あなたの好き嫌いと「今ムーブメントがどちらに来ているのか」というのは全く別の話。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日書いた「ウェブ時代は、プロのライターよりも大好きな人が語るアツい記事のほうが面白い!」という記事。

この記事に対して色々なコメントを頂いているのですが、その中にいくつかあったのが、「プロのライターの記事も◯◯の理由から面白い!」という話。

僕は上記の記事の中で、「プロのライターさんの記事がつまらない」と否定したわけではありません。

今どちらに分があるのか、ムーブメントの話について書いたつもりです。今日はそんなことを少し書き残しておこうと思います。

「今、ムーブメントがどちらに来ているのか」

例えば、日本には1990年代後半から2000年代前半にかけて「実力派歌姫ブーム」というのがありました。宇多田ヒカル・浜崎あゆみ・安室奈美恵の曲が飛ぶように売れていた時代です。

しかし、今世の中を見渡してみると、48人のグループが文字通り幅を利かせていたり、きゃりーぱみゅぱみゅや初音ミク、Perfumeなど、実力派歌姫とは真逆をいくような曲が、若い子たちには受け入れられ流行っています。

僕が今回「ウェブ時代は、プロのライターよりも大好きな人が語るアツい記事のほうが面白い!」という記事の中で書きたかったことも、これと全く同じ話です。

この対立構造に、そもそも優劣なんて存在しません。間違いなくどちらの曲も素晴らしい。そこに存在するのは、各人の好き嫌いの問題でしかないんです。

しかし、今の時代背景、特にネットやスマホ、SNSなどの背景を捉えて考えた場合に、「どちら側にムーブメントが来ているのか」っていうのは明確で、今であれば女性シンガーにしても、ライターにしても、“後者”の方に波が来ているわけです。

だからこそ、その優劣をここで論じ合っても無意味なんです。

僕らが考えるべきは、「じゃあなぜ今のタイミングに、後者の方が世間的にウケているのか。」それを徹底して考えることの方が重要であって、前者の良さを延々と語っていても、それは懐古主義と大して違いはないのです。

変わらないことは、「変わり続ける」ということだけ。

そもそも、この世の中に、変わらないことというのは何一つ存在しなくて、絶対という答えも存在しない。

それでも、もし一つだけ絶対的な真理があるとすれば、「万物すべて変わり続ける」ということだけです。

あなたが一貫していつの時代もそちらが正しいと感じるものは、真理でもなんでもなく、単にあなたの好き嫌いの問題。

だからこそ、僕らは時代に合わせて変化させながら対応していくしかない。

「今、どちらに大きな波が来ているのか」それを判断し続けて、自らの意志で選び続けるほかないのでしょう。

最後に

普段はあまり反論などはしないようにしているのですが、今回の件に関しては反論というより、このブログのスタンスの問題なのかなと思ったので、少し書いてみました。

このブログもきっと、1年後、いや半年後、また全然違うことを主張しているかもしれません。むしろ、その可能性の方が大きいです。

しかし、それは別に意見がぶれているということではなく、ただ純粋に時代の変化に対応させているだけ。

これだけ変化の激しい時代に何が求められているのか、“今”何を提案することが理想的なライフスタイルに繋がっていくのか、それを常に発信し続けていくことがこのブログの主題なので、今後もこのスタンスで書き続けていこうと思っています。

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

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