どうも鳥井(@hirofumi21)です。
一昨日のブロガーズフェスティバルに引き続き、昨日は堀江貴文著『ゼロ』ブロガーミーティングに参加してきました!
今日はこのミーティングに参加して、思いっきり恥をかいた話、そして「それでも小さな一歩を踏み出して、ゼロをイチにすることができた」というお話を少しだけ書いてみようと思います。
堀江貴文著『ゼロ』ブロガーミーティングとは?
このイベントを知らない方も多いはずなので、まずは堀江さんのFacebookページから引用。
◆堀江貴文『ゼロ』ブロガーミーティング開催のお知らせ◆
いよいよ11月5日に全国発売となる『ゼロ』。 おかげさまですでにネット上では話題沸騰中ですが、 発売に先がけ、堀江さんが本書に込めた思いを語る会「『ゼ ロ』発売記念ブロガーミーティング」を開催させていただくことになりました。
つきましては、SNSでご活躍されている方々にぜひともご参加いただきたく、ご案内いたします。
応募条件は「ブログやウェブサイト上で定期的に書評を書かれている方、Twitterのフォロワーが1000人以上の方」という狭き門。
かなり厳選された方が選ばれるんだろうなと思っていたので、応募しても自分が選ばれるはずなんてないと思っていました。
ただ、応募して外れたところで、自分に何かデメリットがあるわけでもないですし、堀江さんご本人から本書に込めた思いを聞けて、『ゼロ』も一足先に読めるというのであれば、それは幸運なことだと思い軽い気持ちで応募したら、なんと「参加のお願い」メールが!
ミーティングの様子
会場は原宿にあるダイヤモンド社の本社ビル。やっぱり予想通り、かなり小さな会議室。しっかりとは数えてないのですが、参加者は30名前後というところでしょうか。
会場には少し早めに着いたので、前から2列目に席を陣取って始まるのを待ちました。
時間より少し遅れてミーティングがスタートし、まずは堀江さんが本書に込めた熱い思いを30分程度語ってくれました。
お話の内容は、ケイクスやニコニコ動画で配信してきたものを30分にぎゅっと凝縮させた感じ。「なぜこの本を書いたのか、どんな人にこの本を届けたいのか」そういった想いを参加者に向けて真剣に語りかけるというものでした。
その後、cakesの古賀史健さん、星海社新書編集長の柿内芳文さんも加わり、今回のミリオンセラープロジェクトはどんな思いが込められて進められてきたのかを、制作秘話なども絡めつつお話して、和やかなムードで会は進みました。
このミリオンセラープロジェクトがどういったものなのかまだご存じないという方は、ぜひケイクスや、以前僕が書いたこちらの記事を読んでみてください!
堀江貴文ミリオンセラープロジェクト|cakes編集部/堀江貴文の記事、コラムを読むならcakes(ケイクス)
大前研一×堀江貴文『日本のテクノロジー』対談は文系にもみて欲しい! | 隠居系男子
質疑応答の時に完全にやらかした…。
今回のイベントに参加できると決まった時、「質疑応答の時間があったら、必ず何か聞いてみよう」と心に決めてました。
ここで恥ずかしがっていたところで、なにも前には進まないし、この折角のチャンスを逃したくないという気持ちも確かにありました。
ただ、自分のエゴで質問はしたくなかったので、できることなら「何か堀江さんに役に立つようなこと」や「この本が本当にミリオンセラーになるためにはどうすればいいのか」ということに繋がる質問になればいいなと、ずっと考えていたんです。
しかし、会場に着いてご本人から直接お話を伺っても、全然いい質問が浮かんでこない・・・。
高校生の頃から堀江さんには興味を持ち始め、今までも本は何冊か読んできましたし、このイベントに参加するということで、ケイクスやニコニコ動画もひと通りチェックしてきたので、お話を聞いていても、特に疑問が生まれることもなく…。
ふと会場内を見渡すと、30〜40代ぐらいの方が目立ち、たぶん自分が最年少かなと思ったので、「じゃあ若者の視点から何か発言できることはないのか!?」と考えてみたりもしたのですが、「あ、そういえばこの前SFCに公演行ってたし、そこで自分なんかよりも更に若い子たちの話や考え方は沢山聞いてきているだろうな」と断念…。
そんなことを考えているうちに、もう終了までの残り時間は15分。「やばいっ!ここで何も聞けなかったら絶対に後悔する!」と焦り始めます。
何かないのか何かないのかと、ノートがびっしり埋まるぐらい質問を書き出してみたのですが、“自分だからこそ”の質問が全く浮かんでこない・・・。
テンパりすぎて訳のわからない質問に…
そんなときふと閃いたのが、この前書いた「ニコニコ動画を運営するドワンゴ会長・川上量生著『ルールを変える思考法』が完全に星5つだった!」という記事。これが2万PVを超えていたので、何かこれにヒントがないか求めた結果、「あ、ジブリだ!」と。
