神奈川に戻って来ました、どうも鳥井(@hirofumi21)です。
昨日は1日、大阪をみてまわりました。
深夜バスの出発場所が大阪だと安いという事と、一度も行ったことがない場所だったからという安易な理由で大阪にいったんですが、意外と面白い発見がありました。
そこで今日は、僕が初めて大阪に行って感じた印象を書き残しておきたいと思います。ポイントは「1位と2位の永遠のライバル関係だからこそ…」です。
大阪の第一印象
今回の旅は奈良、神戸、大阪の順番でみてきたので、大阪の市街地をみても、歴史的なものを感じる瞬間というのはそれほど多くはなかったです。
「賑やかで面白ければそれでいい!」っていうのが一番の原動力で、それに沿ってこの街は発展してきたんだろうなというのが、僕の第一印象でした。
そしてこのことは、日本人であれば誰しもが、大阪に対して抱いているイメージだと思います。
なので、僕も当たり前のように心斎橋・道頓堀周辺を楽しんで、通天閣も見に行き、大阪のご当地グルメやお馴染みの風景を見て、テンション上がっていたんです。
…がしかし!しばらく見て回っているうちに、いつもの国内旅行とは違う違和感が生まれてきました。
その違和感が、「なんだか海外を旅しているような気分だ」ということ。
大阪が海外のように感じてきた理由
では、なぜ大阪の街を歩きながら、海外を旅しているような気分になったのか。
一般的に、大阪を除く他の国内の主要都市を歩いていると、その地の特有な文化を除けば、他のものは大抵、東京のあれを”やりたい”のだろうなというのが伝わってきます。
しかし、大阪の場合は違います。大阪を歩いていると、東京のあれを”越えたい”のだろうなというのがヒシヒシと伝わってくるんです。
これは、同じ国の順列ある都市ではみることのできない光景です。どちらかというと、国家同士の都市の発展争いに近いものです。
特に梅田駅周辺をみた時にそれを強く感じ、大阪の人たちは、国家が周辺他国の都市を超えるようなものを作ろうとする時と同じような感覚で、東京をライバル都市と見立ててこの開発を進めているんだろうなと。
そんな時、ふと思い出したのが、『MBSラジオ 内田樹&名越康文の辺境ラジオ』のお話。
このお二人は大阪にいながら、今の大阪の変化を割りと否定的に捉えている立場の人たちです。
そんなお二人が、以前この大阪の開発事業に関連して、「大阪が東京に対して抱いているコンプレックス」の話をしていました。
「大阪は東京に対して大きなコンプレックスを抱えている。しかし、それを口に出しては言わない。でも、口に出しては言わないコンプレックスほど、実は大きなコンプレックスでもあったりする」と。
大阪の街を実際に歩いてみると、これがものすごく腑に落ちました。東京を感じさせない街づくりだからこそ、逆にソレが強く伝わってくる。
これがまさに、海外でグローバル都市を目指す各国の主要都市を見て回っていた時と同じ印象だったんです。
最後に
個人的な意見としては、この争いを続けていけば、どちらの都市にも未来はないだろうなと思ってしまいます。それは、今までもこのブログで散々書いてきた通りです。
今回は、1日だけの滞在だったので、あくまで第一印象の域を出ない感想ですが、次はもう少し日数をかけて、大阪を更に深く掘り下げてみたいなと感じました。
「1位と3位の間では絶対に生まれることはない、1位と2位の永遠のライバル関係だからこそ生まれるこの争い」は、今までは気が付きませんでしたが、非常に面白い関係だなと。
なんだか、また新たな見どころを発見したような気がします。これだから旅は本当に面白いし、やめられない。
それでは今日はこのへんで。
ではではー!
鳥井弘文
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