日本人の日常の延長線上にある“ハレの日”を楽しむ外国人たち。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

昨日は隅田川花火大会。せっかく浅草に引っ越してきたので、軽い視察も兼ねて浅草・蔵前周辺を散策してみました。

その中で一番驚いたのは外国人の数。なぜ彼らは日本のお祭りに参加するのか?日本人の日常の延長線上にある“ハレの日”を楽しむ外国人の行動について、今日は少し書いてみようと思います。

日本人よりも日本人らしく隅田川花火大会を楽しむ外国人たち。

隅田川花火大会は日本最大級の花火大会なので、もちろん圧倒的に日本人の数の方が多いのです。

しかし、一見日本人に見えるような人達でもすれ違ってみると中国語を話していたりと、意識して見分けていくと外国人の数はかなり多かったです。

その中でも特に驚いたのは、浴衣を着ていた台湾人の女の子4人組。間違いなく日本人だと思っていたので、すれ違って台湾なまりの中国語が聞こえてきた時はとても驚きました。

浴衣をキレイに可愛く着こなしており、ある意味で日本人よりも日本人らしかったと思います。

花火大会終了後も、雷門の前で外国人同士が何やら楽しそうに騒いでおりましたが、その中の半数ぐらいが男女ともに浴衣を着ており、非常に満足気な顔をしていました。

他国の日常の延長線上にあるハレの日に参加したくなる気持ち

こうやってみてみると、実は訪日外国人の方が日本のお祭りを目一杯楽しんでいるのだなと。

僕達が日本のお祭りにそれほど興味が持てなくなってしまったのと同じように、海外の人たちも、もしかしたら自国のハレの日に興味がなくなってきたのかもしれません。

参照:いま、祭りに興味がない理由。旅ブームの先にあるもの。 | 隠居系男子

それよりも、他国の日常の延長線上にあるハレの日に参加したくなるという気持ちの方が強い。

そういえば日本人もタイの水かけ祭りや、ヨーロッパの地元に根づいたお祭りに行きたがる人が以前より増えたような気がします。しかし、そんな彼らが日本の祭りにも積極的に参加しているかといえばそうでもない。彼らが興味あるのは海外のお祭です。

このように、お祭というハレの日を互いに交換し合って楽しんでいるというのは、非常に面白い現象だなぁと。

地元の人達でごった返している中で、地元の人達と同じ服装をして、同じモノを食べたくなる気持ち。なんとなく分かるような気がします。

最後に

間違いなく彼らは自分達の力で日本にやってきて、自分たちで調べて、着るものも食べるものも日本人と同じ場所で調達しようと努力しています。

間違っても一昔前のパッケージ旅行のように、日本人が“外国人様専用”に作った安っぽいオプションプランに参加しているわけではありません。

彼らのような日本の楽しみ方を目の当たりにすると、やはりこれからの訪日外国人向け情報というのは、日本のリアルを見せていくのが一番いいのだなと改めて思います。

地元の人達が何を楽しんで、どのような熱量のもと動いているのか、そういったナマの情報を届けていくべきであると。

参照:日本の良さを全世界へ同時に届けていく上で大切な事は、外国人に迎合しないこと。 | 隠居系男子

銀座に団体でやってくる中国人旅行者のように、大金を落としていってくれる人々ではないですが、彼らのように本当に日本を愛してくれている人たちに必要な情報を届けることによって、日本の「顧客満足度とリピート率」は向上していくような気がします。

参照:「入込数」を重視する日本の観光地と「PV数」を重視するブログの相似点。 | 隠居系男子

それでは今日はこのへんで。

ではではー。

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