英語圏の外国人をアテンドする日本人の皆さん、ここ気をつけて!

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日渋谷の某カフェで作業していたら、隣の男女が面白い会話をしていました。

外国人観光客をアテンドしている日本人に対するグチなのですが、これが結構面白かったので、今回ちょっとだけ取り上げてみたいと思います。

英語を話せることだけ”が「おもてなし」ではありません。

外国人と店員さんのやりとりを、ただ眺めている。

男女2人は、都内のレストランで働く同僚のようで、会話の内容は以下の様なものでした。

男:一番イラッと来るのって、やっぱりアレだよね!外国人に水とかを頼ませておいて、こっちがわからないところ一通り見届けたあとに「水くださいって、言っていますよ。」って言ってくるヤツ!

女:そうそう、「ウォーター」っていう発音だけでもネイティブが言うと聞き取れないんだよね!日本人ならお前が代わりに言えっつうの!

店員さんに外国人恐怖症を植え付けるだけ。

言われてみると、確かにこうゆう状況って容易に想像がつきますよね。

特に、小さい頃からずっと海外で過ごしてきて帰国子女の方や、必死に努力して英語を習得した人なんかにありがちだと思います。

前者はうっかりと、後者は「それぐらいわかるだろ。」っていう上から目線の感覚だとは思いますが、これは良くない。

誰もハッピーになりません。あなたの虚栄心がちょっとばかし満たされるだけです。

外国人の方は自身の要求が伝わらないのでギクシャクしてしまいますし、店員さんも慌てふためいてしまいます。

更にそこに畳み掛けるように、英語を話せる日本人にツッコまれて恥ずかしい思いをすれば、店員さんの外国人恐怖症に拍車をかけるだけという結果になってしまいます。

日本人同士で協力して、おもてなしを!

そもそも、英語を喋れて外国人の方と卒なくコミュニケーションを取れることだけが、インバウンド観光の「おもてなし」ではありません。

こうゆう状況下で、日本人同士で団結して対応してあげることのほうが、外国人の方とってはよっぽど心地良い「おもてなし」になると思います。

むしろ、アテンドしてくれている日本人の方が、定員さんに対して「あなたはいつものように世界最高峰レベルの接客で対応してくれればいい。そうすればあとは私がフォローするから」という態度で臨んであげれば、どれだけ素晴らしい結果に繋がるのかと。

きっと、みんながハッピーになれるはずです。

外国人の方に日本を楽しんでもらう上で、日本人同士のこういった思いやりが、実はものすごく大切な要素になってくるのではないでしょうか。

最後に

言語が伝わらなくても、ホスピタリティ精神というものは伝わるものです。

きっと、日本の「ホスピタリティ」が評価される理由は、一つ一つの所作や言葉、相手への思いやりなど言語化できない部分です。

それこそ、映画『ラスト サムライ』の冒頭で描かれていたような雰囲気に近いのかもしれません。

それぞれが得意な部分で、相手の不得手な部分を補い合いながら、全体を通して素晴らしい経験をしてもらうということが、外国人の方の心地よい体験に繋がるはずです。

訪日外国人向けウェブメディア「MATCHA」で日本語版を作ったのも、日本人が外国人をアテンドするときに役立てばいいなと考えたからです。

今回の経験を通して、「外国人をアテンドする時に、ここを気をつけておけばもっと相手を楽しませてあげることが出来る方法」というような記事も、日本語版MATCHAの中で書いていければいいなと思っています。

そんな意味でも、今後共「MATCHA – Japan Travel Web Magazine」をどうぞよろしくです。

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

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