どうも鳥井(@hirofumi21)です。
昨日、新海誠さんの最新作「君の名は。」を観てきました。
評判通りとっても面白くて、すごく良い映画でした。本当に観て良かったです。
今日はこの映画を観た感想です。(※ネタバレはありません)
「君の名は。」を観るまでの経緯。
正直、新海誠作品はあまり得意ではなく、どちらかと言えば苦手な部類。だから、最初は映画館で観るつもりはありませんでした。
でも、いつも読んでいるブログ「monograph(モノグラフ)」で下記の記事を読み、あまりに大絶賛しているので、このタイミングでちょっと気になり始めます。
映画「君の名は。」感想・レビュー。音楽・映像・物語が全て”繋がる”新海誠の最高傑作。【ネタバレ無し】
そして、昨日の午前中のTwitterの様子(RT含む)が以下。
「君の名は。」興収60億視野の大ヒットスタート! : 映画ニュース – 映画.com (57 users) https://t.co/K8U3Xdqeae 26件のコメント https://t.co/7rTUrK3Nim pic.twitter.com/652zfa9NJs
— はてなブックマーク::Hotentry (@hatebu) 2016年8月28日
新海誠『君の名は。』終了。かつて、1954年は東宝にとって「七人の侍」と「ゴジラ」を同時に生んだ歴史的な年だった。この夏も、ちょっとそんな感じかもしれない。https://t.co/K88LcTAnRX
— 福井健策 FUKUI, Kensaku (@fukuikensaku) 2016年8月28日
新海誠作品、ホントに苦手なんだけど、ここまで言われると観たくなる…。いや、苦手だからこそめちゃくちゃ観たい。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) 2016年8月29日
@hirofumi21 さぁ、鳥井さんも観たくな〜る観たくな〜る( ̄ー ̄)ニヤリ
— Asuka (@asuka_xp) 2016年8月29日
@hirofumi21 ぜひ見てほしい……
— Pite@monograph (@infoNumber333) 2016年8月29日
これだけオススメしてもらえたので、すぐに映画館で観ることを決意しました。
オープニングで「川村元気」の4文字が…。
それでも、映画が始まるまでは半信半疑でした…。
しかし、オープニングが始まってすぐ、「プロデューサー 川村元気」の文字がスクリーンに映し出されたのです。
(川村元気さんって誰?って方は、下記の記事をお読みください。)
「仕事とは何か」を考えるアラサー世代にオススメしたい!川村元気著「仕事。」 | 隠居系男子
そうすると、もう全てが合点いくわけですよね。「あー、だからなのか」と。
声優陣だけみてみても、「バクマン。」(神木隆之介)であり、「モテキ」(長澤まさみ)であり、「おおかみこどもの雨と雪」(上白石萌音)ですからね。
そこからは苦手意識も一瞬で消え去り、あとはもうひたすらに答え合わせをしているような感覚でした。
驚くほどツッコミどころが満載な映画。
考えてみれば、映画館につくまでの道のりで確かに一瞬だけ頭をよぎったんです。
「あれ?そういえばプロデューサーは誰なんだろう…?」と。でも、特に調べることもなくそのまま映画館へ行ってしまったんです。
そして、スクリーンに映し出された「川村元気」という4文字。もうその瞬間にひれ伏すしかありません。
もちろん観終わってみると、とっても面白くて大満足!そして、驚くほど突っ込みどころが満載なのです。
大きなところから、小さなところまであらゆる要素にツッコミどころが残されている。
大半が意図的に仕組まれているものだと思います。賛否両論含め、映画の口コミを巻き起こすために。
この大小様々なツッコミどころや、他作品へのオマージュ感が、他人とシェアしたくなる要素そのものなんだろうなと。
参照:「ポケモンGO」と「シン・ゴジラ」の共通点。 | 隠居系男子
そう考えると、本当に恐ろしいほど計算し尽くされた映画だなと思います。
「はてな匿名ダイアリー」などを中心に、批判的な記事が生まれてくることさえも、最初から予見して仕掛けられているものなのでしょうから…。
最後に
本作品を観終わったあと、「川村元気さんのすごいプロデュース作品を観てしまった…。」という、なんだかそんな虚無感や喪失感にも似たような感覚でいっぱいになりました。
僕のように新海誠作品がちょっと苦手であるという方にも、「川村元気プロデュース作品」ということで、ぜひ観に行ってみて欲しいです。
そんな目線で観てもらえれば、このブログの読者の方々にも、間違いなく楽しんでいただける映画だと思います。
なにはともあれ、本当にオススメの映画です。
気になる方はぜひ映画館に足を運んでみてください。
それでは今日はこの辺で。
ではではー!
[追伸]
新海誠監督がインタビューでプロデューサーの川村元気さんに言及している部分を見つけたので、少しだけ引用しておきます。
──新海監督の過去作と比較すると『君の名は。』はエンタテイメント色が強い作品だと思います。制作においてこれまでとの大きな違いは何でしょうか?
新海誠監督(以下、新海)
脚本段階に関していえば、プロデューサーの川村元気の存在が大きかったですね。東宝から川村さんを紹介したいと言われたのがきっかけでご一緒することになったのですが、彼のようなタイプのプロデューサーは初めて。とても刺激的な経験でした。──川村さんのどんなところが新海監督にとって新鮮でしたか?
新海
色々なサジェスチョンをくれるんですよ。脚本を書き進める中で、川村さんが「こことここのピークが離れているけれど重ねたほうがいいと思う」であるとか、「三葉と瀧の入れ替わりは開始15分に収めないと退屈なんじゃない?」とか、構造的な部分で色々なサジェスチョンがありました。これにとても助けられたのが、これまでの映画づくりと最も異なる点だと思います。──それがこの映画の飛び込みやすさにつながっているんですね。作品全体の感想としても、正統派のエンターテインメント性と新海監督らしさのバランスが絶妙でした。
新海
『君の名は。』は僕の名前を知らない人に届けたかった。まずはそれが第一。僕のことを知っている方もいるけれど、そうじゃない人のほうが圧倒的に多いわけで。この映画を通して僕の名を知って欲しいのと、こんなに新鮮な表現があること、アニメーションでドキドキわくわくする気持ちを味わって欲しいと思っています。