高城剛著『白本』高城剛の真髄はQ&Aにあり。

白本

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日、高城剛さんの『白本』がKindle限定で発売されました。

このブログでも何度か紹介したことのある高城剛さんのメルマガ「高城未来研究所 Future Report」のQ&A部分から厳選されたモノだけが掲載されているこの電子書籍。

わかりやすく端的にまとまっており、それでいて高城節を存分に味わうことの出来る一冊となっています!

「高城剛って誰!?」っていう方は、まずはこちらの記事からどうぞ!
高城剛氏のメルマガを読む前に!高城節炸裂のおすすめ書籍5選! | 隠居系男子

高城剛の真髄はQ&Aにあり!

高城剛さんの本の中で一番好きな本が、『私の名前は高城 剛。住所不定、職業不明。』なのですが、思い返してみるとこの本もQ&A形式でした。

もちろんメルマガを読んでいる時もイチバン楽しみにしているのが、このQ&A。本当に目からウロコが落ちる回答が多くて、「これはっ!」っていうくらい衝撃の大きかった回答は、そこだけを切り取ってEvernoteに保存しているぐらいです。

なぜここまで彼のQ&Aに惹かれるのかって考えた時に、一番最初に思い浮かぶ理由はやはり、彼の質問者に対する態度だと思うんです。

高城さんは以前「人とお話しする時、一番気を付けている事は何ですか?」という質問に対して以下のように答えていました。

これは、お偉いさんに限らず、すべての人と接する時に言える事だと思いますが、接する人によって、態度を変えないこと、です。

ですので、総理大臣と話すときも、女子高生と話すときも、同じように僕は接します。

たぶん、これに尽きます。僕が惹かれてしまう理由は。

メルマガに掲載されている質問というのは、他人の質問ですから「自分もそれ聞きたかった!!」っていうものもあれば、「この人だいぶこじらせちゃってるなー」って思うものまで、本当に様々な質問が投げかけられています。

そして高城さんはこれら全ての質問に、本当に上記のようなスタンスで答えているんです。

以前答えたことがあるような質問にも、再度切り口を変えて丁寧に答えていますし、こじらせている系の質問にも、高城さんの回答の方で読者に読ませるカタチへ変えてきます。それはまるで、若手のボケや女優さんの的はずれな話まで、全てを笑いに変えてしまう明石家さんまさんのように…。笑

「僕は日本がとても好きです。」

さて、少し話がずれてしまったのでこの本に話を戻しますと、今回僕が「白本」という形にまとめあげられ、改めて読み直して印象的だったQ&Aが以下のもの。

【 Q 】
個人的な感想ですが高城さんからは、日本をダメな国だと批判するような感じを受けません。高城さんが、日本というところに対して、愛着やこだわりというほどではないのだと思いますが、思う部分などがありましたらぜひお聞きしたいです。

【 A 】
僕は日本がとても好きです。日本の美しい国土や文化、思慮深い人々の生き方や、挑戦的だった高度経済成長期の企業の姿勢など、世界をまわればまわるほどに、より日本を好きになります。

しかしその反面、現在の「日本のシステム」は、それらの素晴らしい箇所を帳消しにするほど、マイナス面が大きいと思います。表面的に合理的に思える選択を繰り返し、あたらしい可能性を追求しない姿勢は、多くの人を疲弊させるだけだと思います。

「なんだ、海外に出た人間は誰でもよく言うアタリマエのことじゃないか。」そんな風に思われる方もいるかもしれません。

しかし、それは建前だけという人も多く、自分の母国なのにもかかわらず、「日本は終わってる」などと平気で口走る人が海外に行ってしまっているのも事実です。

たとえ実際に口に出さなくても、普段の言動や何気ない仕草をみていれば、それは何となく伝わってくるものです。

しかし、高城さんの場合には、それが感じられない。むしろ、掘れば掘るほど高城さんは本当に日本が好きなんだろうなっていうのが感じられるんです。それは完全にグローバルマッチョ思想とは一線を画するもの。

僕はこの高城さんの立ち振る舞いに宮﨑駿さんに近いものを感じる時があります。宮﨑駿さんも日本に対して苦言を呈することが多々ありますが、彼の話によくよく耳を傾けると、本当に日本が大好きなんだろうなということが伝わって来るんです。

「日本の子どもたちに希望を与えたい、君たちの生まれてきた世界はこんなにも残酷だけど、こんなにも素晴らしいんだ。」そんなことを伝えたくて、アニメを描き続けているということが。

この宮﨑駿さんに近い匂いを感じ取ってしまうので、きっと僕は高城さんの言葉に耳を傾け続けてしまうのだと思います。

最後に

高城剛さんについてよく書かれているブログ「Future Insight」で、今回の白本を紹介した記事の中に以下のような表現がありました。

自己啓発というよりは、一人の人間の最高レベルの外れ値としての「高城剛」のテクノロジーと怪しさの絶妙な融合を是非味わってほしいです。確実に値段分の価値はあると思います。

これは高城剛さんという人を的確に捉えており、それと同時に彼の楽しみ方も表した絶妙な表現だと思います!

今まで高城剛という人に触れてこなかった人にも、高城剛ファンの人にも、どちらにも読み応えのある1冊となっているので、ぜひご興味ある方は一度読んでみてください!

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

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