どうも鳥井(@hirofumi21)です。
先日こんなコンテストがタイムラインに流れてきました。
参照:SUBWAY 「ユニフォームデザインコンテスト」
日本サブウェイ主催で、協力に文化服装学院、審査員にファッションブランド「ミキオサカベ」の坂部三樹郎さんらを招いていたりと、とても面白いコンテストです。
ただし、このコンテストの応募資格が「日本居住者に限る」ともったいない感じ…。もし世界中から募集したら、きっと面白いアイディアが沢山集まってくるはずです。今日はそんな話について少し書いてみようと思います。
世界には、日本のクリエイティブが大好きな若者が多い。
言わずもがな、世界には日本のクリエイティブが大好きだ!という若者がたくさんいます。わかりやすいのは、アニメのコスプレや日本のロリータファッションが好きな子たちでしょう。
参照:世界中からロリータさんが大集合!「International Lolita Tea Summit」 | MATCHA
彼女たちのように外面でわかりやすく「日本大好き!」と伝わってくれば注目されやすいのですが、そうじゃないとなかなか注目されない。
外見はいたって普通の現地人なのに、実は日本のアニメが好きすぎて自分のノートに何枚もアニメの絵を模写していたり、日本語はほとんど喋れないのに、日本の歌を完璧に歌えたりするという子たちが、アジア圏には多く存在します。
参照:フィリピン英語留学体験記5〜セブは生活習慣改善道場!新ライフスタイルの可能性〜 | 隠居系男子
その中には、“日本のクリエイティブ”があまりに好きすぎて、日本的な表現方法でオリジナルキャラクターやデザインを作ったりしている子たちもいます。
そんな彼らへ向けて、SUBWAYのような世界中から認知されており信頼もあるグローバル企業が、今回のようなコンテストを行えば応募はたくさん集まってくるはずです。
日本の店舗で自分のデザインしたユニフォームが実際に使われるということであれば、彼らはものすごく喜ぶはずでしょうし、承認欲求だけではなく賞金も30万円とアジア圏の人々にとってはかなりの額なので、制作意欲にも直結することでしょう。
日本のめちゃくちゃドメスティックな感性に、海外の視点をプラスする。
このように海外から集まってくるデザイン案は、きっとめちゃくちゃ日本らしいモノのはずです。それこそ日本人よりも日本人らしいデザインが集まってくるのではないでしょうか。
彼らは日本について本当に詳しいです。その上自国の文化や文脈も併せ持っているので、その2つの要素を自然に掛け合わせてできたアイディアは、日本人には生み出せないようなモノになっているはずです。
とても日本らしいのに、日本人じゃ絶対に思いつかないようなアイディア。
そんなアイディアが日本国内でも受け入れられていけば、それがこれからの時代の「グローバル」にも繋がっていくんじゃないでしょうか。
参照:真のグローバル化とは、徹底的に日本の原風景を理解すること。 | 隠居系男子
最後に
デザインは“非言語”の“情報”です。世界中がインターネットで繋がった今、誰でもどこからでもそれを応募することができます。
制作に必要なアプリケーションもどんどん安価になってきており、デザイン作る環境も整いつつあります。あとは本当にアイディア次第。
日本という、世界に類を見ないクリエイティブを発信し続けてきた国だからこそ、そこに集まってくるアイディアもめちゃくちゃ日本らしく面白いアイディアのはずです。
ぜひ日本の企業はこういったコンテストを世界へ向けて発信していって欲しいと思います。それこそLINEとかであれば、そのプラットフォームを使ってカンタンに行うことができるんじゃないでしょうか。まさに以下のオーディションのデザイン版のようなもの。
参照:LINE オーディション – LINEでかんたんエントリー!LINEの友だちからスターを発掘!
もちろんMATCHAでも、こういったコンテストを開催しようと考えている企業があれば、ぜひご協力させてもらいたいと思います。
それでは今日はこのへんで!
ではではー!