高城剛著「白本 弐」秋葉原周辺が温故知新な日本文化の発信拠点になれる可能性。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日、高城剛さんの「白本 弐」を読み終えました。自身の有料メルマガのQ&Aコーナーを再編集した書籍です。「白本」第一弾は以下の記事でご紹介しています。

参照:高城剛著『白本』高城剛の真髄はQ&Aにあり。 | 隠居系男子

今日はこの書籍の中から、秋葉原周辺の今後の変化について、とても共感できるお話が書いてあったので、こちらをご紹介しつつ、自分の見解も少し書いてみようかなと思います。

「秋葉原と呼ばれるハードとしての発信拠点が巨大化すること」

読者の方からの「秋葉原はこの先どのように変化していくと思いますか?」という質問に対して、高城剛さんは「ここ10年で、駅前の再開発などのハード的入れ替えと、アニメやキャラクターを軸としたソフトの入れ替えの両輪が上手く回っている」と語り、これからの秋葉原には2つの進む道があると書かれています。

一つは、「イベントなどの求心力あるソフトを次々と投入し、ソフトウエアのバージョンアップを図るという方法」。そして、もうひとつは「秋葉原と呼ばれるハードとしての発信拠点が巨大化すること」

以下で少し引用してみましょう。

僕はもうひとつの可能性に注目しています。それは、秋葉原と呼ばれるハードとしての発信拠点が巨大化することです。今日、駅前を中心としたエリアは、キャラクターが席巻していますが、末広町より先、御徒町側は、最近不思議な雰囲気を醸し出しています。

高架下にある『日本百貨店』などが入る『2k540』は、秋葉原とは違った小さいながらも日本文化発信拠点になるかもしれませんし、秋葉原から御徒町まで連なって、温故知新な日本文化の発信拠点になれる可能性があるのではないか、と睨んでいます。

この辺りには少しだけ怪しい安売りの店も多いですよね。ソフトもハードも秋葉原および周辺は、これからチャンスも多く、もっと面白くなると僕は思いますね。

ハイブリッドな雰囲気と、“絶妙なアンバランス”感が心地よい。

この高城さんの見解は、本当に同意です。

以前もこのブログで書いた通り、銀座から浅草まで散歩することに最近ハマっていて、その散歩コースが見事にこのエリアを通るわけです。

銀座線で言うと、神田→末広町(秋葉原)→上野広小路→上野のエリア。

東京の右側「銀座〜浅草」を1時間半かけて歩く事に最近ハマっています。 | 隠居系男子

日本百貨店

日本百貨店

高城さんも言及している「2k540」の中に入っている「日本百貨店」さんは、「灯台もと暮らし」でも取り上げさせてもらっているほど僕らも大好きなお店で、本当におもしろい発信をしているショップだと思います。

画像引用元:私たちの「日本百貨店」―日本のモノ作りとスグレモノに出会う場所― | 灯台もと暮らし

参照:心動かす、私だけのお気に入りを探しに「日本百貨店」へ | 灯台もと暮らし

アーツ千代田 3331

エンガジェットフェス
また、末広町と御徒町の間ぐらいにある小学校を改装した「アーツ千代田 3331」などもすごくおもしろい場所です。

秋葉原に近いからなのか、「Engadget Fes」みたいな企画もあれば、手作り・モノづくりの下町らしく、素朴な作品のギャラリー的な使われ方もしています。このハイブリッド感がこの周辺ならではの雰囲気だなと。

僕らもいつかここでイベントをやりたいなと企んでいます。

画像引用元:Engadget Fes モバイルプリンス島袋コウ x 津田啓夢 トークセッション。SIMロック解除義務化を熱く語る #egfes – Engadget Japanese

神田明神

神田明神

あとは神田明神もおもしろい!MATCHAの編集長をやっていた時に「ringo-a.me」さんたちと一緒に作った記事があり、記事自体はあまり読まれませんでしたが、自分としては文字通り神がかっていた内容だったなと思っています。

「神田明神とロリータ姿の女の子」と言うのは、言葉では表現しにくいのですが、とても“絶妙なアンバランス感”があって、コンテンツ作りをしている人間的には作っていて最高に楽しかったというか、「あーこれはヤバい」と思わされる瞬間でした。

きっと、秋葉原の空気というか匂いみたいなものが、まだ残っている場所にある神社だからこそ、出ていた雰囲気なのだと思っています。

参照:AKIHABARA★ringo-a.me

画像引用元:【女の子と神社に行ってみよう!】参拝方法のまとめ | MATCHA – 訪日外国人観光客向けWebマガジン

最後に

秋葉原を中心とした、神田〜上野エリアのおもしろさはぜひ東京に来たら体験して欲しいです。

あとは少し外れて湯島とかもおもしろい。「旧岩崎邸庭園」などがあって、また独特の空気感があってこの辺りの雰囲気を更に盛り上げていると思います。

この秋葉原周辺には、日本の文化の再構築、温故知新な日本文化の発信拠点になれる可能性は十二分にあるでしょう。

ご興味ある方は、もうすぐ訪れる春の暖かい陽気の中で、ぜひ散歩してみてください。きっと東京の西側では味わえない世界が広がっていると思いますよ。

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

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