【メモ公開】青森県上北地域でこれからの「移住」についてお話してきました。

昨日は、青森県上北地域の役場職員の方々を対象とした「移住」に関する勉強会に参加してきました。

プレゼン形式や講義形式のイベントは普段あまりお受けしないのですが、信頼している方からのお誘いだったので、慣れないながらもなんとかお話を終えてきました。

今日は、当日のために用意したメモをこのブログでもご紹介してみます。

ご用意いただいた演題は「彼らの“これからの暮らし”を考える」です。

前回の「学び」に関する対談のメモと同様、いつもこんな感じで準備しているんだということが伝われば幸いです。

参照:【メモ公開】僕にとってこれからの「学び」とは? | 隠居系男子

誰のための「移住」なのか?移住潜在候補者は、今なにを考えているのか?

移住を語るときの一番の勘違い。

「移住」という言葉が、いま嫌われているという真実。(「引越しと何が違うの…?」という疑問。)

「移住してください。」は「結婚してください。」と、同じぐらい重たい言葉。

相手の立場になって考えることが何よりも大切。

参照:自分たちの要求を相手にそのまま押し付けない。 | 隠居系男子

移住体験ツアーのハードルの高さ。

「結婚を前提としたお付き合いをしてください。」は、今の若い人には重たすぎるのと同じこと。

原因は、役場のKPI問題?移住促進と観光促進の縦割り行政の弊害?

どのようなアプローチを取った方がいいのか?

「関係人口」になってもらうところから始める。

ローカルジャーナリスト田中輝美さんの書籍をご紹介。

若い人たちのライフスタイルの変化に合わせ、そのニーズの変化に対応する。

若い人たちのインサイトを探る。顕在化していない欲求は何か?をド真剣に考える。

イケてないのは、土着の「コンテンツ」ではなくて、「仕組み」の方だと認識する。

参照:いま学ぶ必要があるのは、コンテンツのクリエイティブさではなく、仕組みのほう。 | 隠居系男子

「The Ryokan Tokyo YUGAWARA」の事例。

北海道下川町の事例。

参照:【北海道下川町】がノマド仕事に最適な理由5つ〜「場所にとらわれない働き方」を7日間実践してきた〜 | 灯台もと暮らし

たとえば、いま若い人たちの間で流行っている「サウナ」を十和田湖で楽しめるようにする?

参照:人生で一番欲しいもの。それは自然と一体化するプライベートサウナ【サウナをつくる】 | 灯台もと暮らし

移住のきっかけは“ひと”である。ひととの繋がりを大切に。

まずは来てもらうことを第一に。

その次に“ひと”と繋げることを意識する。

なぜなら「移住のきっかけは”ひと”だ」と語るひとが多いから。環境面を比較検討して移住している人は案外少ない。

ひとと親しくなってもらうために、定期的に通ってもらう仕組みをつくりだすこと。

参照:関係人口を増やすためには、定期的に通ってもらう仕組みをつくること。 | 隠居系男子

地方に圧倒的に足りない、楽しそう感とワクワク感。

トム・ソーヤマーケティングの話。

参照:トークイベント「『北欧、暮らしの道具店』に聞く、ファンに愛されるブランドのつくりかた」の感想。 | 隠居系男子

キンコン西野さんの「共犯者」の話。

参照:仲間になれば、無条件で応援できるようになる。 | 隠居系男子

地方で尖ったイベントを開催してみてもいい。

参照:地方で尖ったイベントを開催したほうがいい理由。 | 隠居系男子

まとめ

まずは、コンセプトを掲げることが大事。手札の切り方の提示。

参照:いま日本の地域に必要なのは、手札の提示じゃなくて、“手札の切り方”の提示です。 | 隠居系男子

うまくいっている自治体の共通点とは何か?

・自分ごとに落とし込めるかどうか。(住民自治と手触り感の話。)
・若者に任せる。ちゃんと権限を与える。
・その上で、責任は取ってあげる。

参照:責任を取る人と、チャレンジする人。 | 隠居系男子

余談:その時に、大切なのはビオトープ感なのかも…?

地域コミュニティに適した生態系とは? | 隠居系男子

最後に

メモは以上となります。

実は自治体の職員の方々の前でお話をするのは、これが初めてでした。

講義形式だと、自分が学べることがあまり多くはないのかなあと思っていたのですが、全くそんなことはなく、職員の方々の反応や感想から僕が一番勉強になりました。

今回、講師として呼んでくださった青森上北地域のみなさん、本当にどうもありがとうございました!

今日のメモがいつもこのブログを読んでくださっている方々にも少しでも参考になれば幸いです。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。