先週の土曜日は、「灯台もと暮らし」の地域特集イベントでした。
小林市×下川町×十和田市×灯台もと暮らし これからの暮らしと地域を考えよう。人と食がつなぐローカルライフ | Peatix
僕がモデレーターを務めたのは「その地域ではどんな暮らしができる?移住の本音」というトークセッション。
各自治体の職員の方々にお集まりいただき、色々な地域の本音を伺いました。特に「仕事の本音」についてはとても考えさせられたので、備忘録的に少し書き残しておきたいと思います。
#灯台もと暮らし の「これからの暮らしと地域」のイベントに参加。
北海道・下川町、青森県・十和田市、宮崎県・小林市の市役所や観光協会の皆さんの熱量とプレゼン能力が高すぎる…!
自分の地域への愛や、役割に強い使命感をもっていて、圧倒されます。
市役所や観光協会への印象が覆りました…! pic.twitter.com/UKahSqKgFR
— 井手 桂司 (Keishi Ide) (@kei4ide) 2018年2月24日
地域の「仕事の本音」とは?
当日お越しいただいたニシザワユウトさんのツイートにわかりやすくまとめられていたので、すこし引用してみます。
仕事の本音
・小林市
仕事はあるが、選択肢は少ない、介護福祉など
会う仕事を見つけるのは簡単じゃない
自分のやりたいことをハッキリさせて地域に何度も足を運ぶことが大切#灯台もと暮らし— ニシザワ ユウト (@u_to3530) 2018年2月24日
・十和田市
ないことはない働きながらスキを探求できる場所
ネイチャーガイド、流鏑馬、アート関係など#灯台もと暮らし— ニシザワ ユウト (@u_to3530) 2018年2月24日
・下川町
仕事はある
人財バンクで募集もしている
けど、やりたい仕事かと言われると、、、
平均年収は360万くらい、よくて500万?「広報」に対してお金を払う土壌がない
「ファシリテーション」が仕事として成り立たない求められているのは手に職
だけどそれは誰にでもできる#灯台もと暮らし— ニシザワ ユウト (@u_to3530) 2018年2月24日
どの地域も抱えている問題は同じでした。
介護職や土木関係の仕事は、ある。
でも、自分が満足できる仕事を見つけられるかどうかはまた別のお話。
「加工→流通」の部分をうまく課題解決できる人が求められている。
では、首都圏で得られたスキルは、地域に行ってどのように活かせばよいのか?そのひとつの答えが、以下のツイートにまとめられているようなもの。
【仕事をして終わりではない】
・仕事を誰に届けるか(流通)を考えるので、地方で仕事をするのはいい
・町をブランディング、マネジメントできるのが地方の魅力— ばんばん@ニート予備軍 (@banbannakai) 2018年2月24日
つまり、届けられる人が今求められているんだろうなあと。
地域には既に素材はたくさんある。それをいかに多くの人に届けられるように設計できるか?
「加工→流通」の部分をうまく課題解決できる人がいま求められているんだと思います。
それは先週ブログにも書いたように、付加価値を与えて、その付加価値をしっかりとユーザー(顧客)に説明して届けられる人ということなのでしょう。
参照:10万円の炊飯器は何にお金を払っているのか? | 隠居系男子
「デザイン」での課題解決も飽和状態…。
ここ最近までは、その役割を担っていたのが「デザイン」でした。
地方の特産品のパッケージを都会の人でも目を引くオシャレなデザインに変更して、オシャレなセレクトショップに置いてもらう。(もしくは類似のECサイト内で販売してもらう。)
ただ、それも既に飽和状態…。それはみなさんもよく理解するところだと思います。
最後に
ではこれからは、どんな方法が求められてくるのか?
僕は、「視点、仕組み、コミュニティ」の3つが重要になってくるのかなと。
以前、企業特集イベント内でもお話させてもらったことです。
時代は“共感3.0”!?「共感と購買をどうつなぐ?」【企業特集イベントレポ】 https://t.co/AdKP5O15k6 pic.twitter.com/B1fOOQaPaY
— 灯台もと暮らし (@motokura_PR) 2018年2月21日
いつもこのブログを読んでくださっている方々には、なんとなく想像がついている話しかもしれません。
地域でも企業でも求められていることは同じなんだなあと改めて理解することができました。
近々、このブログにまとめてみたいと思います。