地方ブーム、そして「ピンポイント産直居酒屋」に思うこと。

日本経済新聞 産直居酒屋

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

先日、Twitterのキュレーションでも軽く取り上げた日本経済新聞のこちらの記事。

北海道八雲町・佐賀県三瀬村…「町村酒場」が最先端  :日本経済新聞

この記事を読んで感じた、いまの「地方ブーム」そして「ピンポイント産直居酒屋」について思うことを、この機会に書いておきたいと思います。

北海道八雲町とは?

本記事内で紹介されている北海道八雲町とは、函館市の近くにある道南の小さな町です。

僕も函館市に住んでいた時は、バスケ部の遠征などで稀に足を運んでいました。

この八雲町は、道南に住んでいる人間には比較的有名な場所で、以下の記事で紹介されている「ケンタッキーフライドチキン」の牧場なんかはフライドチキンの「食べ放題」をやっていたりしたので、道南の人間であれば知っています。(※現在は食べ放題はやっていない模様)

【グルメ】元ケンタッキーフライドチキン実験農場のチキンが激ウマ / ハーベスター八雲 | ロケットニュース24

しかし、日本全国に住んでいる人たちが「八雲町」の事をどれぐらい知っているのかといえば正直怪しいところ。知名度はそこまで高くないでしょう。

いま、地方の“ニッチな”場所に注目が集まっている。

しかし、日本経済新聞の記事によると、都内で「北海道八雲町」の名前を掲げた「ピンポイント産直居酒屋」が大人気とのこと。

このお店の料理を通して八雲町に魅了され、実際に八雲まで足を運ぶお客さんもいるというほど繁盛しているらしいのです。

これはきっと、八雲町自体の人気というよりも、「なんだかよくわからないけれど、北海道の“ニッチな”場所!」ということで注目を集めているということなんだと思います。

「北海道札幌の味噌ラーメン!」「函館の海鮮!」「帯広の豚丼!」などなど、日本に住んでいれば一度は聞いたことがあるようなモノは、やはり良くも悪くもマスメディアの過剰な宣伝によって、“いかにも”な広告色が強すぎます。

首都圏に出てきている北海道出身の僕らのような人間だけではなく、都内の人たちも、知名度だけを利用した当たり外れの大きなお店を敬遠し始めているということなのでしょう。

それよりも、全く知らない北海道の地名を掲げた居酒屋のほうが、なんだか本格的そうに見えるし、小じんまりとしている中でも活気があるものに、人々は魅了されているのだと思います。

日本の地方、観光客が少ない場所。

このように「今の日本人の観光・地方への興味」は確実に一歩深いところへ向かっているような気がしています。

僕自身も、昨年奈良県を旅した時に一番魅了されたのは「天川村」であり、奈良市内でも「志賀直哉旧居」でした。

奈良県へ一人旅、そして天川村へ。 | 隠居系男子

奈良の志賀直哉旧居と、鈴木敏夫✕アイフルホーム大竹会長の対談から考える、日本が進むべき未来とは。 | 隠居系男子

やはり理由は簡単で、有名な観光場所には多くの人々が集まりすぎているからです。

観光初日にはそのような“ガヤガヤ”した従来の観光地らしい雰囲気も心地よかったりするのですが、数日経つと、観光客が少ない落ち着いた場所で日本の原風景や伝統に触れたくなるもの。

きっと、日本人が日本国内を旅する時、または日本の地方へ目を向ける時、こういった価値観へと段々とシフトしてきて、それが今回の日経新聞の記事のような形に繋がったんだ思います。

最後に

北海道八雲町のようなニッチな場所の情報は、ネット上にほとんど存在せず、あるとしてもやはり上述した「ハーベスター八雲」のような有名な場所だけです。

このような場所について、本当に価値のある口コミを書ける人々というのは、その土地に暮らす人、もしくはその周辺地域に根付いている人々だと思うので、やはりここにきても地域密着型ブロガーの重要性は感じるわけです。

地域密着型のブロガーが求められる時代。 | 隠居系男子

地方ブーム到来!?地域密着型ブロガーの記事を集めたサイトをつくりたい! | 隠居系男子

上記のように地域密着型のブロガーさん達の記事を集めるブログメディアも、今後着手して行きたいと考えています。

そして、それを訪日外国人の方々にも伝わるようにうまく手を加えながら、昨日公開した「訪日外国人ウェブメディア MATCHA」の方にもその魅力を掲載していきたいなと。

地方ブームの流れは、これからドンドンと加速していくのは間違いないです。この勢いを更に加速させていけるように、そして日本の地方の活性化に少しでも貢献できるように、この流れには引き続き注目していきたいと思います。

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

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