PORTERじゃないPORTERみたいなカバンが欲しいという欲求。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

人って不思議なもので、絶対に買わないって決めているブランドのものは、絶対に買いません。

個人のブランドに対するイメージというのは、その製品の完成度に勝るということです。

どれだけ機能重視だと豪語しているオタクの人であっても、このブランドは選ばないと決めると、そのブランドの製品は選びません。そのブランドがどれだけ自分にとってドンズバの製品を出してきたとしても、です。

PORTERじゃないPORTERみたいなカバンという需要。

例えば、カバンで有名なPORTER。

とてもいいカバンをたくさん出していると思います。しかし、PORTERのブランドイメージに対して疑問を抱いているという人は、どれだけその人にとって理想的なカバンをPORTERが出してきたとしても、PORTERのタグがついていれば絶対に買いません。

それに似通っている、PORTER以外のブランドのカバンを選んでいくわけです。

これは何もカバンに限った話ではありません。アークテリクスじゃないアークテリクスみたいなナイロンを欲しがったり、new balanceじゃないnew balanceみたいなスニーカーを欲しがったりUNIQLOじゃないUNIQLOみたいな服を欲するのと同じです。

もちろんファッション以外でも、iPhoneじゃないiPhone、SONYじゃないSONY製品、BUMP OF CHICKENじゃないBUMP OF CHICKEN、西野カナじゃない西野カナ、ワンピースじゃないワンピース・・・などなど、言い始めればきりがありません。

感情で判断する人間相手だからこそ、そこにチャンスがある。

既にもう大きなブランドが市場を独占しているとしても、その大きなブランドに対して疑問を抱いている人たちというのも必ず一定層いるわけです。

それは人間という生き物が「感情>完成度」で判断する生き物だからです。

ということは、そこにチャンスも生まれてくる。「好きの反対は嫌いではなく、無関心」というように、疑問を抱いている人たちは少なくとも“関心”は示しているわけです。

その人達に対して、また違ったアプローチの方法で似たようなものを届けることができれば、一気にファンになってくれる可能性もあるということです。

人が好きなものというのは、思いの外パターンが少ないというのも事実。

完全なパクリではなく、その大手ブランドとはまた違ったブランド価値や独自性、もしくは時代のニーズなど少しだけプラスアルファして提供することができるのであれば、十分挑戦してみる価値はあるのではないかということです。

最後に

とは言いつつ、巨大な運営母体というのは、その大きなブランド以外にも既に複数の受け皿もしっかりと用意していたりするのも事実です。

EXILEじゃなくて三代目 J Soul Brothersとか、AKBじゃなくて乃木坂46とか、SMAPじゃなくて嵐とか…

もちろん、運営母体が全く異なるように見せかけて、実は同じところが運営しているというのもよく聞く話ですし、やはりこの辺りはしっかりと考えられて設計されているんだなぁと思う、今日このごろです。

だからどうしたというわけではないですが、今日の話が何かしらの参考になれば幸いです。

それでは今日はこのへんで。

ではではー!

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