高城剛のメルマガと「モヤさま」が見つけてくれた函館の人の魅力

ことりっぷ函館 (ことりっぷ国内版)

バリバリの函館市出身、どうも鳥井(@hirofumi21)です。

ここ最近、函館という街がメディアでも取り上げられることが多くなりました。

今年の夏には5万人を集めたGLAYのライブがあり、昨年の冬にはガリタ食堂もやって来ました。そして、今年の冬には代官山に続き2店舗目となる蔦屋書店も開店する予定です。

参照:代官山の蔦屋書店が北海道函館市にもオープンすることに思うこと | 隠居系男子

そんな中、このブログでも何度か紹介したことのある高城剛さんの有料メルマガ「高城未来研究所 Future Report」で、函館の「人の魅力」について書かれていました。

また、僕が大好きな番組『モヤモヤさまぁ~ず2』でも今年の春に函館市を訪れ、「街の人々の魅力」を上手に描いてくれていました。

今まで大々的に語られることのなかった、この“函館の人の魅力”について、今回はこの2つの題材をもとに考えてみたいと思います。

高城剛のメルマガで語られていた函館の人の魅力とは?

高城剛さんについては、このブログを読んでくれている方にはいまさら説明するまでもないと思いますが、どんな人?っていう人はこの記事を参考にしてください。

参考:高城剛氏のメルマガを読む前に!高城節炸裂のおすすめ書籍5選! | 隠居系男子

高城剛が考える函館は「信じられないくらい保守的な街」

今回、高城さんが函館について言及してくれたのは、Q&Aのコーナーです。

個人のブログであれば、出典元を明記すれば引用しても構わないということなので、まずは本文をそのまま引用したいと思います。

▽Q.16 さて、10・11月の間に仕事で東京・千葉・函館・札幌・三重・金沢を訪れる機会に恵まれました。(中略)そこで先月、日本を縦断された高城さんにお伺いしたいのですが、短時間でもその街を楽しむポイントや視点を、ぜひお聞かせいただけないでしょうか。

【 A 】 僕が色々な街に行っていつも見ているのは、その街に暮らす人々です。その街に暮らす人々が、どこに集まり、なにを考え、どこを見て、なにに向かっているのか、に興味があります。

頂戴しましたメールにあるなかでは、面白いのは函館で、あの街は信じられないほど保守的だと思います。なにしろ、世界で唯一ローカルチェーンである「ラッキーピエロ」に負けて、マクドナ ルドが一度撤退した街ですからね。ですので、典型的な函館の人を見たければ、「ラッキーピエロ」(通称ラッピ)に行く事のがいいでしょう。

このように、その地のコアな場所を見つける事ができれば、その街を十分に楽しめると思います。東京と言っても、大きいですからね。ちなみに、男性旅行者 が地元の女性ともっとも仲良くなれる街も函館だと思います。これだけ読むとメチャクチャに聞こえるかもしれませんが、函館を知っている人ならそれ なりの事実だとわかるでしょう。

残念ながらいままで僕は、日帰り旅行でしか函館に行ったありませんので、次回は数泊しながらもっと街、特に五稜郭周辺のリアルな函館探索や、コンビニ弁当買うよりハセガワストア(通称ハセスト)で焼き鳥食べるような、そんな旅をしたいと思っています。ちなみに、函館で「焼き鳥」は、豚肉のことです!もうじき開通する北海道新幹線も楽しみです。

出典元:高城未来研究所『Future Report』Vol.121/Part2

この錚々たる街の中で、函館にフォーカスしてもらった時点で、まず函館出身者としては嬉しく思います!

そして、日帰り旅行でしか函館を訪れたことがないにも関わらず、これだけ函館に関して情報量が多いことに本当に驚かされます。さすが高城剛!!

僕が考える函館という街

さて、このQ&A、僕個人的な意見からすると7割は大正解です。函館の街、そして住民の人たちが「信じられないほど保守的だ」というのは本当にその通りです!そして、そこが他の観光地にはないこの街の魅力だと思っています。

また、男性旅行客が地元の女性と仲良くなれる街というのも、最近再び話題になってきた「極楽とんぼの山本さん」が、あの事件を起こしてしまった地も函館なので、色んな意味で言いづらいところもあるのですが、言い得ているなと…笑

ただ、本当にリアルな函館を見たければ、ラッピやハセストも店舗を選んだほうがいいです。特に、ベイエリアや五稜郭付近の店舗は避けたほうがいいでしょう。

やはり五稜郭周辺は、中途半端に旅行客に媚びている部分があるので、あの辺りにリアルがあるかというと、僕はあまり多くは無いと思います。

また、函館といえばラッピやハセストとなってしまうのも、観光ガイドなどでバンバン紹介されているので、仕方ないところもあるのですが、やっぱりそこが少し残念だったかなと…。

そんな中、「かなりリアルな函館を描いてくれた!!」と最近唸ってしまったのが、今年4月に放送された「モヤモヤさまぁ~ず2」でした。

モヤモヤさまぁ~ず2:ライブラリ 函館

モヤモヤさまぁ~ず2が発見してくれた函館の魅力とは?

