「自分にもできそう!」そう思わせてくれる親近感。

「ほぼ日みたいなコンテンツをつくりたい」

「ほぼ日のような場をつくりたい」

今のお仕事を始めてから、もう何度となく聞いてきた言葉です。

近年、コンテンツづくりや場づくりをしたいと思う方々が、必ずと言っていいほど口にするセリフ。

でもきっと、それだったらメルカリのような場をつくることのほうが簡単なはずですし、ジブリのようなコンテンツをつくるのと同じぐらい難しいことのはず。

しかし、「メルカリのような場をつくりたい」「ジブリみたいなコンテンツをつくりたい」とはあまり聞いたことがありません。

きっとみんな「自分には絶対に無理だ、おこがましい…」と思ってしまうのでしょう。

でも、ほぼ日の場合は「なんだか自分にでもできそう…!」と思わせてしまう魅力があるんですよね。

そこが改めてすごいなあと思いますし、「自分にもできるかも…?」って思うから気になるし、真似したくなる。

その結果、サイトも頻繁に覗いてしまうし、ほぼ日が創り出した空間にもフラッと訪れてしまうのでしょう。

今年も「ほぼ日」の「生活のたのしみ展」に行ってきた。

なぜ、突然こんなことを書き始めたのかと言えば、僕自身がまさに「生活のたのしみ展」に昨日行ってきたからです。

「生活のたのしみ展」には毎回必ず訪れていて、年々規模感が大きくなったり、人通りは増えてきたりはしているけれど、その手作り感は変わっていません。

良い意味で、作り込みすぎていないんですよね。

その瞬間、まさに上記のようなことを感じたんです。

作り手の動機で足を運び、受け手の満足感で家路につく。

どうしても僕らは、消費者と作り手の間に圧倒的な“差”をつくり出して、その結果として「憧れ」を生み出す、それがカッコいいことだと思いがち。昭和世代の場合は特に、です。

参照:1対1の丁寧なコミュニケーションを繰り返すほうがカッコいい。 | 隠居系男子

でも、それだと親近感は生まれずに、良くも悪くも憧れ止まり…。

今の時代であれば、「自分とは別世界の話だ」と思われて終了です。その先はない。

「全員が作り手と受け手を頻繁にスイッチしている」こんな時代だからこそ、「生活の楽しみ展」のような施策のほうが逆に映えるんだろうなあと思いました。

最良の消費者になることが、最良の生産者になる秘訣。 | 隠居系男子

作り手の動機で訪れつつ、帰り道では「いい買い物をしたなあ」と受け手の満足感に浸って帰ってくる。

まさに「道楽」と呼べるようなそんな場所でした。

参照:「新しい休み方」から考える「新しい働き方」。 | 隠居系男子

最後に

さて、ほぼ日の生活のたのしみ展は、4月21日まで東京・丸の内で開催中のようです。

東京にお住まいの方はぜひ足を運んでみてください。

参照:生活のたのしみ展 – ほぼ日刊イトイ新聞

いつもこのブログを読んでくださっている方であれば、作り手としても、受け手としても、どちらの立場からでも新鮮な発見があると思いますよ。

あと、とにかく「カレーの恩返しカレー」がめちゃくちゃ美味しかったです!ぜひ騙されたと思って、お土産にひとつ買ってみてくださいね。

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