最近、よく「価値」について考えます。
後編も最高でした。本当に素晴らしいインタビューだったなあ。最近「価値とは何か?」みたいな議論が増えてきたけれど、こういうお仕事が本当に価値のある仕事だと僕は思います。:『きみの鳥はうたえる』三宅唱監督インタビュー 映画監督が見た〝函館と人〟 後編| IN&OUT https://t.co/iMpC8zaZ1Q
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2019年1月7日
みなさんにとって価値あるものとはなんでしょう?
これからの時代、価値がないものはどれだけ上手にマーケティングノウハウを駆使したところで、廃れていってしまう。それはもう納得感のある話だと思います。
一方、全世界を感動させるハリウッド映画でも、小さな子どもが親に向けて書いた手紙でも、同じように“価値”を感じる。
じゃあ、一体「価値」とはなんなのか…?
僕は、そんな価値の正体は「他者を勇気づけているかどうか」だと思うんです。
今日はそんなお話を少しだけ。
他者を勇気づけるものかどうか?
冒頭のツイートでも引用したとおり、ライター・阿部 光平さんのつくり出すコンテンツには、いつも僕は価値を感じてしまいます。
それは、阿部さんがつくり出すコンテンツだけではなく、阿部さんがつくりだす空間や、場の雰囲気だってそう。絶大なる信頼を置いているんです。
じゃあ、なぜ彼のつくり出すものにはいつも価値を感じてしまうのか?
それは、阿部さんの行動は常に一貫して、他者を勇気づけようという意思が見て取れるからなのかなと思ったんです。
僕らの地元である函館について触れるときも、耳障りの良い要素だけを並べ立てて、キレイな嘘で固めようとしない。ちゃんと、ネガティブな要素にもしっかりと触れていく。
ただし、最後は必ず勇気づけようとしてくれるんですよね。
「こんなダサいところもあるかもしれないけれど、それでもやっぱり函館ってこんないいところがあるよね」と。
また、彼が子育てをするときの姿勢にもそれが現れていて、ここでは引用しませんが、気になる方はぜひ彼の過去の娘さんに関するツイートをさかのぼってみてください。
勇気づけは、価値あるもの全てに内包されている要素。
ひとりよがりであることは論外だとしても、他者を勇気づけようとする意志がそこにあるかどうか、それが価値の正体なんじゃないのかなあと。
少なくとも、僕が価値を感じるものには、全てにおいて内包されている要素でした。
「褒める」という行為が最近持て囃されるようになってきたのも、そこに価値を内包させるためのひとつの手段になり得るからなのかなと。
最近「褒める」が注目を集めていますが、なんか胡散臭い、なんか照れ臭いと思うひとは、相手に対して「勇気」を与えようと思って言動を変化させれば良いと思います。結局、「褒める」も相手に勇気を与えるための1つの手段。一番大切なことは相手を勇気づけて自分らしく振る舞えるように促すことです。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2018年12月27日
最後に
極論、「他者をワクワクさせることができれば、食いっぱぐれることはない」というのが最近までの持論でした。
でもそれをもっともっと突き詰めていくと、他者を勇気づけることさえできれば、食いっぱぐれることはないと言い換えることができるのでしょうね。
改めて、みなさんにとって価値とは何でしょうか?
いつもこのブログを読んでくださっている方々に何かしら考えるきっかけになれば幸いです。
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