ミャンマー・ヤンゴンの携帯電話事情

梅雨らしい天気も久しぶりだとオツに感じてしまいます、どうも鳥井です。

さて、前回は東南アジアのプリペイドSIMカードについて説明してきましたが、今回はミャンマーのケータイ電話事情について少し書いてみようと思います。

前回の記事はこちら。

東南アジアのSIMカード事情。そしてミャンマー…。 | 隠居系男子

まず、ミャンマーではつい先日までSIMカード一枚がなんと2万円!もしていたのだとか。

今はさすがに150円で購入できるSIMカードが販売開始されたそうなのですが、提供枚数は毎月3万5千枚とかなり限定されているらしく、毎月各地の行政窓口には長蛇の列ができるらしいです。

こんな状況なので、外国人観光客がSIMカードを買うこともできるわけもなく、僕らも今回の旅で手に入れることはできませんでした。

(外国人専用にレンタルSIMカードが用意されていますが、僕らが到着した時には既に在庫なし。更にレンタル時には100ドルのデジポットが必要でなかなか気軽には借りられない。)

もちろん一般国民もまだまだケータイ電話を持つことができないので、町中にはこのような電話ボックスならぬ、電話ブースが至るところに存在します。

ミャンマーの電話ボックス

しかも、かなりの頻度で使われているようで、非常に繁盛しているご様子。

じゃあ、この国の人々にとってはスマホなんて夢のまた夢なのかといいますと、実はそうでもないようで…。

町中にはこのようにスマホを扱う露店が至るところにあります。そして常に人、人、人・・・驚くほどの人だかり。(売られているスマホが本物かどうかは不明。笑)

スマホを売っているお店

現地の人々はこれを購入して、WiFi専用機として使う事もあるようです。
つまり、SIMカードは入れずに会社やカフェなどWiFiが飛んでいる所だけでネットを楽しむみたいです。

これに僕はかなりの衝撃を受けました。

SIMカードを買うことすらままならない中で、皆がスマホを欲しがり、ネットに繋がりたいと考えている。

こんな現状、日本ではまず見ることができません。

公衆電話からケータイ電話になり、iモードが出てきて、カラー液晶画面になり、11万画素のカメラが付き始めて・・・と順当に進化してきた日本的な歴史の観点からすると、この国の人々のモバイルの進化の仕方なんて全く予想出来ません。

この現状を目の当たりにして、今回の旅行中に強く感じたのですが、きっと東南アジアの国々から「スマホ1台で起業しました。」という人たちがドンドンと出てくるんだろうなと。

日本で一時期「パソコン1台あれば起業できる」という謳い文句が流行りましたが、それのスマホ版です。

んなバカなと思うかもしれませんが、一家に一台のPCから一人に一台のスマホになれば、個人ののめり込み方は半端無くなりますし、若い世代がスマホに掛ける情熱は日本人以上です。

近い将来そのような人々があらわれることはまず間違いないと思います。

どんな分野かはまだ分かりませんが・・・。

それでは今日はこのへんで。

ではではー。

<追記> この記事の続きを書きました。合わせて御覧ください。
ミャンマーのSIMカードの現状と今後の変化 | 隠居系男子

鳥井弘文

ミャンマーに関するその他の記事はこちら。

ミャンマー人の人懐っこさ | 隠居系男子

東南アジアのSIMカード事情。そしてミャンマー…。 | 隠居系男子

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