コミュニティにも意志は宿る。

昨日は、Waseisalonと、伊佐知美が主催するコミュニティ「#旅と写真と文章と」の両コミュニティメンバーさんの退職祝いでした。

今回は、そこで気がついたことを少しだけこのブログにも書き残しておこうかなと。

コミュニティの良さは、業種や立場の違うひとから、普段聞けない悩みや不安を聞けるところ。

よく言われる話ですが、経営者は経営者同士で交流したほうが良いと。

そのほうがお互いの悩みを素直に打ち明け合うことができて相談もできるから、だと。

でも、本当にそうなのでしょうか…?

業種や立場の違うひとから、普段聞けない悩みや不安などを聞けるところが、コミュニティの良いところだと僕は思っています。

昨日も、会社員だった方が会社を辞めようと思ったきっかけや、現在フリーランスの方がフリーランスになるときの葛藤など、業種や立場の違うメンバーさんから本音ベースのお話を聞くことができて、僕自身とっても参考になりました。

「あー、きっとうちの社内のメンバーも、こんな不安や悩みを抱えていたのかもしれないな…」と、気づかせてもらって反省する点も非常に多かったです。

「井の中の蛙状態になる」というコミュニティに対する危惧感は本当か…?

確かに、コミュニティって似たような価値観の者同士が集まるので、ともすれば「井の中の蛙状態になる」という危険性はあると思います。

しかし、その程度の度合いもコミュニティによって大きく異なってくるのかなと。

個人がそうであるように、個が集まって形成されるコミュニティであっても「お互いに尊重し合って、異なる価値観や考え方をオープンにしていこう!」とメンバーそれぞれが常日頃から意識していれば、そこにちゃんと意志は宿る。

僕らはそれを「開かれた内輪感」と呼んでいて、緩やかにつながりつつも、いつも開かれた状態を保って、どの立場にいる人達にとっても居心地の良い空間にしていこうと心掛けています。

最後に

わかりやすいレッテルを貼って「アイツらはオレたちの気持ちを理解できない!オレたちの敵だ!」と主張することで、同じ立場にいる人たちから賛同を得るという手法は効果的だし、手っ取り早い方法ではあると思います。

しかし、そうやってレッテルを貼りあってわかりやすい対立構造をつくるよりも、「お互いが何を考えているのか」ゆっくりでも構わないから本音ベースで話せるような空間をつくっていったほうが良いと、僕は思います。

そのほうが結果的に、互いにとって納得感のある人生を歩むことを尊重し合えると思うからです。

最後はなかなか抽象的な話になってしまいましたが、今日のお話がいつもこのブログを読んでくれている方々にとって何かしらの参考になれば幸いです。

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