代官山蔦屋書店「鈴木書店 鈴木敏夫を作った100冊」で僕が読むと決意した本5冊

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どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日、STUDIO GHIBLI×AERA×代官山蔦屋書店「鈴木書店―鈴木敏夫を作った100冊」」に行ってきました。

今までこのブログで何度も取り上げてきたスタジオジブリプロデューサー・鈴木敏夫さん。実は鈴木さんは、毎晩欠かさず本を読むというかなりの読書家の方なんです。そしてその読書から得た知見を、自身の仕事や生き方にしっかりと反映されています。

「いつかはそんな鈴木さんの書棚を覗いてみたい!」と思っていたら、蔦屋書店さんがやってくれました。本当に素晴らしい企画どうもありがとうございます。

今日は鈴木さんの書棚を実際に覗いてみて、自分も読んでみたいと思った本を5冊厳選してご紹介してみようと思います。

画像引用元:代官山DAIKANYAMA T-SITE

船曳建夫『日本人論再考』

明治以降、夥しい数の日本人論が刊行されてきた。『武士道』『菊と刀』『「甘え」の構造』などの本はなぜ書かれ、読まれ、そして好評を博すのか。そこには、私たちを繰り返し襲う「不安」がある。欧米文明に遭遇し、戸惑う近代日本人のアイデンティティの不安の在処を抉り出す。本書は、日本人論の総決算であり、百五十年間の近代日本の物語でもある。

丸山真男『日本の思想』

現代日本の思想が当面する問題は何か。その日本的特質はどこにあり、何に由来するものなのか。日本人の内面生活における思想の入りこみかた、それらの相互関係を構造的な視角から追究していくことによって、新しい時代の思想を創造するために、いかなる方法意識が必要であるかを問う。日本の思想のありかたを浮き彫りにした文明論的考察。

宮本常一『忘れられた日本人』

昭和14年以来、日本全国をくまなく歩き、各地の民間伝承を克明に調査した著者(1907‐81)が、文化を築き支えてきた伝承者=老人達がどのような環境に生きてきたかを、古老たち自身の語るライフヒストリーをまじえて生き生きと描く。辺境の地で黙々と生きる日本人の存在を歴史の舞台にうかびあがらせた宮本民俗学の代表作。

宮本常一『民俗学の旅』

自らを「大島の百姓」と称し、生涯にわたり全国をくまなく歩きつづけた宮本常一。その歩みは同時に日本民俗学体系化への確かな歩みでもあった。著者の身体に強く深く刻みこまれた幼少年時代の生活体験や美しい故郷の風光と祖先の人たち、そして柳田国男や渋沢敬三など優れた師友の回想をまじえながら、その体験的実験的踏査を克明かつ感動的に綴る。宮本民俗学をはぐくんだ庶民文化探究の旅の記録。

鈴木大拙『禅と日本文化』

禅は日本人の性格と文化にどのような影響をおよぼしているか。そもそも禅とは何か。本書は、著者が欧米人のためにおこなった講演をもとにして英文で著わされたものである。一九四〇年翻訳刊行いらい今日まで、禅そのものへの比類なき入門書として、また日本の伝統文化理解への絶好の案内書として読みつがれている古典的名著。

番外編 ちばあきお『キャプテン』

続編のプレイボールも合わせて読んでみて欲しい作品です。

なんとKindleでも読めてしまいます!(自分も全巻大人買いしてしまいそうで恐い…。)

最後に

本当に気になったものだけを無作為に選んでみたら、「日本」がテーマの本ばかりになってしまいました。

「MATCHA – 訪日外国人観光客向けWebマガジン」をやっているので当然といえば当然なのですが、ここまでわかりやすく偏るとは思っていなかったので自分でも驚きです。

残念ながら「キャプテン」意外は全て紙の書籍です。これも「人からのオススメ」と言えばそう言えなくもないので、潔く紙で読もうと思います。

参照:Kindleを使うようになってからハイライトの仕方が180度変わった。 | 隠居系男子

鈴木書店は8月31日まで代官山蔦屋書店で開催中なので、ぜひ興味がある方は足を運んでみてください。

今回の選書にあたって鈴木さんが語っているPodcastは以下。これを聞いてから行くとさらに面白いはずですよ。合わせてどうぞ!

参照:2014/08/04 8/4発売の雑誌「AERA」の、鈴木さんが一号限りの編集長に!

それでは今日はこのへんで。

ではではー!

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