【寄稿】インバウンドが盛んな今だからこそ、アウトバウンドが大事だと思う理由。

どうも磯部(@asenavi_toshi)です。旅することが大好きな大学3年生です。

はじめての海外一人旅は高校3年生のとき。ベトナム・カンボジア・タイでした。東南アジアのアツさや出会った人の優しさに魅了され、長期休みごとに海外を旅するようになりました。

自分が東南アジアの魅力に取りつかれると、それを他人に伝えたいという思いが強くなり、東南アジアのことを伝えるウェブメディアでライターを始めます。それが大学2年のはじめでした。

今回は、東南アジアに行って感じたことを、自分の興味ある「インバウンド」と絡めて隠居系男子を読んでいる方にお伝えしたく、鳥井さんにお願いしました!

インバウンドへの興味。

東南アジアを旅していて気づいたことは、「日本はとってもいい国だ」ということでした。それまで気づいていなかったけれど、電車が時間通りに来ることや、道がキレイなこと、何食べてもおいしいものばかりであることなど、日本の素晴らしい点を挙げればキリがありません。

海外に出てから日本を好きになるということは、結構多くの人が通っている道なんじゃないかなと感じています。ぼくの周りにもそういう方が多いし、インバウンド業界で活躍されている方々にはそれなりの海外体験がありますよね。

それから、「インバウンドで何かしたい!」と思って、外国人の都内観光を一緒にしたり、日本を知るために長崎〜東京をヒッチハイク旅したり、MATCHAのライターに応募したり(結局ライターにはなれませんでしたが)色々やってみました。

けれど、「これだ!」というものを見つけることができず、悶々とした日々を過ごしていたとき、ふと思いつきます。「インバウンドもいいけど、アウトバウンドも大事だ!」と。

「日本は素晴らしい国だ!」←それって本当?

先日、ふらりとマレーシアに行ってきました。中心地には東京と変わらないような摩天楼が立ち並ぶ一方、ローカルなエリアには、東南アジア独特の雰囲気が漂っていました。

飛び交う轟音、人々の笑い声、ムワッとする熱気、排気ガス混じりのニオイ。色んな“アジア”を構成する要素が絡み合うと、不思議とポジティブな気分になれます。このへんはうまく言語化できないのですが、五感で感じないとわからない感覚です。

一方で、日本はどうでしょうか?シャイな国民性に加えて、将来への不安を抱え社会全体に閉塞感が漂っています。

最近では、円安やビザの緩和、LCCの発達などが重なりあって、訪日外国人の数は劇的に増えています。これは良いことなんです。良いことなんですけど、「日本は素晴らしい!」「観光立国・日本」という雰囲気に安住してしまっているなあとも感じています。

このままでいいのでしょうか?アジアは熱気を帯びながら、どんどん発展していきます。受け身でインバウンドだけやっていたら、いつの間にかアジアに追い抜かれてしまう。

ぼくは、インバウンドが盛んな今だからこそ、日本人、特に若者はアジアへ行くべきだと思うのです。そして、あのアツさを感じ、「受け身でいるだけじゃダメだ!」と気づいてほしい。それが、ぼくが今の日本人に抱く想いです。

最後に

ぼくの総論としては、インバウンドとアウトバウンドは同時並行で行われるべきだということです。

「若者の海外離れが…」と言われる現代社会。そんな中、熱気溢れるアジアと関わって欲しいなあと思うのが、今の段階です。

そこでぼくができることは、より多くの若者にアジアの視点を持ってもらうこと。

そのために、今は「アセナビ|“ASEANで働く”を近くするウェブマガジン」(asenavi.com)を運営しています。

ASEANで働く日本人にインタビューをし、その記事を発信する。ASEANで挑戦する様々なロールモデルを紹介して、日本にいる若者に「ASEANって、なんかいいかも」「ASEANで働くのも悪くないな」その思ってもらうのを願って、日々動いています。

そうして、ASEANからの観光客にたくさん来てもらって、日本人はあの“アツさ”を肌で感じ、ASEANの発展に貢献しつつ、日本にも還元する。それを促進するのが、20歳のぼくができることなのかなあと感じる今日このごろです。

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

スポンサードリンク