高城剛著『21世紀の英会話』はフィリピン英語留学を真剣に考える人の必読本!

21世紀の英会話

フィリピンの英語学校の周りには海はないからね!どうも鳥井(@hirofumi21)です。

8月29日に、高城剛さんの新刊『21世紀の英会話』が発売になりました。今日はこちらの本をご紹介したいと思います。

僕のフィリピン英語留学経験

この本は『21世紀の英会話』という題名ですが、内容は「フィリピン英語留学」についてがメインです。詳しくはこちらで。

21世紀の英語 TSUYOSHI TAKASHIRO -BLOG-|honeyee.com Web Magazine

このブログを読んでくれている方はご存知だと思いますが、僕も今年の1月〜3月までの3ヶ月間、フィリピンのセブ島に英語留学に行って来ました。

その時の様子は、留学記というカテゴリーでまとめてあります。

フィリピン英語留学体験記 | 隠居系男子

自分にとって、この留学は大変貴重な経験となり、世間では賛否両論ありますが、これからの時代、“最低限の英語”は誰もが身に付ける必要になってくると思うので、ぜひ多くの方にフィリピンへ行ってみて欲しいと思っています。

本書を読むべき層は?

今回の本は、僕からすると、正直期待ハズレではありました。ほとんど既にどこかで読んだことがある内容ばかりだったので…。

しかし、実際に三ヶ月間も留学に行っており、行く前からかなりの労力をかけてリサーチしてきたので、当たり前っちゃ当たり前で、逆にこの内容を知らなかったら、まずいという…。笑

なので、本書を読むべき層としては、やはりこれからフィリピン英語留学に行こう!と思っている方だと思います!

僕は、フィリピン留学にいく前に、様々な体験談やブログ、玉石混交の比較サイト、留学エージェントのサイトをひたすら読みまくりました。

もちろん、それはそれでいい経験だったのですが、やはりノイズ(無駄な情報や虚偽の内容)が多すぎです。

その点、この本はものすごくキレイにまとまっていて、実際に留学を経験した僕でも、これは信用に値すると思えたので、大変良書だと思います。

これからフィリピン英語留学に行く人は、こちらの太田さんの書籍を含め、この2冊は必読と言えるでしょう。

(今気が付きましたが、この本Kindle版だと672円なんですね!安っ!)

具体的な内容について

『21世紀の英会話』は大きく分けて4つの章から成り立っています。

  1. 日本の英語教育と日本人の英語力の残酷な真実
  2. 英語教育のパイオニア・韓国を追い越せ
  3. 英語の基礎を作る「オンライン英会話」のススメ
  4. 英語力を最短で伸ばす「フィリピン留学」のススメ

前半2つの章は、日本と韓国の英語学習の現状について詳しく語られていて、後半2つの章が実際にフィリピン英語留学に関する部分になっています。

時間がない人や、とにかくフィリピン英語留学のメリット・デメリットだけを知りたい!っていう人には、後半2つの章から読んでみてもいいかもしれません。

今回の書評では、この中から僕が気になった部分を抜き出して、すこし解説を加えて書いてみようと思います。

フィリピン人講師について

高城さんはフィリピン人講師も選び方さえ間違わなければ、訛りや教え方についてあまり気にしなくてもいいと書いています。

じゃあ、どうやって質の高い講師を選べばいいの?ってところですが、それは以下の点を重視すればいいとのこと。

  • 大学で英語教育を先行している、していた経験がある。
  • 英語教師としての何らかの資格を持っている。
  • 英語を教えた経歴の長さが比較的長い。

この点に関しては僕も賛成です。
実際に僕が留学していた際も、大学で英語教育を先行していた先生、学校で一番経歴の長い先生を選び受講していましたが、やはり教え方のレベルが全く違います。

フィリピン人の講師は、本当にピンキリで「同じ料金を払っているのにこんなに差があってもいいの!?」って驚いてしまうぐらい。

でも。質が高く、尚且つ自分と相性の合う先生に巡り会えたときは、本当に授業が一変します!

それに関してはこの記事にまとめてありますので、詳しく知りたい方はこちらから。

フィリピン英語留学体験記6〜フィリピン講師陣の内情〜 | 隠居系男子

フィリピン英語留学体験記7〜フィリピン講師陣の内情その2〜 | 隠居系男子

なにはともあれ、先生選びはめちゃくちゃ重要です!遠慮なんて禁物です。韓国人は自己主張が強いので、合わない先生はすぐに変更し、良い先生を目の色変えて探しています。

その結果、韓国人がごっそり良い先生をキープしていたりするんですが、そこは負けちゃいけません。お人好しの日本人を演じるために留学に行っているわけではありません、英語を学ぶために留学に行ってるんです。

全力で自分に一番あった先生を探しましょう。先生選びで留学の8割は決まるといっても過言ではありません!

