自分の能力の売り込み方について思うこと。本当に求められているのは、新しい風を吹かせることができる人。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

最近、自分の能力の売り込み方についてよく思うことがあるので、今日はそのことについて少し書いてみようと思います。

自分を能力を最大限発揮できるところで働く。

これだけ流動性が激しい時代になってくると、終身雇用じゃないどころか、新規採用で十分な教育をしてくれる企業でさえ稀です。

そんな環境の中で、誰かに育ててもらおうなんて甘い考えはどだい無理な話です。もう自分で学んで、自分で技能を高めていくしかありません。

そのためにはまず、自分を能力を最大限発揮できるところで働かなければいけない。でも、多くの人が既に飽和状態のところに自分の居場所をつくろうとしてしまうんですよね。

例えば、僕らのようなウェブメディアを運営している会社に来て「私、テキスト書くのが好きなんです!」って言われても、それはもう僕らにとっては完全に既視感でしかなくて、全く新鮮には映りません。

いま僕たちが求めている人材というのは、イラストかける人だし、動画撮れる人だし、SNS運用しながらSNS専用コンテンツ作れる人だし、デザイナーさんだし、紙の冊子をデザイン・編集できるような人なんです。

「テキスト書くのが好きです!」って言う人が目を輝かせながら来てくれたとしても、「あー、教育コストが掛かるんだろうなぁ…」って思ってしまうぐらい。

もし本当に書く能力があると主張するならば、かなりの高いレベルを求めてしまいます。実際にバズを起こす具体的なノウハウを持っているとか、もともと出版社やウェブメディア、ブログで結果出してました、という人などです。

新しい突破口を切り開いてくれそうな人。

でも同時に、企業は新しい突破口も探しているわけです。新しい突破口に繋がる、且つ自分たちが持ち合わせていない能力だったら、求める能力のレベルは全く異なってくる。

それは以下の記事でLINEの田端さんが、「総合商社の面接で面白がられるのは、TOEIC900点取った人ではなくて、ドローンを飛ばしたことがある人だ」という話にも近い話です。

参考:就活で成功するのは、就活の前にマーケットにさらされていた人 【特別対談】田端信太郎×ちきりん(2)|マーケット感覚を身につけよう|ダイヤモンド・オンライン

僕らの上記の例で言えば、イラストの能力だったら、個展を開催したことがあるというレベルなんて全然求めていないわけです。「趣味で毎日描く程度なんですけど…」で十分。

紙の冊子を作ることができる能力だったら「出版社で雑誌を作ってました!」とかではなくて「趣味で仲間とリトルプレス作ったことあります!」ぐらいのレベル感でいい。

他の技術も全部そうです。趣味でやっていて、Facebookで知人・友人には評判が良いぐらいの能力で十分なんです。

逆に言うと、「テキスト書けます!」っていう人は、僕らなんかのところに訪れるのではなく、むしろ町中の飲食店だったり、ECサイトを運営しているようなお店にいくべきで、そうするとによってそこでは待望の人材になれるのは間違いありません。

最後に

自分の能力を活かして仕事を見つけるっていうのは、そういうことだと思うんですよね。

自分の能力に合った市場をしっかりと見極めて、自分から売り込んでいき、自分はどんな突破口を切り開いて新しい風を吹かすことができるのかを明確に提案できること。

その時に、自分の能力の乏しさに不安になる瞬間があるかもしれないですが、それでも下積みなんかしていないで、ドンドン人目に晒してしまったほうがいい。今の時代においては、そのほうがよっぽど能力向上の近道だと思うのです。

あとは走りながらドンドン勉強していきながら、実践を通じで能力を上げていけばいいのですから。そんな環境は実はいくらでもあると思いますよ。

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

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