リアルイベントを重視したいウェブメディアやお店は、Peatixアカウントを育てた方がいいと思っていた話。

どうも鳥井(@hirofumi21)です。

このブログを読んでくださっている方であれば、Peatixというウェブサービスはご存知ですよね。

僕らもイベントを開催する際は、いつも必ずこのサービスを使ってイベントページを作成し告知・決済をしています。

Peatixの「メンバー機能」とは?

そのPeatixが今年の10月頃に「メンバー機能」というのもを実装しました。

このメンバー機能、簡単に言えば、以前そのアカウントが作成したイベントに参加したことがある人には、もれなく全員に、その主催者の新規イベントが公開された時点で通知が飛ぶようになる機能です。

peatix

このページの右下に表示されている部分。「257メンバー」というのは、具体的に言うと、以前株式会社Waseiが主催したイベントに参加したことがある方、及び自発的にメンバーになってくれた方々が257人いるということです。

ちなみに、このメンバー機能は、更に細分化できるグループ機能というのもあるのですが、こちら関してはPeatixのヘルプページをご参照ください。

Peatix Help | グループとは?

イベント集客をする上で、これ以上ない告知になる!

…つまりですよ、Peatixアカウントのメンバーが増えれば増えるほど、新しいイベントを公開したタイミングで、すぐに過去の参加者に通知が飛んでいくわけです。

スマホでPeatixアプリの通知オンにしていれば、プッシュ通知されるはずですし、メールでも必ず飛んできます。

これがいかに凄いことか…!

イベント開催の1番大変なところは、当日よりも集客の部分であるということは、イベントを1度でも開催したことがある人にはよくわかっていただけると思います。

このメンバー機能を耕して育てていけばいくほど、イベントを公開した瞬間に多くの方に通知が飛ぶようになるわけです。

過去の参加者の方々ほど、新規イベントに興味を持ってくれる人たちはいませんからね!

その人達に対して、これほどまでに強い力でリーチできるというのは、かなり大きいなと思うわけです。興味があれば、そのままアプリ内で簡単に参加申し込みが可能となるわけですから。

毎月100人超え!「映画ファンの集い」というお化けイベントの例。

「映画ファンの集い」という、知る人ぞ知るお化け連続イベントがあります。

毎月100名を超える来場者を集めている凄まじいリアルイベントなのですが、そんな「映画ファンの集い」の12月に開催される「映画ファンの集い 大忘年会」は、なんと111名の席をたった7日間で集めたそうです。

主催者の柳下さんにこのお話を伺ったところ、かなりの割合がPeatixのアプリ経由からの流入ということだったので、この機能が相当効いているのだろうなと。

毎回イベント内容が充実しているため、2度目3度目というリピーターのお客さんも多いらしく、その方々がこのPeatixの通知によってイベントを知り、すぐに申し込んでくれたということなのでしょう。

最近では、Facebookのイベント招待機能が実質形骸化してしまっていることを考えると、Peatixのアカウントを耕すことのほうが、圧倒的に効率が良いだろうなぁと思うわけです。

ちなみに、独自でイベント決済システムを作ってもなんらおかしくない下北沢の「本屋 B&B」さんも、毎回Peatixを使って決済を行っていますよね。それはきっとこの機能の多大なる恩恵を受けているからだと思います。(今日現在7,278メンバー)

色々なイベントを毎日開催していて、来場者が全く異なるように見えつつも、B&Bさんが編集・企画しているという時点で、興味関心を持ってくれる層というのは、かなり固定化されているはずですからね。

最後に

…っていうブログを書こうと思っていたんですよ、1週間ぐらい前から。でも題名は過去形になっています。

なぜなら、昨日でだいぶ事情が変わってしまったからです。

なんと、Peatixの決済手数料が値上げが突如発表されたのです。しかも、結構な値上げ…。

参照:価格と特徴について | 誰でもイベント作成・販売ツール Peatix

せっかくアカウントを育てていっても、こうやってサクッと決済手数料が変更されてしまうと、他のイベント支援サービスの方が良いかなって思ってしまう…。

もしここでまたFacebookが、イベント招待機能だけではなく、決済機能とかもつけてきたら、話は変わってくるんだろうなぁとも思います。

なんとなくですが、Facebookがそろそろ実装するような気もしています。クラウドファンディング機能を本当に実装するんだったら、そっちよりもよっぽど簡単そうですからね。

参照:Facebook、クラウド資金集めのFundraiserをスタート―Kickstarterのライバルに成長するか? | TechCrunch Japan

あとは、番狂わせ的にオンラインサロンプラットフォームの「Synapse」さんが、ここの牙城を切り崩しに来てくれたら最高に面白いのになぁ!なんて個人的に期待していたりもします。

なにはともあれ、イベント主催者にとっては、どこのサービスの何のアカウントを育てていくべきなのかというのは、とても悩ましいところです。。

結局は、TwitterやInstagram、ブログなど個人の情報発信力を高めていくことが一番良いといういことになるのでしょうね。結論が今までと同じで申し訳ないです。

それでは今日はこの辺で。

ではではー!

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