若い人たちのライフスタイルの変化に合わせた職場を提供するのが会社の役割。

先日、とある地方自治体の方と雑談していたときに、最近の若者の移住状況について聞かれました。

いつも通り「もう若者は移住先で骨を埋めるつもりはないんです。それよりもその土地の関係人口になりたいと望んでいる。」と説明しました。

参照:【メモ公開】青森県上北地域でこれからの「移住」についてお話してきました。 | 隠居系男子

そうしたら、「そうは言っても、役場としては移住者“数”が増えてもらわないと困る。」と言われてしまいまして…。

この返しを受けた時に、個人的には結構ビックリしちゃったんです。

若い人たちのライフスタイルがどんどん変化する中で、「一箇所に骨を埋める覚悟なんて持てない」とみんなが口を揃えて言っているのに、「いや、それだと役場が困ってしまうから、関係人口じゃなくて、ちゃんと定住してくれ」ということなのでしょう。

ものすごく反応に困ってしまったのですが、「定住ではなく、関係人口でも成り立つ役場の“仕組み”を考えるしかないんだと思います。」と、そのときはお伝えしておきました。

変化するライフスタイルの中で、そのライフスタイルの方に合わせた働き方を共に探ってみる。

でも、しばらくたってからハッとしたんです。

いやいやいや、待てよと。この話、明日は我が身だなと。

会社だってきっと同じなんです。

被雇用者側のライフスタイルがどんどん変化する中で、「もう9時〜17時では働けない」「週休2日だと辛い」「通勤ラッシュがイヤだ」ってみんな口を揃えて言っているのに、雇用主側の都合だけでその声を無視し続けているのが今なんです。

にも関わらず、「いいから、黙って俺の言うとおりに働け!」と言いながら、従来のやり方や仕組みを踏襲するだけで、それ以外の方法を一切探ろうとしない。

逆に、「俺だって我慢しているんだから、お前だって我慢しろ!」という呪いをかけ続ける…。

そんなことをしても誰も幸せにならないですし、ジリ貧で結局みんなが不幸になっていくだけ。

だったら、ゼロから一緒にその在り方を探っていくべきで。

変化していくライフスタイルの中で、そのライフスタイルの方に合わせた働き方を共に考えてみること。それが、雇用主側の責務であり、一番に果たすべき役割なんだと僕は思います。

最後に

これだけ働き方が多様化し、手段(ツール)も整ってきた今であれば、その道は絶対に存在するはずです。

そんなことを、キンコン西野さんのブログを読みながら思い出しました。ぜひ今日の話と合わせて読んでみて欲しいです。

参照:有給休暇を取らせてもらえない新入社員さんへ | 西野亮廣ブログ Powered by Ameba

今日のお話が、いつもこのブログを読んでいる方々にとっても何かしらの参考になれば幸いです。

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