですよとおっしゃってくださって。
── 理想の服ですか。
登美 とっても嬉しくって。その言葉をいただいた数年後かな、中国の古書を開いたときに、偶然「服薬(ふくやく)」という言葉を見つけました。「草根木皮小薬なり、鍼灸中薬なり」、続けて「飲食衣服は大薬なり」って書いてあったんですね。
── 「草根木皮小薬なり、鍼灸中薬なり。飲食衣服は大薬なり」……とは。
登美 草根木皮っていうのは、字の通り草木の根っこや、皮でしょう。漢方のことですね。小薬というのは「漢方薬は小さな薬だ」ということ。鍼やお灸は効果を大中小で表すならば中くらいだから「中薬」、飲食や衣服は「大薬」であるという意味の言葉です。食べることや着ることがね、大きな薬だ、と書いてあったんですね。
食べることはたしかに薬だと身を以て感じていましたが、着ることが薬だというのは、初めて触れた言葉で、すごく不思議な心持ちになりましたねぇ。でも考えてみれば、身体から精神的な面まできちんと整えることが大切だなって思いましたよ。ほら、病は気からという言葉もあるでしょう。特に女性は、着るものや身に付けるものによって、気持ちがすごく元気になることってありますから。
引用元:【島根県石見銀山・群言堂】見て楽、着て楽、心が元気。ブランド「登美」は暮らしに気付かせてくれる服 | 灯台もと暮らし
僕はこの記事を読んで、松場登美さんはとてもシュッとしている方だなぁと思ったんです。
見せるためじゃない、心身ともに健康であるために。その内側に向かう姿勢が、きっとそう思わせるのでしょう。
食事だって同じ。見せるための食事ではなく、心身ともに健康的である食事が今とても注目されるようになりました。
僕はこの1年間「これからの暮らしとはなんだろう?」と真剣に考えてきた結果、自分なりに道半ばで辿り着いた答えらしきものが一つあります。
それは「自身の内側に向かって、自分(たち)の“丁度いい”を体現していること」。
それが今、魅力的に見える人々の特徴なのだと思います。少なくとも僕らにとっては、そんな佇まいが今とても魅力的に映るのです。
リンク先の記事、ぜひご一読ください。若い人たちにとっては普段触れるような考え方ではないからこそ、何かしらのヒントが得られると思いますよ。
参照:【島根県石見銀山・群言堂】見て楽、着て楽、心が元気。ブランド「登美」は暮らしに気付かせてくれる服 | 灯台もと暮らし
それでは今日はこの辺で。
ではではー!