先日、ヒラクさんにつられて、こんなツイートをしてみました。
さいきん10代の中高生や20歳くらいの就職で悩んでいる子たちがよく僕に会いに来てくれるんですけど、何か言えるとしたら「今を大事にしたらいいよ」ということです。今自分が好きなこととか、大事にしている感覚を優先してリスペクトできないオトナの言うこと聞く必要ないと思います。ほんとに。
— 小倉ヒラク (@o_hiraku) 2018年4月17日
これは本当にそう思うなあ。自分は色々な人からこれからの生き方について話を聞く機会が多いんだけど、「2020年になったら、◯◯する」って言う人がすごく多い。2020年になったら移住する、転職する、独立する、みたいな。2020年が、一歩踏み出す勇気の先延ばし期限になっているんだろうなと。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2018年4月17日
でもきっと、そのうち半分以上の人がそれでも行動しないだろうし、もし本当にみんなが2020年に一気に行動し始めたら、相当いろいろなところでレッドオーシャンだろうなと。だったら、今年中に動き出したらいいのにと思う。そうすれば他の人より2年も早くスタートダッシュを切れる。2年の差は大きいよ。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2018年4月17日
「◯◯になったら、◯◯をする。」ついつい僕らが陥りがちな発想です。
でも同時並行的でもいいから、まずは小さな現実を作り出すことに注力した方がいい。
今日はそんなお話です。
「自分の素直な気持ちをどれだけカタチにできるか。」
このブログではもうお馴染みのEVERY DENIM・山脇さんが先日こんなツイートをしてくれました。
「小さくてもいいからまずは理想を現実にする」という鳥井さん(@hirofumi21 )の言葉には本当に影響を受けていて、いつも大切にしている考えでもあります。まずは自分の素直な気持ちをどれだけカタチにできるか。そこからが全ての始まりだと思うからです。https://t.co/Snvhaou16J
— 山脇 耀平 (@you_hei_hey_yoh) 2018年4月15日
もし、彼らが「最高のデニムが完成したら、コミュニティを仕掛けてみる。移動販売を仕掛けてみる。」という発想だったら、きっといつまでたってもコミュニティをスタートさせていないだろうし、移動販売もスタートしていないと思います。
もちろん、その目標とする「最高のデニム」だって、いつまでたっても完成しないでしょう。
むしろ、「えぶりシティ」のようなコミュニティをつくって、移動販売も同時にスタートさせたからこそ、最高のデニムができる兆しが出てきていると僕は思うのです。
なぜなら、最高のデニムなんてモノはそもそも存在せず、それはきっと「運命の人」みたいな幻想と一緒だからです。
参照:購入する決め手が「美意識」に変化する中で、人の美意識はどのようにすれば育まれるのか? | 隠居系男子
もう、一人で考えるような時代じゃない。
責任感が強くてまじめな人ほど、他者の力を借りるのを極端に嫌がって、自分の能力やステージを高めてから、思い切った行動に出ようとする。
僕も、今の会社を起業するまではそういうスタンスだったので、その気持ちは痛いほどよくわかります…。
でもそれってやっぱり、競争の発想なんだと思います。
まわりをある種の敵とみなすから、彼らに勝つために、自分の中に力を蓄えようとする。
でもまわりの人間を本当の意味で仲間だとみなすことができれば、単純に力を借りればいいということが心の底から理解することができる。
きっともう、一人で考えるような時代じゃないんです。
ひとりで、チャレンジして失敗すれば、それはただ辛いだけですが、まわりの価値観を共有するひとたちと一緒に走りながら考えて行動し、実験してみる中で訪れる失敗や苦悩は、互いの仲を深めていく“楽しみ”にさえなり得る。
そしてこれこそが、共創の発想なんだと僕は思います。
最後に
僕自身も、そんな風に思わせてくれるメンバーと出会うことができたから、今は共創の発想で考えることができるようになりました。
本当にメンバーには感謝しています。
数年後のことを考えて、今から将来を見据えたって仕方ありません。
誰にも未来がどうなるかなんてことは分からないんですから。
大切なのは、やっぱり“いま”なんだと思います。
今日のお話が、いつもこのブログを読んでくださっている皆さんにとって少しでも参考になれば幸いです。