この記事がシェアされた時に、色々とコメントもついたのですが、そこに意外と多かったのが「川上さんがジブリに言及している部分」。
川上量生という人物だけであれば、ITベンチャーの起業家でゲーマーだし、何考えているよくわからない。しかし、川上さんが「スタジオジブリプロデューサー見習い」になって以降、彼に興味を持ち始めた人は多いはずなんです。
なので、何か国民的に愛されているもので、共通の話題を探っていけば、今まで堀江さんに興味がなかった人も、「あの作品をそうやって捉えるのか、面白い!」となって、読んでもらえるだろうと。
やっとこの質問に辿り着いたときには、残り時間あと5分…。
「では、お時間も迫ってきたので、今手を挙げている方で終わりにしたいと思います。」と言う時に、ぎりぎり滑りこんで手を挙げる。
ただ、滑り込んだはいいんですが、「ホントにこんな質問でいいのか?前日のイベントで登壇していた方なども会場にいらっしゃるし、これってただのバズり自慢じゃね?何なのアイツって周りから思われたらどうしよう?」と完全にキョドりまくり。
そんな状態で自分の順番が回ってくるのを待っていたら、堀江さんご本人の口から「この前、“僕のことをあまり良く思ってくれていない年配の女性に読んでもらうかどうすればいいですかねぇ”と聞いてみたら、“小泉今日子さんと対談した方がいいよ”って言われました」という発言が。
でたー!完全に『あまちゃん』のことだー!まさに国民的に愛されているものだし、俺が言いたかったことってそういうコトだー!先にご本人から言われてしまったー!
もうこの時点で全身から汗がダラダラ。
「では最後の方、どなたでしたっけ?」と聞かれ、恐る恐る手を上げる…。
「隠居系男子というブログを運営している鳥井と申します。・・・・
・・・このあと何を言ったかはハッキリ憶えていません。
なんとか、それっぽいことを言い終えると、会場からはみごとに失笑。
あー、「穴があったら入りたいっていうのはこういうことかー」と思いながら言い終えると、堀江さんも苦笑いで困った様子。
ただ、そこは堀江さん、すぐに切り替えてくれて堀江さんの「あまちゃん論」を語ってくれて、「宮藤官九郎という才能のある人間が、木更津キャッツアイを、予算を気にせずに作るとこうなるんだ」的なコメントをなんとか頂けました…。
それでも、僕にとってはゼロをイチに変える一歩となった。
帰り道はしばらく呆然としながら、渋谷駅まで向かいました。
今の自分には何もない。昨年中国で働いてみて、そこで考えた事もあるし、フィリピンで3ヶ月間過ごし、東南アジア各国を見て回り、これからの時代の「生き方」や「働き方」について伝えたいことも沢山浮かんだけれど、今の自分はそれを伝える手段が何もない。
今の自分にできることは、このブログをもっと多くの人に知ってもらい、それを文章にしたり、実際に人と会いながら地道に伝えていくしかない。
もし、あのままいつものように「ただの聴衆」となって帰ってきてしまったら、きっともっと後悔したはず。チャレンジしなかった後悔よりも、チャレンジして後悔したい。
「なにもない自分に小さなイチを足していく。」
ミリオンセラープロジェクトに役に立つような事を提案できたわけじゃないかもしれませんが、まさに今回の本の副題のように、今回堀江さんがこの本に込めたメッセージは実践できたのかなと、今はそう思い自分を慰めています。
今日の朝も、たまたまTwitterで「昨日質問された方ですよね!?ブログの名前で憶えていました!」と言ってもらえて、小さな一歩を踏み出せたような気がしています。
最後に
『ゼロ』は、先ほど全て読み終わりました。
11月1日まで内容に関する事は書けないんですが、本当にいい本でした。
自分の失敗談なんてブログでは絶対に書きたくなかったし、もちろん今までも書いてきていません。しかし、この本を読んだことで、そこから勇気をもらい、こうやって書くことができたんだと思います。
堀江さんのカッコイイ部分も、ダサい部分も全てがさらけ出されています。読んでいて「こんなプライベートなことまで包み隠さず書いてしまってもいいの?」と驚かされてしまうことも多々ありました。
でも、最後まで読み終えると「自分も何か一歩踏み出してみよう、行動に移してみよう」そう思わせてくれる本だと思います。
是非皆さんにも読んでもらって、そして何か実践に移して欲しいと思います。
11月5日発売です。お手にとってみてください!
それでは今日はこのへんで!
ではではー!
鳥井弘文
<追記>ブロガーミーティングに参加した方々の記事はこちら!
このイベントに参加して、その様子をブログに書かれている方々の記事もご紹介しておきます。僕とは違って、皆さんキレイに当日の内容をまとめていらっしゃるので、ぜひ読んでみてください!
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