蔵前と中目黒の違いから考える、惹かれる街の特徴とは?

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

僕はよく、蔵前について人に話をするときに「10年前の中目黒」と比較しながら話します。

参照:今の蔵前が、10年前の中目黒に似てる。 | 隠居系男子

その時にふと思ったのですが、僕がおもしろいなと思う街と、そうではない街にはどんな違いがあるのかなと。今日はその違いについて、少しだけ書き残しておこうと思います。

「センス」なのか「お金」なのか。

端的に言ってしまえば、人を集めるために必要になるのが、「センス」なのか、「お金」なのかの違いです。それは有名なデザイナーさんを呼んでくるために必要になるお金という意味も含めてです。

今の中目黒の場合、「中目黒といえばこーゆう雰囲気!」という解釈が既に明確になっているので、ある程度の模範解答というものが存在し、それに見合った人を連れてくれば、中目黒のお店としてカタチになります。

有名なデザイナーさんを連れてきて、中目黒の雰囲気に合った突飛なアイディアを出させ、ガンガンお金をかけて、ガンガンPRすればするほど人が集まってくる。それが今の中目黒の現状かなと。

今の蔵前は、自分たちなりの解釈が必要。

一方、今の蔵前ってどれだけお金を積んで有名なデザイナーさんを連れてきたとしても、それが本当に当たるかどうかはわかりません。

逆にお金をかけてPRすればするほど、より胡散臭さが増していくだけでしょう。それよりも、センスのあるアイディアの方が圧倒的に重要。

「本当にこの街が好きだから」とか、「この街を選び、この街でやる意味を真剣に考え抜いた人たちから生まれてくるセンスのあるアイディア」がないと、人が集まってこないのが今の蔵前だと思います。

「蔵前といえば、どんな街?」というのがまだまだ定まっていない以上、「自分たちはこの街をこう解釈しました。」という明確な意思表示が必要で、小さくてもキラリと光るセンスが必要なのだなと。

蔵前はそんなお店がポツンポツンと集まりはじめている場所だからこそ、おもしろく感じるのでしょう。

やっぱり「カキモリ」や「Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE」は、金に物を言わせてつくっている感じはしません。

もちろんお金もかかっているでしょうけれど、それ以上に頭を捻っている感じがします。徹底的にこの場所でやる意味を考え抜いていることが自然と伝わってきます。

最後に

お金じゃなくて、センス。そして、そういった人たちが自然と集まってきている場所。僕はきっとそんな街に惹かれるのだと思います。

日本の地方にも、今そんな雰囲気が漂う地域が増えてきていて、とてもおもしろくなってきています。

参照:暮らしている人の顔が見たいから【徳島県神山町】特集、始めます。 | 灯台もと暮らし

灯台もと暮らし」では、蔵前に関連する記事もこれから徐々に出していこうと思っています。ぜひご期待ください。

参考:お金も人脈もないからこそ、良いコンテンツを作ることができる。 | 隠居系男子

それでは今日はこのへんで。

ではではー!

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