ウェブ時代は、プロのライターよりも大好きな人が語るアツい記事のほうが面白い!

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どうも鳥井(@hirofumi21)です。

「MATCHA」では、プロのライターさんはあまり多くありません。その代わり、その分野が大好きな人、徹底的に詳しい人が集まって記事を書いてくれています。

僕らはこの流れを今後もっと加速させていきたいと思っています。今日はそんなことを少し書いてみようかなと。

これからは、大好きな人が語るめちゃくちゃアツい記事のほうが面白くなる時代なのではないでしょうか。

「面白いコンテンツ=プロのライターが書いた文章」ではない。

プロのライターさんの記事というのは、やっぱり読みやすくまとまっています。読んだときのリズムもキレイで、彼らが持っているノウハウというのも大変素晴らしいと思います。

でもやっぱりそれは、“紙の上”で最大限発揮される能力だったのかなと。

文字数やスペースが限られ、発信できる人間も最小限に限られていた時代だったからこそ意味のある能力だったのだと思います。

しかしウェブ時代はそうではありません。誰もが自由に発信できて、誰もが自由にキャッチアップできる時代となりました。

それまではマスメディア主導で世の中が動いていたのに、そうではなくなったのです。

その結果、各ジャンルはドンドンと細分化が進み、必ずしも「面白いコンテンツ=プロのライターさんが書いた文章」ではなくなったのです。

プロのライターでも「知識」や「興味」の幅には限界がある。

プロのライターさんも人間なので、自分の興味がある分野や、持ち合わせている知識の幅というのは限られています。

一方で、ファン(読み手)のリテラシーは圧倒的に高くなってしまいました。

それまではマスメディアが発信する知識や情報だけが、ファン(読み手)の情報源だったわけですが、今はそうではありません。

ネットの発達によって、ファン(読み手)が情報源を多数持ち合わせるようになった。テレビや新聞のようなマスメディアだけではなく、実際に足を運んだ人たちの“生の情報”がすぐに手に入るような時代になってしまったのです。

だから、ファンにはすぐに見破られます。もともと大して知識のない人間が、付け焼き刃的に調べて書いた記事だということを。

BRUTUSやPenなど大手カルチャー誌でさえも、今まであまり取り上げてこなかった特集の際に、「なんだか薄っぺらいなー」と感じてしまうことがあると思いますが、正にそんな感じ。

大手出版社のプロのライター陣や編集陣が手がけた記事でも、やはり仕事の一環で付け焼刃的に書いてしまった熱量のない記事というのは、読む人が読めばすぐに透けて見えてしまう。それが、今の時代なんだと思います。

「詳しい人が、書きたくなる!」そんな場所を提供したい。

だから僕らは「足で稼ぐ」というような取材は敢えて行っていません。

自分たちがゼロから知識をつけていくのではなく、既に膨大な知識を持っている人たちに「書きたい!」と思ってもらえるような場を提供すること。そこに意識と労力を向けています。

そもそも、足で稼ぐような記事を、大手メディアと勝負をしたところで勝てるわけがないのです。大手メディアの名刺持ってる人間、取材のノウハウが既に確立している人間に真っ向から勝負したって、負けるのは明らかです。

そうではなく、もともとその街やお店が大好きだとか、めちゃくちゃファンであるとか、そういった人達のアツい文章をMATCHAの記事にして掲載していきたい。

そんな「集合知」を創りだすほうが、圧倒的にクオリティの高いものになっていくはずですし、それこそがウェブコンテンツ時代の理だと思うのです。

素人だからとか学生だからとか、そんなの全く関係ない。“日本”の各ジャンルに圧倒的に詳しい人達が発信できる場を提供すること。

そして最後の編集や校正、世に発信する際に、少しだけ「MATCHA風味」を足させてもらうだけで十分なのだと思います。

そんな場所が、僕らの目指す訪日メディアのかたちです。

最後に

めちゃくちゃ詳しい人に、引くぐらい熱く語られて「なんかわかんないけど、すげー面白い!」っていうあの瞬間を、MATCHAの中で表現できたら最高です。

本当に大好きな人と、大好きな人を繋げていくことができるように…。

そんな場を創造するために、これからも全力で努力していきたいと思います。

MATCHA – 訪日外国人観光客向けWebメディア

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

追記:大好きな人がやっていて面白いのは“テキスト”だけじゃありません。
大好きな人が撮っている写真も面白い!「りんご飴×美女」りんご飴[ringo-a.me] | 隠居系男子

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