日本一グローバルな街、浅草で見つけた素敵な光景3選。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

以前、「いま東京で一番グローバルな街、浅草。」という記事を書きました。

今日は、そんな浅草で見つけた国際的な光景を3つほど備忘録的に書き残しておこうと思います。

欧米家族と日本の家族の“コンビニ前交流”。

まず1つめは、夜10時頃に某コンビニ前で行われていた日本人家族と欧米ジン家族のプチ交流会です。

日本人家族は生粋の浅草育ちという感じで、父母そして子供2人におばあちゃん。欧米人家族の方は父母に子供2人というような構成。

きっと互いに酔っ払っていたのでしょう、日本人の奥さんが完全なカタカナ英語で色々聞き出していました。「どこからきたの?」「どこに泊まってるの?」「今晩何食べた?」などなど。

欧米夫婦も聞き取るのに必死で何度も聞き返したりしていましたが、ものすごく楽しそうに受け答えを続けていました。

そして親同士が話す中、その下では小さな子供たちが「言語も国籍も関係ねぇ!」と言わんばかりに、すぐに仲良くなった様子でじゃれあっており、非常に素敵な光景でした。

セブン-イレブンで当たり券を引いて喜ぶロシア人カップル。

2つ目もコンビニなんですが、セブン-イレブンのレジ前で見かけた光景です。

セブン-イレブンではもうお馴染みの700円以上購入すれば1回くじを引くことができるあのキャンペーン。あのくじをロシア人カップルが引いていました。

店員さんは商店街にいそうな陽気なおっちゃんという雰囲気で、英語は全く喋れないご様子。くじ箱を彼らの目の前に置いて「トゥー、トゥー」と煽るだけ。

ロシア人も困惑しながら、とりあえず引けばいいんだなってということはなんとなくわかったらしく、2枚引いて、1枚がカップラーメンの当たりくじ。

「サービス!サービス!ラーメン!ラーメン!」とおっちゃんが連呼する中、状況をやっと理解したロシア人は、めちゃくちゃ喜んでいました。あれほどセブン-イレブンの当たりくじで喜ぶ光景は、今まで見たことがないです。

ただ、2枚引いていて1枚は応募券でした。おっちゃんも応募券を上手く説明できず、ロシア人も全く理解できていなかったご様子。

外国人が引くことも想定しつつ、せめて応募券に英語表記ぐらいはしてあげないとダメなんだろうなと課題も見えた日常の一コマでした。

雷門前で、立ち止まって手を合わせるおばあちゃん二人組。

最後は外国人は特に関係ないのですが、とっても素敵な光景だったのでご紹介しておきます。

浅草寺の雷門前の横断歩道(…と言っても雷門が見えるか見えないかギリギリのかなり離れた場所)

その横断歩道を、ご高齢のおばちゃん二人組が楽しそうに会話しながら渡っていきます。

すると、突然横断歩道の真ん中で立ち止まり、雷門の方に向かって合掌し一礼。そしてまた何もなかったかのように楽しそうにおしゃべりを続けながら歩き始めました。

それがとても自然な光景で、非常に印象的でした。何の義務感もなく、ただそこにあり、そこを通ったからやっただけという日常のごくごく当たり前な信仰心を見せつけられたような感じ。

まさに異国を旅している時に見掛けてハッとさせられる、あの衝撃に似ていたので今回この3選の中に取り上げてみました。

最後に

訪日外国人や上記のおばあちゃん達の様な行動を観察していると非常に面白いです。

あー、きっと本当のグローバルと言うのはこうゆうことだろうなぁと。対応する側が英語なんて出来なくてもいいし、その土地の当たり前な日常の風景や習慣が残っていればいい。

きっと今政府が語るような観光立国のようなものとはぜんぜん違うものが本当は求められていて、浅草の人たちのように「外国人が来るんだから対応するしかないよ。」ぐらいの開き直ったような姿で迎えるのが正しいのではないかと。

浅草は外国人をこの国に迎えるという意味で、本当に沢山のヒントが転がっている街だと思います。

僕は基本的に彼らに声をかけません。MATCHAメンバーの中にはガンガン声をかけていくタイプの人間もいますが、自分は観察していたいタイプ。自分だったら旅している時に突然声を掛けられたくないから。

(ミャンマーとかは例外で、逆にそれが楽しかったのですが。)
参照:ミャンマー人の人懐っこさ | 隠居系男子

毎日同じ場所を通り、その街の雰囲気や人々を観ていると伝わってくることというのは山のようにあります。

今このタイミングで浅草に住んでみて本当に良かった。これからもこの地の人々、そしてこの地にやってくる人々をしばらく観察してみようと思います。

それでは今日はこのへんで。

ではではー!

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