まず、「モヤモヤさまぁ~ず2」を知らない人のために、簡単にご紹介。

通称モヤさまは、さまぁ~ずがテレ東のアナウンサー(今は大江アナから狩野アナに交代)と一緒に街をブラブラ歩きまわり、そのなかで見つけたモヤモヤするスポットを、さまぁ~ず的にいじって笑いに変えてしまおうという番組です。笑

モヤさまは本当に大好きな番組で、テレビを見なくなった今でも絶対にかかさず見続けている番組であり、毎回楽しませてもらっています!

ノマドを目指す人には必見の番組!?

でも最近はこの番組を、“学びの一環”として観ている部分も増えてきました。それこそ、『ガイアの夜明け』や『カンブリア宮殿』のように…。

それはなぜかといいますと、ノマド的に働く上で、さまぁ~ずの二人の「地元民との絡み」がものすごく参考になるなーと思うからです。

決して栄えているとは言えない街を訪れ、見どころなんて無さそうな街でも、その街の個人商店を経営しているテレビ的には素人さんを、一瞬にして自分たちの笑い土俵の上に上げてしまう。

そして、1時間見ていても飽きない番組を作り上げる…。本当にこのさまぁ~ずさんの才能は天下一品でしょう!(注:来週からは90分番組になります笑)

他の旅番組やロケ番組を観ていると、素人さんと絡んでグズグズになってしまう番組も結構多いのですが、さまぁ~ずのお二人の場合は、どんなキャラの濃い人たちでも、さまぁ~ず流の笑いに変えてしまうから驚きです!

ノマド的に働くとなれば、常に新しい土地、新しい人と出会い、その場所の人々と協力して何かを作り上げなければいけません。そんな時、さまぁ~ずさんのこの「自分たちの笑いの土俵にサクッと上げてしまう」という芸能は、ものすごく参考になる部分があるのではないかなと。

最近は本当にそう思います。さすがビジネスに強いテレ東です。笑

函館の人の魅力を引き出した『モヤさま』

さて、話がだいぶ逸れてしまったので、話を函館に戻しますと、やはり高城さんの言うように函館の魅力は「保守的なところ」であり「人」なんです。朝市でも、函館山からの夜景でも、五稜郭タワーでもありません。

モヤさまでは、この部分を本当に上手く引き出してくれました。

函館の回を見ていない人にはうまく伝えづらいのですが、番組の警備を担当していた「バンダナおじさん」や、北島三郎記念館の案内役をしていた女性・大束さんなど、彼らに対する愛のある“いじり”はさすがの一言です!

また、中島廉売でいつも座っているおばあちゃんや、靴屋さんで社交ダンスが得意なんだけど、お店から一切出たがらないおじさんなど、挙げ始めれば本当にキリがありません。

あんな風に、少しシャイだけど心優しい人々がいるのが函館の魅力ですし、だからこそ函館という街は未だに観光地として注目され続けているのでしょう。

こんな地元の人々でも気付いているかどうか怪しい部分を、しっかりと「この街の魅力」と捉えて、あのように描いてくれたモヤさまには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

最後に

函館は本当に古い街で、さびれてきてしまっている部分も非常に多い街なのですが、その分、このような魅力もたくさんあります!

そして、この街の人々の“性格”はしばらく変わることはないでしょう。なんたって、信じられないくらいの保守的な街ですからね!

高城さんの回答にもあるように、北海道新幹線ももうじき開通する予定です。

ぜひ、これを読んでくださったみなさんも一度、函館に訪れてみてください。そしてさまぁ~ずと同じように街の人々とドンドン絡んでみてください!

きっと、都会では味わうことの出来ない、「人々とのふれあい」を愉しむことができると思います!

今まで、どのメディアでも真正面から語られることのなかった、この「函館の魅力」を取り上げてくれた、高城剛さんとモヤさまには本当に心から感謝したいと思います。

それでは今日はこのへんで。

ではではー!

鳥井弘文

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