側でみせるのではなく、内から語りかける。

どうも鳥井です。

先日、某アパレルブランドの方と一緒に飲みにって、とても腑に落ちるお話がありました。

その方は、「ファッションに興味がない人たちに、自分たちのブランドの商品を届けたい。」と思っているそうです。

じゃあどうやって、ファッションに興味がない人たちに対して、自分たちの商品を届けるのか?

今日はそんなお話を少し書いてみようと思います。

もともとファッションに興味がある人たちしか、自分たちの商品を理解してくれないジレンマ。

ファッションって、どうしても見た目で判断してしまいがちです。

だから、今流行の形をチープな素材でつくったものが、思った以上に売れてしまったりする。

ものづくりに徹底的にこだわったとしても、玄人じゃないと見分けがつかないものも多いのは事実。

でも、そうするとある程度の高価格帯のブランドは、顧客の新規開拓が難しくなってくる…。

もともとファッションに興味がある人たちしか、自分たちの商品を理解してくれないからです。

このジレンマを抱えているアパレルブランドの方は結構多いのではないでしょうか。

テキストで丁寧に発信することを心がける。

このジレンマをなんとか解消するために、その方は「テキスト」で伝えることを意識しているそうです。

“側”から入るのではなくて、“内”から語りかける。

そうすると、最初から自分たちの商品の良さに気がついてくれると。

だから、Twitterやブログなど「テキスト」で丁寧に発信することを心がけているそうです。

物事の本質は、想像以上に似通っている。

これを聞いた時、本当にその通りだなあと思いました。

もともとそのジャンルに興味がなかった人は、イミテーションなのか、本物なのか見分けがつきません。

でも、物事の本質って思った以上に似通っている部分がある。

違うジャンルで同じ高みまで登った経験がある人は、側では理解できなくても、内に語りかければ、ちゃんと理解してくれる。

皆さんにも似たような経験ありませんか?

全く興味がなかったジャンルだったのに、経営者の方がテレビや雑誌などで語っていた内容に心打たれてしまい、その会社の商品(サービス)を買ってみたら、見事にどハマリしてしまったというような経験。

それに近いお話です。

自分も似たような経験をしたことがあるはずなのに、この話を聞いた時には完全に目からウロコでした。

伝え方を工夫しながら諦めず、伝える努力を怠らないこと。

僕らはどうしても、側から見せようとしてしまう。

どうせ細部のこだわりから説明したところで、あなたには理解できないないでしょう?と最初から諦めてしまう。

だから、「こういうのが欲しいんでしょ?」と、受け手(消費者)を下に見て、「まずはここまで上がってこいよ!」と言わんばかりに、ソレっぽいものをつくり消費者に届けようとしてしまう…。

自分たちは全く納得していないし、普段使いもしていないに関わらず、ビジネスのためだからと言いながら、目をつむって販売していたりする。

でも、それが一番いけないことなんだと思います。

伝え方次第では、今まで全く興味がなかった人たちでも、一足飛びしてくれる可能性も十分にあるんです。

大切なことは、伝え方を工夫しながら諦めず、伝える努力を怠らないこと。

最後に

これは、テキストに限った話ではないと思います。

今だったらInstagramを使って、写真でその想いを伝えることもできるかもしれません。

テキストよりも、直感的な感覚で訴えかけられたほうが見分けがつくという人も多いですから。

もちろん、ジャンルも問いません。

今日はファッションのお話でしたが、僕らがやっているウェブメディアなんかでもそう。

全くそのジャンルに興味がなかった人たちに対しても、伝え方次第では、こちらに振り向かせることも可能なんです。

友人がシェアしていた記事を偶然目にして読んでしまったという体験をしやすい、このSNS時代には尚更です。

何度も書きますが、大切なことは側ではなく内から伝えること。

ストーリー戦略とかコンテンツマーケティングとかって別に小難しい話じゃなくて、こうやって側からでは見分けがつかない人へ向けて、ちゃんと本質を伝えるための手法なのではないでしょうか。

作り手本人が直接受け手に語りかける意味って、本来はここにあるような気がしています。

今日のお話が皆さんの何かしらの参考になれば幸いです。

それでは今日はこのへんで

ではではー!

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。