「お金」と「ストレス」を循環させる。

うまく言えないのですが、この話を聴いた時に、ものすごくハッとしました。

「あっ、これだ!」って。

「何も考えない時間が欲しかったから。」

少し話は変わりますが、先日知人に誘われてマインドフルネスの体験講座に行ってきました。

「なんで瞑想に興味を持って来たんですか?」と僧侶の方に質問されて「知人に誘われたから」というのが一番の理由だったのですが、さすがにその答えはマズいと思い、とっさに自分の口からでてきた言葉が「何も考えない時間が欲しかったから」。

でも、その時に気がついたんです。「あー、自分はいま何も考えない時間が欲しかったんだ」と。

その後、実際に瞑想を体験させてもらい、とっても心地よかったんですが、なんだか物足りない感じがしたのも正直なところ…。

「無条件で誰かに労ってもらう」という甘さ。

瞑想の理解も経験も浅いので、当然と言えば当然なのですが、きっと僕がここで感じた物足りなさというのは、この“甘さ”だったんだと思います。

「無条件で誰かに労ってもらう」という甘さ。

思い返してみれば、僕の父もいつも整体に通っていました。

経営者でありながら、肉体労働もある仕事だったので、その疲労回復のために行っていると本人は言っていましたが、肉体労働から引退したあとも定期的に通っていました。

今思えば、きっとあれは家族や社員に対して八つ当たりしないためという理由もあったのかなと。

たしかに整体帰りの父はいつもご機嫌でした。

「経済」と「ストレス」を回すことが、社会にとって健全な状態。

番組の中でジェーン・スーさんは「経済を回すって大事なことだよね!」と笑いながら言っていました。

この「経済」という言葉に「ストレス」を足してみてもいいのかもしれません。

マッサージは贅沢なものであり、ストレスの捌け口として人様に頼るということは間違っていることだと、僕は思っていました。

でも、他者に「お金」と共に「ストレス」を受け取ってもらうというのは、実は間違っていないのかもしれないなと。(もちろん、その時には「感謝」も忘れずに!)

きっとマッサージ師さんたちは、そこで受け取った報酬で、美味しいゴハンを食べに行ったり、旅行へ行ったりして、また違う方法でストレスを発散をしているのだろうから。

そうやって、「お金」や「ストレス」を淀みなく循環させた方が、社会全体でみた時には健全な状態にあるんじゃないのかなと。

最後に

なにはともあれ、いつも明るくご機嫌な人の裏に、こんな努力があったなんて驚きました。(敢えてここでは、マッサージへ行くことを“努力”と書きたい。)

僕自身は働く女性じゃないですが、この本も合わせて読んでみようかなと思います。

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