何者でもないときほど、小さな約束を守ろう。

「自分がまだ何者でもないときは、なにを頑張ればいいですか?」

最近よく聞かれるようになりました。

この季節になると、若い方々から頻繁に聞かれる質問でもあります。

いつも僕が答えていることは、このツイートに書いているとおり。

詳しくは、下記の記事を読んでみていただけると嬉しいです。

若者へ。静かに約束し、静かに守り続けるということ。 | 隠居系男子

ひとはいつ、時間を守ることを疎かにし始めるのか?

素直なひとは、これをすぐ実行にうつしてくれます。

そして、実際に多くの仕事(お客さん)に恵まれるようになる。そんな姿を何度もこの目で見てきました。

ただ、そうやって何者かになった後、また時間を守らなくなることもあるなあと。

じゃあ、ひとはどういった時にまた時間を守ることを疎かにし始めるのか?

これを読んでくれている方の多くは、「傲慢になったときだ」と思うかもしれません。

でも、実際はそうじゃないんです。

いろいろな事例を観察してきて、ひとつ気がついたことがありました。

それは、「いま自分が、圧倒的に正しいこと(良いこと)をしていると信じて疑わないとき」なんです。

わかりやすく例えると、経営者がひとつ前の重要な会議を理由に、時間に遅れるようになる。

もしくは「この会議で決めていることは、非常に重要なことだから」という理由で、会議の時間を伸ばすようになる。

そうやって、圧倒的に正しいことをしているという自負があるからこそ、約束を守らなくなるようになるんですよね。

だからこそ、以前も書きましたが「良いことをしているときほど、悪いことをしている」と思わなければいけないのだろうなあと。

参照:うしろめたさの効用。 | 隠居系男子

最後に

極端な例かもしれませんが、「命≒時間」だと考えれば、それは戦争における軍隊の論理と一緒だと思います。

どれだけ尊いことであったとしても、他者の暮らしを犠牲にしていい時なんて絶対にない。

こればかりは、いつも自戒を込めて、何度も何度も自分に言い聞かせたいことです。

人間だから、必ずミスをするときもあります。その他者のミスに関しては、いついかなる時であっても常に寛容でありたい。

ただ、僕自身は、どれだけ年齢を重ねても、時間の約束だけはいつもできる限り守り続けたいなあと思っています。

いつもこのブログを読んでくださっている方々にも、今日のお話が何かしらの参考になったら幸いです。

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