“社会のカオス感”を見せていく方が、今の日本には適している。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

今日の記事のきっかけは、以下のつぶやき。

この話をもう少し深めつつ、僕がなぜ“社会のカオス感”を見せていく方が、今の世の中には適していると考えるのかについて、少し書いてみようと思います。

ブログを3人以上で運営したら、“社会”をみせるしかない。

「人が3人集まれば、そこに“社会”が生まれる」というのはよく言われる話です。

ブログを書いてれば人手が増えれば増えるほど、より良いものが出来上がっていくように思いがちですが、実際はそうではありません。

1人、もしくは2人で書いているブログと、3人以上で書いているブログというのは完全に似て非なるもの。

個人で運営していれば、多少尖っていて面白いことを書けていたとしても、そこに“社会”が出来上がってしまえば、その良さも半減してしまいます。

そこに存在する“個人”をみせる時と、“社会”をみせる時では、そのみせ方も運用方針も全く違うのだと思います。

“社会”とは何か?

では、3人以上集まったときに、そこでみせる“社会”というのは、具体的にどうゆうことなのでしょうか?

この場合、「社会の統一感」もしくは「社会のカオス感」でみせていくしかないと、僕は思っています。

言い方を変えれば、トップダウン型か、ボトムアップ型で作ったものをみせていくしかないということ。

そして、現代の日本においては、トップダウン型よりもボトムアップ型でみせていった方が圧倒的に面白いものが出来上がると思っています。

なぜトップダウン型が劣るのか?

では、なぜ今の日本において、トップダウン型は、ボトムアップ型に劣るのでしょうか。

確かに、経済が右肩上がりで、「明日は今日よりも良くなる!」と皆が盲目的に信じている時は、きっとトップダウン型で見せていく方が良いのでしょう。

そんな世の中では、とにかく大きく豊かになることのほうが優先で、「自らの生きる意味」なんて問わないですし、自分で考えていない人が大多数を占めているからです。

今よりも更に良くしてくれそうなカリスマに任せて、「社会の統一感」に乗ってしまったほうが、圧倒的に上手く・早く進む。

しかし、今の日本は違います。みなさんもよくお分かりのように、今の日本はその真逆を行きつつある。

そんな中m一人のカリスマが指揮をとったところで、皆にすぐ疑問を持たれてしまいます。「本当にこれでいいのだろうか?」と。

「ブラック企業」や「社畜」という言葉が蔓延するようになり、「UNIQLO」や「和民」のやり方に皆が敏感になり始めたのは、まさにそうゆうところからなんだと思います。

良くも悪くも、皆が「いかに生きるか」を自らに問い始めてしまった。少しずつではありますが、一人一人が「自分の中で考える」ようになってきてしまったのが、今の日本なんだと思います。

“社会のカオス感”をみせたほうが面白い!

こんな時代であれば、ボトムアップ型の方が絶対にうまくいくはずです。

ここで誤解しないで欲しいのは、僕は決して「仲良しごっこをしろ!」と言っているわけじゃありません。

「本当に同じ方向を向いている者同士が集まって、その方向性だけを共有しながら、みんなで好き勝手なことをやって、ソレを見せていけばいい!」というのが僕の主張です。

そこで生まれるカオス感のようなモノを大切にしながら、皆で楽しんでいったほうがいいんじゃないかと。

そんな中であっても、日本人同士であれば、そこにはちゃんとボトムアップ型の発想が生まれてくるので、自然と互いの不足部分を補うようになるはずです。

これが、僕のいう「“社会のカオス感”を表現する」ということであり、今の日本での最適解ではないかと。

最後に

ブログ運営の話から始まり、最後は社会の話まで飛躍してしまいましたが、うまく伝わっているでしょうか。

正直、このへんの話は僕自身も、まだうまく咀嚼しきれていないところです。

「個人が台頭する時代」が一段落した今、いろいろな分野でそんな個人同士を繋げた取り組みが始まろうとしています。

そんな時に、その個人同士がどのような役割をその“社会”の中で担っていくのか。

以前書いた「日本家屋のような「ボトムアップ構造」のウェブメディアにしていきたい。」や、「個人メディアを持つ者同士が結束し「祭り感」を創り出せば、「潮流」は生まれてくる。」という記事も、同様の発想から書かれた記事ですので、ぜひ合わせて読んでみてください。

ボトムアップ型が得意な日本人同士が集まった時に生まれる「社会のカオス感」。そこにある日本独特の文化形成の在り方。

今の時代の変わり目の中で、これらが非常に重要な要素になるのは間違いないなと思っている、今日このごろです。

また色々と明確になってきたら、このブログで続編を書いてみたいと思います。

それでは今日はこのへんで!

ではではー!

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