僕とスズキさん。

たぶん、タクスズキさんと初めてお会いしたのは、2014年のちょうど今ごろだと思う。

彼のブログも僕のブログもまだまだ規模が小さくて、ほとんど誰も知らないタイミングだった。

でも、同時期にブログを開設していて、同じ学年だったということもあり、当時からネット上では認識し合っていて、会ったときもすぐに意気投合した。

何時間も一緒にお酒を飲み続けながら、お互いの持てる知識を余すところなく提供し合って、本当に楽しい夜だったことを今でも鮮明に覚えている。

結果的に、今もずっと敬語のままだし、頻繁に一緒に飲みに行くという仲ではないけれど、その後もずっと意識し合っていて、僕はスズキさんのことを良きライバルだと思っている。

タクスズキさんの初めての書籍。

そんなスズキさんが、最近はじめて紙の本を出版した。

僕もKindle版で購入し、昨夜読み終えた。

この本は、技術書や金儲けのジャンルに分類されそうだけど、僕が読み終えて思うのは、この本はプロブロガー・タクスズキのこれまでの人生の歩みであり、彼の生き方を描いた本だということ。

そして、スズキさんはこの本の中で何度も「当時の僕は痛かった」と振り返っている。

そうそう、当時の僕らは痛かった。そして、今もお互いに痛いところはたくさんある。

とあるブロガーさんには、「スズキさんと鳥井さんだけには、ずっと会うのが怖かったです…」と言われたこともあったりして。

そんな痛い僕らでも、たくさんの失敗を繰り返しながら、少しずつ少しずつ前に進んできた。

自分がちょっと痛いことを書いても、「スズキさんはもっと痛いこと書いているから、まあいっか！」と思い、公開ボタンをおした日は一度や二度じゃなかった。

きっと、スズキさんも全く同じことをしてくれていたはずだと信じている。

これからも互いに影響を与え合いながら、一緒に切磋琢磨していけるライバル関係でありたい。

自己の欲求に正直で、愚直にまじめに、毎日ブログを更新し続けてきた一番尊敬できるプロブロガーの本です。

多くの人が手に取ってくれることを願っています。

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