じゃあ残りの2割は?っていうと、こちらの記事に詳しく書いてあるのでどーぞ。

フィリピン英語留学体験記3〜教科書について〜黙ってiPad mini持って来い!【基礎編】 | 隠居系男子

フィリピン英語留学体験記4〜教科書について〜黙ってiPad mini持って来い!【応用編】 | 隠居系男子

フィリピン留学はオンライン英会話の10倍濃縮させた内容

高城さんは、オンライン英会話も非常に有益で、いつでもどこでもネット環境さえあれば受講できるので、これからとても重要な英語学習方法になると言っていますが、実際に現地へ行って留学した場合は、更にそれを10倍濃縮させた内容だとも書いています。

その理由に以下をのように挙げています。

  • 留学のコストが安い。
  • 英語漬けになれる。(学習時間の確保)
  • 学んだ英語を生活の中ですぐに使うことが出来る。

これは、僕も同感です。

時間に融通が効くならば、迷わず現地へ行ったほうがいいことは間違いありません。

確かにオンライン英会話も、非常に有益だとは思いますが、現地に乗り込んだ場合の緊張感というか切羽詰まった感は全然違います。

もちろん、現地に行っても日本人同士でつるんで、毎晩飲み歩いて遊んで帰ってくるという人もいますが、そうゆうのは論外です。

「英語を絶対に上達させてやる!」という覚悟が既についているのであれば、日本でチビチビやるより、現地に乗り込んでガッツリのめり込んだほうが間違いなく良いです。

ちなみに、学校選びの申し込み時期の注意点に関してはこちらの記事で触れていますので、フィリピンに本当に行ってみようかな!っていう人はぜひ読んでみてください!

フィリピン英語留学体験記1〜学校選びについて〜 | 隠居系男子

7人に1人が海外を目指す韓国人

ここで、フィリピン英語留学に直接は関係ないですが、韓国人に関する情報も少し触れておきたいと思います。

海外で過ごす韓国人の勢いというのは、ネットやニュースではよく報道されているので、見聞きしたことはあると思いますが、日本国内にいるとなかなかその実感が沸かないですよね。

しかし、本書で紹介されている数字によると、韓国の総人口5000万人に対して、約720万人が海外で暮らしているそうです。

対して日本は、1億3千万人に対して、約118万人しかおらず、100人に1人しか海外に出ていないという現状です。

確かに、韓国人は本当にどこでもいるんですよね。フィリピンはもちろん、中国でもものすごい量の韓国人留学生がいました。一番面白かったのは、中国の清華大学の日本語学科に韓国人だけのクラスがあるということ。一気に中国語と日本語を学んでしまおうということなんでしょうけど、もう意味分かんないですよね。笑

最後に

以上、僕が本書で特に気になった部分でした。

最後のエピローグ部分で、高城さんの英語学習方法が載っているんですが、個人的にはこの部分をもう少し厚く書いて欲しかったです!

でも、総じてキレイにまとめられていますので、最初にも書いたように、これからフィリピン英語留学に行こうと考えている人には、非常に有益な本だと思います!

値段も、1260円で比較的買いやすい値段ですし。(電子版がないのが残念…。)

興味がある人は是非実際に手に取ってみてください!

それでは今日はこのへんで!

ではではー。

鳥井弘文

フィリピン英語留学体験記はこちら!

フィリピン英語留学体験記1〜学校選びについて〜 | 隠居系男子

フィリピン英語留学体験記2〜発音について〜 | 隠居系男子

フィリピン英語留学体験記3〜教科書について〜黙ってiPad mini持って来い!【基礎編】 | 隠居系男子

フィリピン英語留学体験記4〜教科書について〜黙ってiPad mini持って来い!【応用編】 | 隠居系男子

フィリピン英語留学体験記5〜セブは生活習慣改善道場!新ライフスタイルの可能性〜 | 隠居系男子

フィリピン英語留学体験記6〜フィリピン講師陣の内情〜 | 隠居系男子

フィリピン英語留学体験記7〜フィリピン講師陣の内情その2〜 | 隠居系男子

フィリピン英語留学体験記8〜旧友と一緒にフィリピン英語留学するススメ〜 | 隠居系男子

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