「ゆるい移住」を促進してくれる環境や仕組みが大切。

昨日は、福井県で行われた「福井県美浜町を中心とした空き家見学ツアー」というイベントに登壇させていただきました。

参照:3月26日(日)開催「福井県美浜町を中心とした空き家見学ツアー」にパネリストとして参加します。 | 隠居系男子

後半のパネルディスカッションでは、「まちづくり」に関する様々なテーマが議論されて、やっぱり最後の話題は「移住」についてでした。

最近、「移住者をどうやって増やせばいいのか?」という話題になった時に必ず結論として導かれるのが、今日の題名にもあるような「ゆるい移住」の話です。

最初から「移住するのか、しないのか?」と詰め寄ってもダメ。

どうしても、行政の方々は一刻も早く人口減少を食い止めたいので、移住者の「数」ばかりを増やそうと、躍起になってしまいがち…。

「移住するのか、しないのか?」そして移住する場合も「永住するのか、しないのか?」と迫ってきます。

でも、そうやって迫られれば迫られるほど、移住したい側の気持ちが萎えていってしまうのは、当然のことですよね。

いつもこのブログで書いている「北風と太陽」の話にも近いです。

参照:伝えたいメッセージを、オブラートに包む。 | 隠居系男子

あと、この問題って恋愛にも似ているなあと思いました。

「結婚を前提に、お付き合いしてください!」という言葉でさえ、今の若い人たち人にとっては重たい。それにも関わらず、出会ってすぐに「私と結婚してください!」と詰め寄っているようなものですから。

観光も移住も、まずは地域の「ファン」を増やすことが大切。

僕がいつも行政の方々にに変わって欲しいなと思うところは、観光課の方々の「交流人口数増加」という目標と、移住促進課の方々の「移住者数増加」という目標を、それぞれ別の目標数値として設定してしまうところです。

それぞれが独立した課として運営されていることは理解できるのですが、そこは縦割り行政にならず、シームレスにつながって欲しいなと思います。

共に手を取り合って、その地域の「ファン」を増やすことに躍起になって欲しい。

だからこそまずは、移住希望者の気持ちになってみることが大事なのだと思います。

自分たちの地域に関わって欲しいのであれば、やっぱり「他者の関心事に関心を寄せる」ことが大切なのではないでしょうか。

参照:相手の関心事に関心を寄せる重要性。 | 隠居系男子

もちろん、僕らもそんな課題意識を最近強く感じているので、行政の方々に任せるだけではなく、自分たちでもその課題解決策に乗り出してみたいと思っています。

具体的には、某旅系メディアさんと一緒に新しい仕掛けを試してみようと思っていて、いま水面下で動いていたりもします。

イベントレポ記事も公開予定。

さて、昨日のパネルディスカッションの様子は、後日「TABI LABO」さんでも公開される予定のようです。

記事が公開されたら、またTwitterなどでも共有させてもらいますね。

灯台もと暮らし」でもツアー全体に関する記事が出る予定なので、お楽しみに!

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