どうも鳥井(@hirofumi21)です。
先日、「灯台もと暮らし」で公開した以下の記事。
【徳島県神山町】メディアの神山町が全てじゃない―移住者と地元民の間の私― | 灯台もと暮らし
この記事が徐々に読まれていき、現在4000いいね!4.5万PVまで伸びました。そして現在も伸び続けています。
それだけであれば「そこそこバズったね」という話で終わりなのですが、この記事には面白い特徴は、インフルエンサーの人たちが誰もシェアしていないのにここまで伸びたということです。
今日は、最近変わりつつあるネットのバズ事情について、少しだけ自分の考えを書いておこうと思います。
同じ地方ネタでも読まれ方が全く違う。
丁度1年前に、このブログで書いた以下の記事も同じような「地方ネタ」でそこそこバズりました。
函館蔦屋書店がスゴい!代官山を超え、これを目当てに函館に移住しても良いレベル! | 隠居系男子
この時は、5000いいね!5.5万PVまでいったのですが、こちらの記事と今回の「徳島県神山町」の記事で大きく異なるのは、インフルエンサーと呼ばれる人たちの取り上げ方と読者層の違いです。
「函館蔦屋書店」は、読んでくれた人たち・シェアしてくれた人たちというのは、やはり東京など大都会の方たちばかりでした。
しかもその層の人たちに届いたキッカケというのは、いわゆるインフルエンサーと呼ばれるIT界隈の著名な方々がたくさんシェアしてくれたことが大きな原因だったわけです。
しかし、今回の「徳島県神山町」の記事はそうではない。シェアしてくれたのも読んでくれたのも、地方に住む人々がとても多かったのです。
何がこの1年で大きく変わったのか?
それでは、この1年で何が大きく変わったのでしょう?
まず1つは、スマホが一般層に普及したというのが一番大きな要因ではあると思います。「暇な時間にスマホを使ってウェブ記事を読む」という行為が、一般層の方々にも至極当たり前になってきたということのでしょう。これはとても大きい変化だと思います。
それにプラスして、都会だけではなく地方の人達もSNSなどを使って、ウェブ上のコンテンツをシェアするようになったということなのだと思います。それは昨年大流行だったバイラルメディアやキュレーションアプリが寄与するところも大きいのだと思います。
インターネットのコンテンツを消費するのには圧倒的に「時間」が必要。
そもそも、インターネットのコンテンツを消費をするには、圧倒的に「時間」が必要です。
インフルエンサーと呼ばれるような方々は、多方面で活躍する方々ばかりなので、その時間がない。それは当然のことでしょう。
ウェブ上にあがってくるコンテンツが少なかった時代には、インフルエンサーの方たちがアーリーアダプターとなり得たのかもしれませんが、今はそうではなくなりました。
むしろアーリーアダプターは圧倒的に時間のある人達。中高生、大学生、フリーター、専業主婦というような方たちに移行してきているわけです。そして、彼らも自分たちでシェアをするということを始めました。
youtuberの人気が昨年に一気に爆発した理由もここにあると思います。youtuberのチャンネル登録をして、日々追い続けて支えることができる人たちというのは、やはりこのような人たちです。
時代の流れと共に、youtuberのコンテンツのクオリティが丁度交わるタイミングが、昨年だっということなのでしょう。
最後に
最近では、インフルエンサーの方たちが知らぬ存ぜぬところで新しい文化がドンドン生まれてきているなぁと感じます。
ウェブ上のコンテンツはインフルエンサーと切っても切れない関係だと思っていましたが、実はそうではなくなってきているのかもしれません。
発信力、影響力がある人達だけが時代をつくるという時代は既に終わりを迎えて、インフルエンサーに総スカンされても、ある特定の地域で圧倒的にバズるという現象が今後はどんどん増えてくるのだと思います。
しっかりと読者の方に響く記事を作れば、自然とジワジワ広がっていく。この1年で、記事の広がり方に対する意識は大きく変わったなぁと思う今日このごろです。
それでは今日はこのへんで。
ではではー!