「文章を書きながら、世界一周に出たいのですが、仕事がありません。どうしたらいいでしょうか?」

どうも鳥井です。

先日、高城剛さんの電子書籍「白本 参」を読みました。

下記のくだりを読んで色々と思うところがあったので、ブログに書き残しておこうと思います。

Q.「世界一周に出て、写真を撮りたいのですが、お金がありません。どうしたらいいでしょうか?」

よく、「世界一周に出て、写真を撮りたいのですが、お金がありません。どうしたらいいでしょうか?」というご質問を頂戴します。しかし、どなたもお金こそありませんが、世界一周に行く気は満々で、写真もそれなりに上手で、お時間もあるご様子です。

そこでもし、世界一周に出る予算が150万円かかるとしたら、毎日何人もの人にお会いし、このように言うべきです。「世界一周に出て、写真を撮りたいのですが、お金がありません。150万円出して頂けませんでしょうか?」と。

当然、ほとんどの人は断るでしょう。そうしたら、次のように言うのです。「では、世界一周に出て、写真を撮ってきて980円で写真集を出したら、買ってもらえますか?」と。

今度は、ほとんどの人は了解するでしょう。なにしろ、はじめは150万円と言ってたのが、980円になった上に、きっと、そんなことできないだろう、とどこかで思っているからです。

そして、このような人が3000人いれば、世界一周からお戻りになり、Kindleで出版すれば150万円以上の利益になるはずです。

ということは、この3000人に時間をかけてお会いし(モチロン仕事をしながらでも構いません)、写真集出版の連絡をするためのメールアドレスをその方から頂戴するだけでよい、ということになります。一日10人にお願いすれば、1年はかかりません。

もしかしたら、世界一周の話だけでなく、このKindle写真集の話をすれば、どなたかが150万円を先に出してくれるかもしれませんよ。なぜなら、これはそれほど悪い投資ではないからです。

引用元:Amazon.co.jp: 白本 参 eBook: 高城剛: Kindleストア

本当にそんなにうまくいくのだろうか…?

確かに、こうやって書かれると、なんだかうまくいきそうに思えてくるから不思議です。

でも一方で、冷めてるもう一人の自分が言うのです。「そんなにうまくいくかよ…」と。

自分の中で色々と押し問答していたら、ふと気がついてしまいました。

自分がまさにこの投資をしていたのだと。

「文章を書きながら、世界一周に出たいのですが、仕事がありません。どうしたらいいでしょうか?」

今から3年前の話です。彼女は僕の目の前に突然現れて言いました。

「文章を書きながら、世界一周に出たいのですが、仕事がありません。どうしたらいいでしょうか?」

世界一周に行く気は満々で、文章も写真もそれなりに上手で、お時間もあるご様子です。

毎日何人もの人にお会いし、このように言ってきたようです。「世界一周に出て、文章を書きたいのですが、仕事がありません。仕事をくれますでしょうか?」と。

当然、ほとんどの人は断ったのでしょう。僕も例外ではありません。そうしたら、彼女は次のように言ってきたのです。

「では、私にあなたが必要とする記事を書かせてくれませんか?500円からで構いません」と。

今度は、ほとんどの人が了解したのでしょう。僕もすぐに彼女にお願いしました。

その結果、彼女はたくさんのライティングのお仕事をかかえるようになりました。

なにしろ、はじめは「自分が書きたいものを書きたい」と言っていたのが「あなたの必要とする記事を書きます、500円で。」と、言い出したのですから。

その後、僕は彼女とたくさんのお仕事をご一緒するようになりました。気がついたら、自社で立ち上げたウェブメディアの編集長もお願いしていました。

そして、僕が忘れかけていた頃に彼女はもう一度言い出したのです。「文章を書きながら、世界一周に出たいです」と。

僕は即答しました。

「お給料は払い続けるので、ぜひうちの会社で働きながら、好きなことを書きつつ、世界一周をしてきてください」と。

なぜなら、これはそれほど悪い投資ではなかったからです。

最後に

少しだけ脚色した部分もありますが、ほとんどが事実です。

世界一周しながらリモートワーク!7年越しで夢を叶えた「灯台もと暮らし」編集長・伊佐知美さんのワークスタイル

「今、旅に出ないと一生後悔する」20代最後、“世界一周×仕事”への挑戦|灯台もと暮らし編集長・伊佐知美 | すごい旅人求人サイト「SAGOJO(サゴジョー)」

そんな彼女は最近、カメラマンとヨガのインストラクターになりたいと言い始めました。

きっと、そんな夢もいつか叶えてしまうのでしょう。

とりあえず、日本に帰ってきたら、980円の写真集をKindleで出版してもらおうと思います。

それでは今日はこのへんで。

ではではー!

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